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広島 1−0 福岡
J1/第23節
(24/07/14:ピースウイング)
DAZN
広島スタメン
_______ソティリウ______
____満田______大橋____
東_____中島__塩谷____新井
___佐々木__荒木__中野____
________大迫________
福岡スタメン
________佐藤________
____重見______紺野____
岩崎____松岡__前_____小田
____森山__宮___亀川____
________村上________
普段とは仕様が異なる福岡を前になかなか躍動感が出なかった広島だったが、
脈絡の無い一撃で先制してみせると、以降はきっちりと試合をクローズ。
福岡は手応え十分な内容ながら無念の敗戦となった。
広島。
川村が欧州へ旅立ち、期待の18歳・中島が初スタメン。
試合開始から少しの間は勢いよく押し込むも、
時間の経過とともに主導権を失っていく。
武器であるハイプレスはそもそも仕掛けられず(仕掛けず?)、
保持からサイド深くやポケットを突いていく攻撃も数が限られた。
中盤で引っ掛けた時のカウンターこそ迫力があったものの、
チーム全体がどこか重たい雰囲気であった。
後半アタマから投入された松本泰の運動量や積極性が光明ではあったが、
この試合でソティリウ、満田が負傷により交代してしまったことも含めて
人のやり繰りが難しい状況のようで、
次の試合は切り替えていつものうように…とは、ちょっと行かなさそうな予感。
満田→大橋の脈絡の無い先制弾は個の能力の高さを示したものだが、
今日のチームとしての出来だと、
ここから上位戦線に留まり、上がっていくのは難しいのでは。
後ろの堅さは間違いないので大崩れはしないだろうけど…。
福岡。
ターゲットマンを置かず、普段よりも前線に流動性を持たせて臨んだ一戦は、
思惑通りの内容で推移出来ていた。
広島の前線が普段のようなハイプレスを見せられなかった(見せなかった?)ことも手伝い、
後方の落ち着いた保持から
重見と紺野が相手守備網のギャップで上手くボールを引き出し、
前から少し降りてくる佐藤、
後ろからサポートをする松岡、前と上手く絡みながら
ボックス幅でいい崩しを披露。
広島のGKが大迫でなければ、佐藤は2ゴールしていてもおかしくなかった。
ボール保持率でリーグ最下位という福岡だけど、
それは現実的な戦いを選択するケースが殆どであるだけで、
5年目を迎える長谷部監督がきちんと保持ベースの戦い方も仕込めていること、
現実的な戦い方を基本線としながらも別の戦い方にも対応出来る選手を
フロントが少しずつ集めることが出来ていることを、
はっきりと示した試合だった。
残念ながら敗戦に終わってしまったけれど、
そういう意味で、サポーターには大きな希望を見せたと言えるでしょう。
紺野。
福岡に来てから紛れもない主軸としてプレーしてるけど、この試合は特に凄かった。
F東京を出る時に「主軸としてプレーしたい」みたいなことを言っていて
(言ってたよね?)
「そういうことを言える程のものを、例えその片鱗でもF東京で見せていたか?」と思ったものだけど、
この試合を見せられたら「すいませんでした」と謝るしかない。
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