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讃岐 0−1 鳥取
J3/第31節
(24/10/06:レクザム)
DAZN
讃岐スタメン
________丹羽________
____森川______前川____
吉田源___岩本__吉田陣___内田
____奥田__宗近__西野____
________今村________
鳥取スタメン
________松木________
____富樫______三木____
小澤____曽我__高柳____伊川
____温井__二階堂_金浦____
________高麗________
前半にボールと主導権を握り讃岐を動かしに動かした鳥取。
首尾よく先制に成功すると、
後半はしっかりと讃岐の攻撃を受け切って危なげなく勝利。
讃岐は記念すべき高松での開催を勝利で飾ることが出来なかった。
讃岐。
荒天による延期分の試合を週中に挟んだ影響か、
全体的に動きが幾らか重たそうに見えたし、
鳥取のボールの動かし方に対して
(言い方は悪いが)バカ正直に動かされてしまった印象。
おそらくは対策を落とし込む時間が取れなかったのだろう。
どうにか前半を無失点にしのげれば
HTで何か手を打てたのかも知れないが…。
とは言え、
鳥取の見事なサッカーの前に
41分に失点するまで「ピンチの連続」というわけでもなく
振り回されつつも粘っていた選手たちを責める気にはなれない。
後半は、立ち上がりこそ前に出てきたものの
基本的には無理をせずに受け切る選択をしていた鳥取に対して、
人と配置をやり繰りしながらどうにかこじ開けようと試みてはいたが、
有効な攻撃を最後まで見出だせずにタイムアップの笛を聞いた。
以下、机上のナントカ、神視点の話。
前から守るのであれば、
こちらも変則的な4バックにして(左WB=吉田源=のみ下がり目)
4−2−4状態で思い切って前に4枚当てる(内田を上げて温井に蹴らせない)みたいな
アイデアが欲しかったし、
そうしたこの試合限りの策を施せないのであれば
5−4−1で引きこもる方が、
精神面はともかく体力面での疲弊は少なかったかな…。
後半の攻撃では、深さを取る攻撃とクロスの使い分けが欲しかった。
ボックス手前のところからアーリークロスでファーポストを狙う形は
読まれきっていたし、
出し手と受け手を常に同一視野に入れられる状態であれば、DFとしては守りやすい。
相手そのものを動かすこともそうだけど、相手の視線を動かすことも同様に大事だと思う。
鳥取。
伊川を下がり目にした変則的な4バックによる最後尾での安定したボール保持に加え、
変則4バック化によって抜群の左足を持つ温井をより左サイドにポジショニングさせ、
相手の彼への圧力を軽減させる構造はとても良い。
温井から右へ前への大きな展開アリ、
松木、富樫の積極的な讃岐ハイラインのウラ取りアリ、
曽我、小澤、富樫、頻繁に左に流れてくる松木らによる左サイドでの人数をかけた保持と崩しアリ、
左に寄せておいてからの右への大きな展開においては
キープ力のある三木と絶妙なサポートを見せる伊川とで
ロストせずに盤面を整える力がアリ…と、
前半に見せた、ハイプレス&ハイラインの讃岐を動かす仕組みと選手の能力には唸らされた。
「これ続けてればそのうち先制するっしょ」という試合展開から
41分にきっちり先制したあとは、
後半の立ち上がりだけ前に出て反撃を期す讃岐を牽制することも忘れずに、
あとは打てる時にはカウンターを打ちながらしっかりと受け切ってクリーンシート。
完勝と言える内容だったのでは。
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