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東京V 0−2 湘南
J1/第33節
(24/10/06:味の素)
DAZN



東京Vスタメン

________木村________
____山見______山田楓___
翁長____森田__齋藤____宮原
____谷口__千田__綱島____
_______マテウス_______



湘南スタメン

______福田__鈴木章_____
____平岡______小野瀬___
松村______田中_____鈴木雄
___鈴木淳__ミンテ_大岩____
________上福元_______



試合開始直後からの湘南の波に呑まれてしまった東京V。
必死の抗いと熱量を見せたが、後半開始すぐの2失点目が大きかった。
湘南は「らしさ」の中にも落ち着きを見せての快勝。



東京V。
前半は湘南のハイプレスの前にまったく効果的な前進が出来なかった。
相手の圧力は称えるべきではあるが、
最後尾〜中盤でボールを繋ぐための工夫が無かったことや
ロングボールを蹴ることになるとしてもただ蹴るだけになっていたことは
大きな反省点と言える。

後半、開始直後から前に出て前半の不甲斐なさを払拭するんだという姿勢を見せたのは良かったし、
その姿勢ゆえに期待を抱けたのだけど…。
51分の2失点目は、ゴールが生まれた状況は想定の範囲内も
(前掛かって行く以上は生まれ得る状況)
ディフレクションしたボールがGKマテウスの頭上を抜いたのは不運だったね…。
これは誰も責められない…。

0−2となった51分から2枚目3枚目の交代策を打つ63分までの間に
(HTに山田楓アウトの見木インという1枚目の交代を行っている)
残り時間とスコア状況を加味してのあらゆる交代策をシミュレーションしていたのだろう。
人を代え並びを変えする中で湘南ゴールを目指すさまはアツかった。 (左HVに翁長というのには驚かされた)
(湘南が一定以上受けに回っていたとはいえ、
 やはり森田、齋藤、見木が同時に中盤に並び立ってボールを握ると、
 何かを起こせそうな雰囲気が生まれる気がする)

試合展開と内容を見れば完敗と言えるものなハズなんだけど、
例えばこの日初めて東京Vの試合を観に行った、
さほどサッカーに興味があるわけでもない人がいたとして、
だけどその人に「機会があればまた来てみたい」と思わせるような熱量は
迸らせていたように思う。






湘南。
攻守において「前へ」という湘南らしさをしっかり発揮。
まずは守備の部分で東京Vを呑み込んで
(前4枚で相手の3バック+2DHを、WBで対面する相手WBをきっちり封じる)
相手陣地でのプレー時間を長くしながら、
深さを取っていくという部分で右HVの大岩の勘所と思い切りの良さ、
組み立ての部分で捌く判断と持ち上がる能力を見せた左HVの鈴木淳が特に目を引いた。

山口監督がずっと取り組んでいたことだけど、
「とにかくサイドに持っていってクロス」というチームから、
ポケットも取るし、
IHを置いてるフォーメーションを活かしてパスワークでHSの突破もするし、
もちろんクロスだって忘れてないよ?
といった多彩な攻撃が出来るチームになったと言い切ってもいいんじゃないかな。

2−0で時計を進めていく中で、
根本を入れて3−4−2−1へと変更し
中盤を厚くしつつ後ろの選手の「困ったら根本に蹴ればいい」という提示をした采配もGood.

快勝といえる内容だったと思う。




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