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高知 1-1 YS横浜
J3・JFL入れ替え戦/1st Leg
(24/12/01:Pikara)
DAZN



高知スタメン

________内田________
___佐々木______東家____
上月____高野__宇田____吉田
____中田__田辺__小林大___
________大杉________



YS横浜スタメン

______脇坂__萱沼______
____奥村______菊谷____
冨士田_____小島______橋本
____中里__大嶋__花房____
________後東________



日程の都合で高知がホームである春野を使用出来ず、
隣県で讃岐のホームであるPikaraスタジアムにて行われた1st Legは、
のびのびとプレーしていた高知と硬さが残ったYS横浜という印象となった。



高知。
どんな選手がいてどういうサッカーをするのか前知識ゼロで観戦。

長いボールを蹴ることに躊躇がなく、
守備も深い位置に構えることを基本としており、
ロングカウンターを志向しているように見えた。

ポイントは3点。

1つ目は右シャドーの東家。
186cmの彼を目掛けてのロングボールは陣地回復の手段であり
リスクを回避しながら押し込むための手段でもあった。
彼は今治でのプレーを観たことがあったんだけど、
当時の今治のスタイルもあってそこでは見せていなかったハイボールでの頑張りを、
このチームで自分に課せられたタスクとしてしっかり行っており、
一定以上の効果を得ていた。

2つ目は左の佐々木と上月の関係性。
左WBの上月はスペースがある中で仕掛けることが得意なドリブラーで、
カットインからのミドルシュートという形への意欲も旺盛。
これを活かすために、左シャドーの佐々木が良きタイミングで降りてくる、
そのバランスが絶妙だった。
チームが狙いとして見せていたロングカウンターにおいても、
自分たちが保持して相手陣地に持ち込んだ時でも、
2人の関係性は抜群だった。

3つ目は、高野と宇田のゲームコントロール。
2人ともきちんとボールを持てるタイプのボランチで、
前3枚に「行ってこい!」と配球する場面と
「今は無理」と一度落ち着ける場面とのメリハリが効いていて、
配球も保持も一定以上の質があるので、
パスミスや変なロストから逆速攻を浴びるようなことが無かった。
この試合ではチームとしてロングカウンターを志向しているように見えたけど、
ドイス・ボランチがこの2人であるなら、
ボールを握って押し込むサッカーを志向することも出来るでしょう。
そうれだけの質を持った2人だと思う。






YS横浜。
ボールを握りたいという意志はシーズン中と変わらずのものだったけど、
起用している選手の特長の割にはボールがいいようには回らず、
サイドに預けこそすれ崩しには掛かれず(掛からず)やり直し…みたいな展開だった。

特に後半は、交代選手を送り込みながらもチーム全体が重たいままで、
とにかく負けさえしなければいいというベンチの意識が凄く強かったように思う。

ロングカウンター狙いが見えていた高知に対して、
それを警戒して相手陣内での細かな繋ぎからの崩しを控える心情は理解出来るけど、
ここまで硬さというか怯えのようなものが感じられる内容だと、
2nd Legで解き放たれて躍動する姿が想像しづらい。

例えば残り15分にピーダーセンを投入してるのだから、
アーリークロスで彼の頭を狙い続けるとかやってみても良かったと思うんだよね。
2トップの相方とIHはセカンド全力待機という指示を出しておけば
そうそうロングカウンターだって喰らわないだろうし…。




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