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G大阪 3−1 広島
J1/第38節
(24/12/08:吹田)
DAZN
G大阪スタメン
________坂本________
ウェルトン___山田______山下
______鈴木__ダワン_____
黒川____福岡__中谷____半田
________一森________
広島スタメン
______ソリティウ_______
_アルスラン______加藤____
東____松本泰__川辺____中野
___佐々木__荒木__塩谷____
________大迫________
逆転優勝のために先手先手で行きたい広島が、
試合をコントロールすることを思考するポヤトスのG大阪に
「ハマッてしまった」90分間。
G大阪。
開始から全開でハイプレスを仕掛けてくる広島に対して、
本来のスタンスである最後尾からのショートパス前進に固執せず
パワーとスピードを兼備するウェルトンを上手く使いながら
ロングボールで危険を回避。
望外とも言える早々の先制点を得てからは従来のスタイルも交えながら
試合のコントロールを始める。
この試合で印象的だったのは半田。
いかな鈴木(+ダワン)と言えども
広島の強烈なハイプレスを受けながら試合のテンポをコントロールするのは
難度の高いミッションなわけだけど、
状況に応じた抜群のポジショニングでそのミッションを手助けしたのが彼だった。
最終ラインに残る、
右外やや高めで張って山下と最終ラインのハブになる、
「第3のボランチ」としてダワンが最初にいたポジションに移動してくる…。
素晴らしい知性、働きぶりだったと思う。
広島。
逆転優勝のために「行くしかない」試合で、
相手がポヤトスのサッカーが浸透したG大阪だったのは不運だったように思う。
試合開始からハイプレスでガンガン行くのは普段の広島のスタイルだけど、
相手がG大阪ゆえにハマりが悪かったことが
チーム全体の焦りに繋がったと言える気がする。
また、ビハインドになった中で、
前3枚の組み合わせがスカッドの中でもボールの収まりが悪い方だったのも
試合展開に影響していたのではと思う。
(アルスランは本質的にシャドーの選手ではないでしょう)
そして、ビハインドであることも相まって強度を保つために
先手先手の交代策を講じるのは自然なこととしても、
ベンチから出てくるメンバーがスタメンと比べてどうしても「格落ち」になってしまうのは
しんどいところだった。
中島には明るい未来が待っているだろうし、
パシエンシアが優れた選手なのは間違いないし、
柏が一つの時代を担っていた事実を知ってはいるけど、
それぞれ、
やはり川辺にはまだまだ及ばないし、
ソティリウともどもコンディションが万全とは言い難いし、
昨季今季の東の充実には及びようがない。
この試合においては、色々な意味で先制されてしまったことがすべてだった。
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