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鹿児島 1-1 讃岐
J3/第1節
(25/02/16:白波)
DAZN



鹿児島スタメン

アンジェロッティ__河村______
田中______________福田
______渡邉__山口______
青木___ヘナン__広瀬____川島
________山内________



讃岐スタメン

________大野________
____後藤______森_____
森川____岩本__吉田____内田
____藤井__附木__長谷川___
________飯田________



相馬サッカーを披露してソリッドに戦うも後半に後手を踏んだ鹿児島と、
昨季からのスタイルをバカ正直に持ち込んで前半に苦労した讃岐。
風が大きな影響を及ぼした90分だった。
また、特に前半は主審の笛の基準がよくわからず、ストレスを感じた。
(どちらかのチームに偏りがあったという話ではない)



鹿児島。
今季GM兼任で就任した相馬直樹監督らしい、
コンパクトな4-4-2で相手を片方のサイドに押し込む守備と、
(昔ほど極端な押し込みではなかった)
奪ってからの縦に速い攻撃で、
組織力の高さ、確かな意志の共有を感じさせるサッカーだった。

共にウラを狙い続けスピードもあるアンジェロッティと河村の2トップは、
アンジェロッティに強さ、河村に技巧と落ち着きという異なる武器を備えており、
戻りながらの守備で彼らと対峙することになる相手DFにとっては厄介な存在。
やはりスピードのある右SH福田や、
良い形で奪えた時に迷いなく最前線まで飛び出していく両ボランチも含め、
開幕戦にしてかなり完成形に近いチームになっていると感じた。

また、ヘナンと広瀬の2CBは保持することも捌くことも出来るので、
相手のハイプレスを疑似カウンターのきっかけとすることも可能なのは良い点。
今季の鹿児島相手に安易に前から奪いに行くと、
一気に裏返されることになりそうだ。
(この日の前半の讃岐はそこまで強烈に前から行く意志を見せなかったことが
 逆に幸いだったのではと思う)

この試合は交代のタイミングで勝点2を失ったと言って差し支えなく、
良く守れてたがゆえの難しさが出たということ。

先述したように既に完成形に近いチームになっていると思うので、
あとは機微を逃さなずに勝点を積み上げていくこと、
対策を施され難しい試合が増えてくるであろうシーズン半ばに
何か上積みが出来るかどうかが、
昇格するために必要な要素ではなかろうか。

引き分けが続く時期があるかも知れないけど、
連敗するようなチームではないでしょう。






讃岐。
昨季のサッカーを基本線に、
あとは新加入選手の質、既存選手の成長、
その組み合わせでブラッシュアップしていく…という方向ですね。

(昨季のサッカーは、高いDFラインとロングボールの有効活用が特長)

しかし、米山監督で3年目を迎える開幕戦において、
前半の戦い方には正直言ってガッカリしました。

縦に素早い攻撃を仕掛ける相手に対し、
昨季よりも速さで劣る3バックで風下に立っているにも関わらず、
高いDFラインを維持しようとする姿勢…。
自分たちの良いところを出して相手を上回っていくぞ、
自分たちの質をシーズンを通して高めていくぞという決意なのかも知れないけど、
同じチームを率いて3年目の監督であれば、
前半は撤退してスペースを消す柔軟性があって欲しかったです。
(特に長谷川のところが危なかったので、
 5バックを基本としないまでも内田を下げて対応するくらいはあって良かったのでは)
(附木が「2個目をやらせなかった(2失点目を喫しなかった)のが大きかったと思う」と
 コメントしていたけど、
 いつ2失点目を喫してもおかしくない前半だったからこそ出てきたコメントなのは
 重く感じなければいけないと思う)

また、もう1つ、これは試合を通しての不満点になるのだけど、
今日の3バック+2ボランチのメンツであれば、
4-4-2で構えた相手に対して
もっとスムーズに危なげなく地上から前進出来なければいけないと思う。
長谷川と藤井が目一杯開いてWBを前に押し出し、
時折吉田が附木の隣に降りてきながらサイドからを中心にボールを運んでいた。
これはおそらくWBを前に押し出すための決め打ちのパターンとして仕込んであるのだろうけど、
わざわざそんなことをしなくても
相手2トップ脇をシンプルに藤井or長谷川で持ち上がれば良かったのでは。
(4-4-2で構える相手に対して2トップの脇を使うのはセオリー)
WBが高い位置を取って相手SHを迷わせれば、
藤井or長谷川の持ち上がりはなお容易になったハズで、
この辺りにも柔軟性に難ありとの印象を抱いた。


後半、堅い守備を見せる相手に対して、
ベンチに多数抱えていた攻撃的な選手を次々に投入した采配は悪くなかった。
キャラクターが大きく違うわけでもやり方を変えるわけでもないものの、
フレッシュな選手で一歩の速さや球際の強さを担保したり、
選手の組み合わせが変わることでわずかでもリズムやテンポが変わることには
意味があると思う。
それでいて、連動してポケットを伺うようなプレーや、
走り、動き出しで変化をつけるプレーが出てきてくれればなお良し。


前半の内容と昇格への道筋を考えると、
負けなくて本当に良かったと思う。
次節、ホームで気持ちよく勝利して、
この引き分けを更に意味のあるものとしたい。


大野。
風下でハイボールが戻されることと笛が安定していなかったこととで、
滅茶苦茶難しかったと思う。
62分から出てきた丹羽が相手の好セーブに遭ったヘディングシュートなど
まずまず良さを見せてくれたのは間違いないけど、
あの前半を過ごした大野の評価が(相対的に)下がるようなことがあってはいけない。

上野。
左サイドで力強さを感じさせてくれた。
WBはもしかしたら彼にとって「当たり」のポジションなのかも知れない。
今後、縦突破からのクロスがひとつの形になってくれたら…。

藤井。
SB/WBの選手と聞いていたので、HV起用にまず驚いて、
バリバリ戦える選手であることに更に驚いた。
左足の質は確かなものがあるし、
これはファジアーノ岡山に大感謝しなくてはいけない…。




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