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岡山 １−０ Ｆ東京
Ｊ１／第９節
（25/04/05：JEF）
DAZN



岡山スタメン

＿＿＿＿＿＿＿＿一美＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿江坂＿＿＿＿＿＿木村＿＿＿＿
加藤＿＿＿＿藤井＿＿藤田＿＿＿＿松本
＿＿＿＿工藤＿＿田上＿＿阿部＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿ブローダーセン＿＿＿＿＿



Ｆ東京スタメン

＿＿＿＿＿＿＿＿佐藤＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿俵積田＿＿＿＿＿＿仲川＿＿＿＿
安斎＿＿＿＿橋本＿＿��＿＿＿＿＿白井
＿トレヴィザン＿木村＿＿土肥＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿野澤大＿＿＿＿＿＿＿



立ち上がりと終盤のＦ東京の押し込みを凌ぎ切り、
岡山が「らしい」勝ち方で昨季から続くホーム無敗記録を11に伸ばした。



岡山。
まずは立ち上がり10分のＦ東京の押し込みを凌いだことが素晴らしかった。
あの流れで失点していたら、連続失点も十分に有り得たところを凌ぎ、
しっかりと押し返してなるべく高いラインを維持しようと頑張り続けた姿勢も良し。
５−２−３全体をコンパクトにしてＦ東京の中盤の呼吸を苦しくさせながら
（別格だった仲川のみ例外的にボールを受け、捌き、仕掛けていたが）
積極的にウラを狙う佐藤の動きとそこへの配球にも対応。
風下に立った前半を無失点で折り返し後半に向かえたのは２つ目の大きなポイントだった。

後半は守備開始位置を前半よりも高いところに設定。
サポーターが待つ側のゴールへ向けて、
攻撃で、守備で、勇敢に走り続ける姿は熱量を感じさせた。

HTでの藤井から田部井への交代は田部井のゴラッソを抜きにしても論理的且つ効果的だったし、
一美からルカオ、江坂から神谷と役割そのままで運動量と強度を維持する交代も納得感が強く、
「らしく」戦って、自分たちの型通りに勝点３を掴んだという印象。


この試合では藤田と田上が特に素晴らしかったように思う。
危機察知能力とカバーリング能力が抜群で、
決定的なピンチになる直前には常にどちらかの姿があり、
Ｆ東京の攻撃を阻んでいた。






Ｆ東京。
この試合が始まる前の段階で２勝２分４敗で得点はわずかに６とのことだけど、
岡山が守備に重心を置きながら試合を進めるチームであるにせよ、
その数字で来ていることへの納得感が薄い前半だった。

安斎が下がり目且つ土肥が右に開いて安斎と同じ高さに位置取りする４バック化で
ビルドアップを始め、
白井を高い位置に置くことで仲川を中央寄りのプレーに専念させ、
狭いスペースでも呼吸が出来る彼を最大活用。
俵積田は外に開くことが多く、
実質的には４−２−１−３でのスムーズな仕掛けが出来ていた。

岡山のところでも書いたけど、
立ち上がりの押し込みが一段落してからも佐藤の積極的な飛び出しを交えながら
好機を作っており、
そこに停滞感を覚えることはなかった。

一方で、後半はもうひと工夫があっても良かったかなという印象を抱いたのも間違いない。

風下に立った中でヒアンに蹴っていたロングボールは押し戻され有効ではなく、
右から斜めに差し込むボールでの方が彼は活きていた。
また、ビハインドの状況で仲川に代わって投入されたのが
先日のＪ１最年少デビューで話題になった北原というのは、
流石に荷が重過ぎたと思う。
一回だけ左ペナ角付近からのカットインでいいものを見せたけど、
それ以外にオンでもオフでも有効なプレーが見られたかと言うと…。
北原に関連すると、東をボランチで投入したのもどうだったのかなと感じた。
近年の彼はすっかりボランチのイメージだけども、
プロとして立場を確立したのは「一定の技術も備えた、働き蜂のトップ下」であり、
風でボールが戻されがちの中でもヒアンに向けて蹴る選択をしていたのなら、
その直下に彼を置いた方がよりボールを拾えたのではなかろうか。


３−４−２−１でスタートしてるのは守備を考えてのものだと思うんだけど、
攻撃時には変化して４−２−１−３でやるのは抱えてる選手に合っているので、
これは続けるべきとして、
狭いスペースでも仕事出来るタイプのトップ下が仲川の他にも欲しいなぁ。
用意出来ないようであれば、４−３−３とか。
（ここでＦ東京の公式サイトを眺める）
塚川と小泉はどうしたんだ？

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