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【U-17】日本 2−3 オーストラリア
U-17アジアカップ/GL(3)
(25/04/10:タイフ(サウジアラビア))
DAZN
日本スタメン
________浅田________
____加茂______吉田____
針生____樺山__神田____田中
____篠崎__藤田__藤井____
________村松________
GL突破及びW杯出場権獲得のためには勝つしか無いオーストラリアと、
引き分け以上でOKという日本。
疲弊と相手の勢いでオーストラリアに呑み込まれた日本だったが、
試合には敗れながらも他会場の結果により辛うじてGL突破及びW杯出場権を獲得した。
日本。
・前節の引き分けで突破を確定させられなかったゆえに注目となったスタメンは、
「負けられない」意識からWBとGKを除く8人で主力を継続起用となった。
・開始8分、CKから先制出来たのは素晴らしかった。
このGLでは3試合とも早い時間に先制することが出来ていて、
精神的にも現実としても試合を有利に進められる状況を作れていたのは
本当に素晴らしいことだと思う。
・一方で、UAE戦を除いて2点リードにすることが出来なかったこと、
1点リードのまま試合をコントロールし切れなかったことは
間違いなく今後の課題と言える。
・この試合においてはGL突破に向けて互いが置かれた状況と、
日本に明らかな疲弊が見えていたことがコントロールし切れなかった原因だろう。
・解説の柿谷曜一朗は絶賛を繰り返していたけど、
チームの中心人物である樺山の身体の重さは隠しようがなく、
2失点目に直結したロスト以前から細かなパスミス、トラップミスが散見されていた。
・状況的にベンチも選手起用に難しさがあったのは確かだけど、
事前の選手交代で2失点目は防げていたと思う。
(同点とされた後にCF20が投入されて脅威となっていたこととは無関係に、
強度維持のための交代をするべきだったと感じる)
・3失点目も、まぁ、GK村松のミス。
・ミスは起きるものだから仕方ないけど、
1−3となった時点でピッチ内で味方を鼓舞する選手がいなかったのは
ちょっと残念だった。
・収穫は、今井と谷が2点目を生んだこと。
出場時間が短かった2人が結果を残したことで
廣山監督の意識に与える影響が大きかったと思う。
・サッカーはUAE戦、ベトナム戦で見せていたものと同じ。
保持を大事にしながらサイドに持ち込んでからのサイド〜HSの崩しと、
プレス及びネガトラによる狩野な限り高い位置での奪取を志向。
・流石にQFは選手を大幅に入れ替えると思う。
この試合での今井、谷のように結果を残してくれることを期待。
オーストラリア。
基本フォーメーションは4−3−3で、
日本の最後尾保持には右IH8が前に出ての4−4−2セット。
特徴的だったのは、
日本の左WB針生が高い位置に進出するのに対して
右WG21がデートして5バック化するのも辞さなかったことと、
4−4−2セット化とこの右WGの守備時の動きとの連動で
自陣でボール奪取すると右IH8が右WG化して
日本の左サイド(左HV篠崎の外側)を狙っていたこと。
保持しながらWBを前に押し出す上に
左サイドはスキル系の選手で攻撃特化の感が強い日本に対して、
この構造はよく練られたものだったと言える。
また、後半半ばくらいでそうだったのだろうなと気づいたのだけど、
「勝つしか無い」状況の中での、
ビハインド1での前半折り返しは許容範囲内だったのだろう。
後半アタマからの10、60分過ぎからの23による二段階での攻勢へのシフトで
2点なら十分に奪えると踏んでいたのだと思われる。
(CF20投入後にスタメンだった左WG11が彼と共に脅威となっていたのは、
前半はペースを抑えていたということなのだろう)
オーストラリアからすれば、2失点目以外は狙い通りの試合だったと推察する。
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