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京都 ２－０ 湘南
Ｊ１／第10節
（25/04/12：サンガ）
DAZN
京都スタメン
原＿＿＿＿＿＿エリアス＿＿トゥーリオ
＿＿＿＿平戸＿＿＿＿＿＿川﨑＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿福岡＿＿＿＿＿＿＿＿
佐藤＿＿＿＿鈴木＿＿宮本＿＿＿＿須貝
＿＿＿＿＿＿＿＿太田＿＿＿＿＿＿＿＿
湘南スタメン
＿＿＿＿＿＿福田＿＿鈴木章＿＿＿＿＿
＿＿＿＿奥埜＿＿＿＿＿＿小野瀬＿＿＿
畑＿＿＿＿＿＿＿奥野＿＿＿＿＿＿藤井
＿＿＿鈴木淳＿＿ミンテ＿鈴木雄＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿上福元＿＿＿＿＿＿＿
バチバチぶりに不安定な笛で荒れる雰囲気だった前半を経て、
後半はホームの京都が湘南を呑み込んだ格好に。
京都。
自在にポジションを入れ替え、それでいて重ならないでいる３トップに対して
長いボールを蹴ることが基本的な前進の手段。
高いボールであれば原が競り勝ちまくり、
サイド奥のスペースにはエリアスやトゥーリオがしっかり収める。
そうして出来た前線の基点に、
平戸が創造性のあるパスで、
川﨑（米本）が走力で、
須貝がオーバー／アンダーラップで加勢し、
迫力のある雪崩込みを見せる。
３トップ各々と、トゥーリオと須貝はわかりあえている感が強かった。
守備では、ネガトラを含めて相手陣内では強度十分。
ディフェンシブサードに撤退せざるを得ない状況になると
（米本、佐藤辺りは強度を保てていたものの全体として）
力強さが半減してしまう印象があったが、
この試合では２－０となってからの湘南に意気消沈した雰囲気があり、
クリーンシートで逃げ切ることに成功。
何と言うか、
「今、勢いのあるチームだな」というのを十二分に感じさせてくれる試合だった。
湘南。
田中聡が移籍してしまったことの大きさと、
追いかける展開での選手交代で攻撃力が保てないこととが
強く印象に残る試合だった。
前者については山口監督も感じているのだと思う。
奥野と奥埜を入れ替えてみたり、
３－４－２－１にして繋ぎと回収の部分がより安定するように計らったり、
自分たちが保持して押し込む時間を長くしようという工夫があった。
奥野、奥埜、途中から出てきた茨田も一定レベルの選手ではあるけれど、
特に回収の面で田中聡には及ばないことと、
福田が左HSで降りてきて前進に関与する形がスムーズだったこととを鑑みると、
３－４－１－２に固定してしまうのがいいのではないか。
（福田が勝手に降りてきて３－４－２－１と行き来することになる）
後者については、小田がもうちょっとフィットしてくれば幾らか違うかな…。
怪我人等の影響があるのだろうけど、
単騎突破ないし正確なクロスが期待できるWBがベンチに控えていないのも、
気になるところではある。
この試合に登録された20人を考えると、
鈴木雄斗は右WBで先発して藤井はベンチスタート、
先発右HVは舘か大岩が良かったように感じる。
（鈴木雄はクロッサーの印象が強くて湘南に来て右HVをやってるのが意外だったんだけど、
この試合では正確な楔をバシバシ入れていて、このポジションもアリだなと思わせてくれた）
（とは言え、この試合に登録された20人のポジションバランスを考えると、
やはり正解は先発右WBだったのではとは思う）
スタートダッシュに成功していた時期にどういう勝ち方をしていたのかはわからないのだけど、
（この試合での京都のような感じだったのではと推察はしている）
勢いが一旦止まった時にどうするか。
先制を許してからの前半終盤の落ち着きぶりを見れば、
焦りから自滅していくことは無さそうだが…。
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