menufootballmatch




横浜FC 0−3 鹿島
J1/第13節
(25/04/29:ニッパツ)
DAZN



横浜FCスタメン

_______ルキアン_______
____山田______鈴木武___
新保____小倉__ララ___鈴木準
____福森__ンドカ_山崎____
________市川________



鹿島スタメン

________田川________
鈴木______荒木__チャヴリッチ
______三竿__舩橋______
安西____関川__植田___津久井
________早川________



狙い通りに試合を進めていたのは横浜FCの方だったが、
ひとつのきっかけから一気に勝負を決めてみせたのは鹿島だった。
内容とスコアに齟齬がある試合。



横浜FC。
2+2スタートを基本とする鹿島の最後尾保持に対して、
前3枚が2DHを徹底的にケア。
右SB津久井を使おうという流れには対面の左WB新保が迷いの無い寄せを見せ、
鹿島のスムーズな前進を阻むことに成功していた。

鹿島が鈴木を中央に移し自由を与えてからは
ロングボールで彼を起点としようとするやり方に対して
やや手を焼いてはいたものの、
ハッキリと優位性を許すまでには至らず、
よく戦えていたと思う。

攻撃面ではサイドに人数を集めてボールを保持し、
そこからポケットを狙っていく意識も十分。
…ただ、前半の試合の流れを振り返ってみると、
もう少し好機の数を増やせるようにならないといけないかなとも思う。

途中から、最後尾からの前進の際に山崎をSB化していたのと、
最終盤、鹿島のSBが最初からかなり絞っているにも関わらず
サイドに展開してからのクロスを選択しなかったこととは疑問だったけど、
全般、悪くなかったと思うし、
今やってることを大きく変える必要性は感じなかった。

横浜FCくらいの立ち位置のクラブには1〜2年に1回くらいのペースで起きるような、
「不思議な負け」がこの日に来てしまったという印象。






鹿島。
最近試しているらしい、鈴木を最初からSHに配する並びで試合をスタート…も、
横浜FCの守り方に対して地上からなかなか有効な前進が出来ず、
サイドに構える鈴木、チャヴリッチに長いボールを蹴ることもせず、
試合開始から30分ほどは無益な時間を過ごしてしまった。

30分過ぎに荒木と鈴木の入れ替えてからは、やや持ち直した印象。
鈴木が自由を得て色々なところに顔を出すことで、
恩恵を受ける選手や局面が多々あるのは間違いないね…。

後半早々の先制からは、ツボを抑えた試合運びで内容以上のスコアで勝利。
この辺は、ずっと強いチームのDNAのようなものを感じる。
特に、後半半ばから試合終了にかけての三竿の効きっぷりと言ったらなかった。
「掴んだ勝機は絶対に逃さない」といった感じで、
彼が勝点0を1に、1を3にすることはなかなか無いだろうけど、
彼のお陰で3が1に、1が0にならずに済むことはしょっちゅうあるのだろうと思わせるものだった。


津久井。
右SBで起用されていたけど、SBでも十分にやれる感じだったね。
前半の終わりごろ少しだけやった
津久井ステイで左SB安西上げの3+2スタートも安定していたし、
(鹿島は何であれをすぐにやめちゃったんだろう?)
濃野とは違う個性でベンチとしては選択肢が広がってると思う。

舩橋。
ここまで長い時間のプレ−を見るのは初めてだったんだけど、
縦パスの意識とタイミングもいいし、
チームとしてCBからDHにパスを付ける形がもっとスムーズになって
ボールに触れる回数が増えれば、
彼のパスでリズムを作れるような雰囲気。




menufootballmatch