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浦和 2−0 東京V
J1/第14節
(25/05/03:埼玉)
DAZN



浦和スタメン

________松尾________
サヴィオ____渡邊______金子
______安居__松本______
長沼_ホイブラーテン_ボザ___石原
________西川________



東京Vスタメン

________木村________
____山見______福田____
新井____森田__平川____宮原
____谷口__千田__綱島____
_______マテウス_______



THE URAWA REDS SHOW.
後半の東京Vの持ち直しも大したものだったが、
この日は浦和を称賛するのが正しい観方であろう。



浦和。
最近このメンツで落ち着いたという4バックに、
2DHとGK西川という7人で東京Vのハイプレスを掻い潜り、
前4人による外とHSのレーン使い分けとウラ抜けを交えながら、
東京Vの1stラインを超えてからは素早い前進。
この素早い前進というのがキモで、
最大7人でスタートの最後尾保持でありながらも
後ろに重たい印象が無い。

前4枚の連携も良好で、且つ、ネガトラも強度十分。
攻守両面で東京Vを苦しめていた。

前半のうちに鮮やかな2得点で優位に立ち、
後半は無理をしない試合運び。
この試合単体で見てもGW絡みの連戦のさなかという点で見ても、
文句のつけようのない90分だった。

が。

途中交代で入ってきた原口、中島、二田、橋は
いずれもがスタメン争いに絡んできそうな雰囲気が皆無だったり、
プレスに来ない相手に対してどのような振る舞いをするかは、
リーグ戦の後半に向けて気になってくるところのように思う。


それにしても、西川がスペシャルだった。
キックが上手い、足元があることは現代GKの必要事項だけど、
西川ほどコースを見逃さずに、且つ、適切なキックを選択出来るGKは
そうはいない。






東京V。
前5枚のプレスに行く意識は良いと思うんだけど、
最初からWBが下がって後ろ5枚になってしまうことで
浦和のSBへ圧力をかけることが出来ず、
掻い潜られて続けてしまったのは修正が必要な点。
(城福体制4年目ともなれば、
 前半のうちに選手間で修正に動いて欲しいところか…)

アクシデントで千田を失ったことによる交代と配置の変更、
そして何より試合を諦めない姿勢を示し、
後半はアタマから前に前にと盛り返せたことと、
谷口が退場となり10人になってもチームが下を向かなかったことは
大いに評価したいところ。

ポイントは右シャドーに投入した齋藤。
前半の前3枚(木村、山見、福田)がキャラクターとして持っていなかった、
浦和守備網の選手間でボールを引き出す巧みさで起点となり、
後半の攻勢の中心となってみせた。


このチームにおける城福監督の大前提として、
走ると言うかファイトすると言うかサボらないと言うか、
そういう選手をスタートに選ぶということであるのは聞こえてきてるし、
選手に示してるそうした基準はブレてはいけないと思うけど、
その上で、自分たちの全力をいちばん効率的に相手にぶつけるための方策を、
ベンチが探してあげる必要はあるのではないかな…と、
齋藤の投入で好転した試合内容や
谷口退場後の4−4−1での時間帯を観て、思った。




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