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湘南 1−1 岡山
J1/第19節
(25/06/01:レモンガス)
DAZN
湘南スタメン
___フェリッピ__鈴木章_____
____平岡______池田____
畑_______奥野_____鈴木雄
___鈴木淳___舘__大岩____
________上福元_______
岡山スタメン
________一美________
____江坂______木村____
加藤___田部井__藤田____佐藤
____鈴木__田上__立田____
_____ブローダーセン______
何でも出来るチームへの転換を示す湘南と
堅守速攻を主体とする岡山。
互いに「出し切った」熱量の高い一戦はドロー決着に。
湘南。
前半こそ岡山のプレッシングとブロックの使い分けに苦しむ時間が長めだったものの、
後半になりHSで浮いた池田を使い出すようになると
そこからは山口監督のもと積み上げてきた攻撃が展開されていった。
福田が担っていた中盤に顔を出してハブになる役割は
鈴木章斗が事も無げにこなしていたし、
前線には屈強なフェリッペ。
右では鈴木雄斗はクロスだけでなくコンビネーションでの崩しに参加出来ることを見せていたし、
左ではボールを持ち出せる鈴木淳之介とスピードで仕掛ける畑。
小野瀬や山田の「知性」を元にしていた意外性を持った攻撃が、
選手の個性と組み合わせ、全体の意識の共有によって
オートマチックに選択、再現されるようになってきているように感じた。
五分に渡り合える相手、岡山のような守備を強く意識して入る相手には
魅力あるサッカーを披露出来そう。
あとは、上位を伺うチームに対してもこれが出せるようになるかというところなのかな。
右HVも問題なくやれていたけど、鈴木雄斗はやはり右WBだと思う。
岡山。
湘南の3+1スタートに対してCF一美でアンカー奥野を消し、
シャドーの2枚で湘南3バックを牽制。
この前3枚の守備の意識統一ぶりはかなりのもので、
寄せる/構えるの選択でズレが生じるようなことはほぼ無くかった。
後半になって湘南が池田を使えるようになると
彼への手当をどうするか明確な答えを出すことが出来ずに
比較的スムーズな前進を許すようになって苦しむことになったが、
運ばれたら運ばれたですぐに後ろでブロックを組む守備に切り替えられていたのは
良い判断と割り切り、高い実行力だなと思った。
自分たちの前進については、
時折江坂が様子を見ながら列を降りるものの
3+2スタートの形を崩すことは基本的になく、
相手がプレスに来るのであれば前に蹴ることに対しての躊躇は無し。
ロングボールのターゲットは長身CFの一美ではなく、
身体能力に優れる木村であった点はちょっと興味深かった。
湘南の3バック中央が身体能力は高いものの身長は低い舘なので、
一美に蹴った方が旨みがありそうなように思うのだが、
「一美の真骨頂は高さ勝負ではない」
「一美に蹴って流れてしまったら即座に相手ボールである」
みたいな考えに基づくことなのだろうか。
(木村に蹴れば流れても一美が追えるし、競ったあとに中盤前目でカオスが作れる)
ただ、木村に蹴っていた弊害としては、
後半に押し込まれていた際のカウンターの打てなさがあったと思う。
あれだけハードワークをしている木村に対し
「ロングカウンターでも走れ」はあまりに酷な要求。
エクストラな存在である江坂をどこまで引っ張るかも含め、
前3枚の交代に関しては
(特にリードしている試合展開の中では)より思い切りが必要なのではなかろうか。
がっつり守備から入る考え方で、全体がハードワークして、
その上でブローダーセンが1試合で1つ2つはスーパーセーブをしてくれることが
前提であることについて、
カマタマーレ讃岐のサポーターとしてシンパシーを覚える(笑)
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