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讃岐 0-1 長野
J3/第17節
(25/06/21:レクザム)
DAZN



讃岐スタメン

________大野________
____後藤______牧山____
藤井____岩本__長谷川___河上
____左合__附木__内田____
________飯田________



長野スタメン

________浮田________
____藤川_____ターレス___
三田____古賀__長谷川___近藤
____砂森__冨田__大野____
________松原________



互いにやりたい攻撃を一定レベルで披露し互角の印象だった前半を経て、
後半に讃岐が大きくトーンダウン。
先制後も出力を保ち続けた長野が危なげなく試合を制した。



讃岐。
長野の左肩上がりビルドアップに牧山を当てる、
(砂森と相手左DH(主に古賀)を同時に見張るミッション)
対峙してみての判断でターレスに内田を当てるべく左合と左右を入れ替える
…といった感じで、
長野の出方に対し綻びが出ないように対応しつつ、
左奥に飛び出す後藤を上手く使いながらのショートカウンターや
早いタイミングでのクロスなど、
「相手の背後を突いていく」攻撃も出来ており、
前半の内容には問題が無かったように思う。

問題は後半。
前半にそれほど振り回されていたわけでもないのに、
後半開始から集中力、体力が前半のそれとは比較にならないほどに落ちてしまっていて、
(自覚があるのだろう、前線守備はハーフウェー付近からの牽制に留めるようになっていた)
ボールを奪い切る回数が減り、
せっかく奪ったボールを繋げずにすぐにロスト、
守勢に回る時間を自分たちで長くしてしまう悪循環。

攻撃に重きを置いていたベンチメンバーも相まって
選手交代により強度を取り戻す、活性化するといったことも叶わず、
いいとこナシの45分間となってしまった。

65分の失点シーンは不運な面もあったが、
後半の様子を振り返ってみると、
スコアレスで推移していても終盤に力尽きていたのではないかと思われる。



気候の問題なのか、何なのか。
(この数日で急激に暑くなったとかではないので違うだろう)
後半アタマからチーム全体が「落ちて」しまった原因がとにかく気になる…。






長野。
大木武監督の熊本で長くコーチを務めてきた藤本主税新監督であることがよくわかる、
保持とアタッキングサードでのワンタッチによる崩しを志向するサッカーだった。

ビルドアップはボランチの高さまで砂森が出で三田をWG的なところへと押し出す左肩上がりによる
2+3が基本。

ショートパスを用いて全体で押し込み、
左サイドは砂森、三田、藤川のコンビネーションで、
右サイドではシャドーの位置から外に開いたターレスの強さを活かしての攻撃で、
讃岐ゴールへと迫った。

また、右WBに入っていた近藤がベテランらしい気の利かせ方をしていて、
ビルドアップの際にボランチの高さでステイしての2+4の「4」の一角になってみたり
(讃岐は後藤と藤井がこの対応を気にしなくてはいけなくなる)
ターレスが開いた時にはひとつ内側のレーンで上手くボールを引き出してみたり、
良いプレーをしていたように思う。
(アシストとなったクロスの質も見事でした)


守備は、特にプレッシング志向は無く、
讃岐が大野目掛けて蹴るならそれを跳ね返せばいいでしょという考え方で、
ミドルブロックも特別整備されていた感じはしなかった。
但し、自分たちの保持志向ゆえだと思うんだけど、
奪われた瞬間の守備への切り替えはしっかりやりましょうねという意識はあるようで、
それも特別他のチームよりも強烈ということではなかったんだけど、
今日の讃岐相手にはこれを90分間続けられたことが勝利に繋がったと言える。


後半に不甲斐ない内容を見せて負けたチームのサポが言うことではないのだけど、
正直に言って、「強い」「怖い」をいうものを感じるチームではなかった。
新米監督の藤本主税同様、途上のさなかといったところでしょう。




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