menufootballmatch




韓国 0−1 日本
E−1(3)
(25/07/15:龍仁ミル(韓国))
フジ



日本スタメン

________垣田________
____宮代_____ジャーメイン_
相馬____川辺__稲垣____望月
____古賀__荒木__安藤____
________大迫________




優勝が懸かった一戦に相応しい緊迫感の中、幸先よく先制した日本。
後半はハーフコートゲームを強いられ耐えるばかりとなるも、
きっちりクリーンシートで終えてみせ、
「J選抜」「即席チーム」での全勝優勝を達成。




日本。
・互いに3−4−2−1を採用し、前進時の大きな可変も無い戦い方ゆえに
 ピッチ上のアチラコチラでバチバチやりあう展開に。
・しかし、そこでフィジカルコンタクトに屈することなく
 戦い切ってみせたのは良かった。
(自陣でのファウルが多くなってたのは仕方のないところか)
・「噛み合う」中で、川辺を上手く余らせようという3バック+稲垣の動きや、
 相馬を高い位置に押し出して空いたスペースに宮代が降りてくる形といった工夫も見られ、
 そうした連携のスムーズさは韓国よりも上だったと思う。
・リードして始まった後半、アタマからギアを上げてきた相手に対し、
 押し返して一息つく時間が作れなかったのは即席チームの限界か。
・3回ほど、そうした機会に繋げられそうなタイミングはあったのだが…。
 ここでチーム全体に影響力を及ぼせる存在がいれば…。
・しかし、そういう存在がいなかったからこそ、
 個人のアピールを優先するような選手が出ずに
 大会を通じて組織的に、
 机上で語れる個の特徴を上手く噛み合わせることに徹して
 戦い抜くことが出来たのかも知れない。
・終盤の森保采配は力任せの攻撃を繰り出す韓国に対して的確だったと思う。
・古賀植田荒木安藤望月の5バックは
 アジアの大会では史上最も高い「山脈」だった可能性。
・ともあれ、きっちり勝ち切っての全勝優勝はお見事。
 W杯のメンバー入りに可能性を残した選手が新たに出たとはあまり思わないが、
(相馬、大迫、長友は予め可能性が残っているように思う)
 それぞれがJでまた一段階ステージを上げたパフォーマンスを見せる、
 その自信に繋がるような大会になったのではないか。






韓国。
流石にホンコン・チャイナ、中国とはレベルが違う相手だった。

この試合では3−4−2−1を採用していたが、
彼らがこのフォーメーションで戦うのはどの年代でも観た記憶が無い。
(実際にどうなのかは調べていない)

先述のように大きな可変などは無く、
前進に詰まったら日本よりも思い切りよく前に蹴る決断をしていて、
それは主にピッチの左半分で行われていたように思う。
(右シャドーの10がエクストラプレイヤーのため、彼に向けては蹴らない)

HTで2枚替えして入った後半は、
ビハインドというスコア状況もあって
ギアを上げて襲い掛かって来た印象。

全体で前への圧力を強める中、
右のポケットを取りに行く狙いだけが戦術的な変化としては感じられたが、
他には特に工夫めいたものはなく、
時間の経過と共に早めのクロスの意識が高まり、
それが日本に跳ね返され続けていた。

今回の韓国のメンバー編成が「ベスト」と比べてどうなのかは知らないのだけど、
こちらが「J選抜」「即席チーム」なのにも関わらず
ここまで怖さを感じなかったのは、
ちょっと拍子抜けだった…と結ぶのは言い過ぎか。




menufootballmatch