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町田 2−0 神戸
J1/第25節
(25/08/10:GION)
DAZN



町田スタメン

________藤尾________
____相馬______サンホ___
林_____中山__前_____望月
____昌子__菊池__岡村____
_________谷________



神戸スタメン

広瀬______佐々木_____汰木
____宮代______井手口___
________扇原________
永戸_トゥーレル__山川____鍬先
________前川________



ゴール2つこそゴラッソではあったものの、
前半の攻勢から後半の受けまで町田が完勝と言える内容。
やり繰りで盛り返しを図った神戸だったが及ばなかった。



町田。
リスク回避のロングボールで試合を始める中で、
攻守両面でセカンドボールの回収で上回ることで流れを掴み、
リスタートでの大外活用もハマッて攻勢の前半を過ごす。

左サイドでの相馬の仕掛けと、
右サイドでの望月へのロングボール&サンホのセカンド回収で深い位置への進出は
わかりやすく相手の脅威になっていた。

守備は5−2−3に変化して高い位置からのプレスが基本。
人選の影響でビルドアップや右サイドの崩しがスムーズでなかったことはありつつ、
それでも前線にボールを届けてくる神戸に対し、
地上でも空中でも3バックの跳ね返す力が光った。


後半はスコア状況も相まって受けに回る時間が長かったものの、
カウンターを撃つことや途中投入されたデュークらの献身的なチェイスもあり、
「押されている」という雰囲気は皆無。

完勝と言ってよい内容で6ptゲームを制し、
勝点差を詰めることに成功した。






神戸。
エリキが契約条項で出場できない上に理由は不明だが酒井を欠いたものの、
大迫とパトリッキがベンチに帰ってきて「後半勝負」の雰囲気が漂うスタート。

町田同様にリスク回避のロングボール中心でスタートしながら、
繋ぎも交える意識を早い段階で取り入れるも、
酒井がいないことが大きく響いたように感じられた。

鍬先のSB起用はこれまでもオプションとして行っていたものの、
本職がボランチ且つシンプルに捌くタイプである彼が、
ビルドアップのところでフィジカルを活かして貢献する酒井の代わりというのは無理がある。

神戸は、コアメンバーのポジションにそうではない選手が入っても、
入った選手に合わせてやり方を代えるようなことはほぼ無いと言ってよい。
鍬先には、(もうチームを去ったけど)初瀬の代わりは出来ても酒井の代わりは出来ないでしょう。
右CBどうするんだ問題が新たに発生はするものの(別に岩波でイケたか)、
酒井の代役は山川の方が適性があったと思う。

また、右WGに入っていた汰木も窮屈にプレーしてるように感じられた。
彼は、やはり左にいてこそのような気がする。

鍬先・汰木の右サイドが攻撃面であまり機能しなかったことは
町田に守備時の余裕を与えてしまったように思う。


選手交代と同時にポジション移動を行い
広瀬、飯野、佐々木と右に回してはみたものの、
右WGに収まった選手が(身体を張る以外の)無糖の代わりは出来ても、
右SBで酒井の代わりが出来る選手がいないことが、
かなり深い時間まで響いたのは間違いないでしょう。
(71分に右WG佐々木、右SB飯野の並びになった時は、
 「左SB永戸からの対角線フィードで佐々木を競らせて
  その奥に飯野を駆け上がらせれば」
 という期待を抱かせたが、
 1度そうした展開になりかけるも狙いとして持っているようには見えなかった)


失点2つはいずれもゴラッソで、
シュート自体は防ぎようが無かったように見えるものの、
シュートに至る過程にはちょっと問題があったかな…。

1失点目は、リスタート時の町田の高さを恐れるあまりに
中央の低い位置(ボックス内)に人を集め過ぎて
セカンドボールへの出足が遅れてしまったこと。
(失点には直接絡まなかったけど大外の町田の選手の監視が緩くなっていたのも
 リスタート時の守備の問題点)

2失点目は、相馬のカットインからの右足への警戒が緩かったこと。
失点シーンでは宮代があっさり外されてしまっていたのだけど、
その前から、鍬先が縦切りだけすればいいと考えていたのか、
あるいは縦を切るだけで精一杯だったのかはわからないけど、
やはり相馬にカットインからやられそうな雰囲気が漂っていた。



まぁ、でも、この2つのゴラッソをシュートの前段階で防げていたとしても、
前半の内容を見るに、
90分の間にこじ開けられての1−0敗戦もしくはそこから崩れての敗戦、
めちゃ頑張れても引き分け止まりだったように思える。





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