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Ｃ大阪 １－１ 広島
Ｊ１／第28節
（25/08/31：ヨドコウ）
DAZN
Ｃ大阪スタメン
＿＿＿＿＿＿＿＿中島＿＿＿＿＿＿＿＿
アンドラーデ＿＿柴山＿フェルナンデス
＿＿＿＿＿＿香川＿＿吉野＿＿＿＿＿＿
大畑＿＿＿＿畠中＿＿井上＿＿クールズ
＿＿＿＿＿＿＿＿福井＿＿＿＿＿＿＿＿
広島スタメン
＿＿＿＿＿＿ジャーメイン＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿中島＿＿＿＿＿ 前田＿＿＿＿
東＿＿＿＿＿川辺＿＿田中聡＿＿＿中野
＿＿ジュソン＿＿荒木＿＿塩谷＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿大迫＿＿＿＿＿＿＿＿
ロングボールと疑似カウンターの使い分けで広島ゴールに迫るＣ大阪と、
サイドからのクロスでＣ大阪ゴールをこじ開けんとする広島。
見応え十分の90分間はドローで幕を下ろした。
Ｃ大阪。
スタメン発表時は柴山でなく田中駿汰が名を連ねていたが、
試合前の練習で何かが起きたようで急遽のメンバー変更となった。
…しかし、これが当たるもんだから世の中わからない（笑）
広島のハイプレスを回避／牽制する狙いでのスペースへのロングボールと
（広島CBと競り合うようなロングボールを蹴ってもＣ大阪の前線の選手に勝ち目は無い）
後方に重心を置いてボールの逃がし口及び最初の突破口となる香川を起点としての
疑似カウンターとを使い分ける攻撃は見事だった。
前者を織り交ぜてこその後者であるのだけど、
広島のハイプレスを受けて前進が難しい局面を一手に引き受ける香川、
良きタイミングで降りてきて顔を出す中島、
ふらふらと捕まえづらい立ち位置を取り続ける柴山、
（彼により広島のボランチが走らされていた面があると思う）
パスが来れば素早い判断でシンプルにプレーする吉野とで、
上手く形を整えた瞬間の、
フェルナンデスとアンドラーデ（時に柴山、中島も）の強烈な縦への推進力による疑似カウンターは
鮮やかの一言。
アンドラーデは、広島のGKが大迫でなければハットトリックまで有り得たんじゃないかな…。
メンバーがシーズン前半から大きく入れ替わったDFラインは、
怪我人続出で緊急的に大畑を手当てした左はともかく、
右は奥田（、次点で西尾）でいいんじゃないかなぁ。
パパス監督とタイのクラブで仕事を共にしていたらしいクールズは、
カテゴライズするなら「槍タイプ」で、
２列目にフェルナンデスがいることで活きるわけでも
フェルナンデスを活かせるわけでもないし、
オン・ザ・ボールのところどころで雑さも目についた。
広島。
カップ戦の影響があり７連戦中の５戦目ということで、
鉄板の３バックから佐々木がベンチスタート。
幾らメンバー固定気味のスキッベ監督でも流石に休ませながらになるか…。
しかし、休ませながらの組み合わせとしては、
正直、「これでいいのか？」というスタメンだった。
ボランチを任せられる５人（中島、東、川辺、田中聡、塩谷）が全員スタメンで、
緊急的にやれないことはない加藤がベンチに座っているだけなのは…。
ベンチに各ポジションの控えを一人ずつと考えても、
せめて塩谷のところは山﨑か中野（その際は右WB新井）でスタートするのが
ベターだったんじゃないかな。
（しかも、結局試合途中で塩谷に代わって右HVに出てきたのは佐々木という…）
この、ボランチのサブがいないことは、
攻撃面に大きく影響を及ぼしていたんじゃないかと思う。
普段通りにサイド攻撃に持ち込めていつつも、
ただ放り込むことに終始していたのは、
ポケットを取りに走り込む動きが欠如していたからで、
そこには田中聡や川辺の「連戦だけど自分が90分間ピッチに立ち続ける」という意識や
単純に積み重なった疲労とがあったと想像出来る。
とは言え、開幕したばかりの時に見たジャーメインのフィット感や
同じく移籍早々にフィットしてもう１年になる加藤の存在を思えば、
ボックス脇からのクロス攻撃に終始していたとしても
もう少し可能性を感じる場面が増えてもいいんじゃないかとも思う。
また、川辺、中島と縦にパスを刺せる選手がいる中で、
木下はちょっとサイドに流れ過ぎかなとも感じた。
そういう仕事はシャドーの選手に任せて、
真ん中で縦パスを待つ、
サイドからクロスが入る際にはその的になる…ということに、
もっと専念してもいいのではないか。
敵陣で攻撃を仕掛けられる回数と、
やり方とメンツとを考えた時に、
リーグ10位タイの34得点はちょっと少ない。
リーグダントツ１位（最少）の20失点の守備はそうそう崩れないだろうから
（この日はGK大迫がスーパーだった）
ずるずると順位が下がっていくようなことは無いと思うけど
得点することで勝点を３ずつ積み上げていかないと
またも優勝にわずかに届かないという結末を見ることになってしまうでしょう。
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