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神戸 ２－１ 清水
Ｊ１／第32節
（25/09/27：ノエビア）
DAZN
神戸スタメン
宮代＿＿＿＿＿＿大迫＿＿＿＿＿エリキ
＿＿＿＿井出＿＿＿＿＿鍬先＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿扇原＿＿＿＿＿＿＿＿
永戸＿トゥーレル＿＿山川＿＿＿＿酒井
＿＿＿＿＿＿＿＿前川＿＿＿＿＿＿＿＿
清水スタメン
＿＿＿＿＿＿＿＿髙橋＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿乾＿＿＿＿＿＿小塚＿＿＿＿
山原＿＿＿ブエノ＿＿弓場＿＿＿＿吉田
＿＿＿＿蓮川＿＿ミンテ＿住吉＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿梅田＿＿＿＿＿＿＿＿
「らしい」サッカーを貫徹し、
力ずくで勝利への道をこじ開けた神戸と、
勝ち筋を用意して先制にまで漕ぎ着けながら
その後の試合運びに失敗してしまった清水。
スタジアムのピッチコンディションが最悪だったが、
芝に足を取られて負傷する選手が出なくて本当に良かった。
神戸。
劣悪なピッチコンディションも手伝ったのだと思うけど、
普段以上に、前方へのロングボールを中心に押し込んでいく姿勢で試合を進めた。
３トップが清水の３バックにマンツーマンで見張られて
思うような打開が出来ない中、
選手を代え配置を変え並びを変えとしながら
最初から最後まで前へのベクトル、ボールへの強度が落ちなかったことには
流石、現在２連覇中で現在も首位争いを演じるチームであると感じさせられた。
また、持ち前の強度を存分に活かすサッカーで押し込み続けたことで
清水全体に疲弊を引き起こし、
先に選手交代を使い切らせたのも大きな勝因だったように思う。
４－４－２への変更を、
清水が並びを変えられる手立てを失ったあとに行えたことが、
決勝点に影響したのは間違いないだろう。
チーム全体がコンディションを保ったままで、
この強度がACLで今度はどこまで行けるのかに注目したいところ。
中盤より前は間違いなく選手層が厚くなっているハズなので、
この試合のように「最終的にこじ開ける」ことへの期待感は増している。
大迫が昨季～今季序盤に比べて随分と復調してきているのも心強い。
清水。
シャドーに技巧的な２人を並べて、
神戸が前掛かった背後のスペース（主にSBのウラ）で起点を作り
そこにWBが絡んでいくことで速やかにカウンターへと繋げる道筋がハッキリと見えていた。
また、シュートにまで持ち込めなかったあとも
弓場、ブエノを含めた中盤の構成力で遅攻に移行することが出来ており、
全体が元気な前半のうちは非常に良い戦いが出来ていたと思う。
問題は、首尾よくリードして迎えることが出来た後半だった。
疲弊の色が濃くなっているのは承知で、
しかしどうにか守りきれているバランスを崩したくなかったのだとは思うけど、
ボールが前に運べなくなり、
また、前からも殆ど守備が出来なくなっている中で
３－４－２－１を維持したのは失策だったのではなかろうか。
最後の選手交代で北川とステファンスを投入した際のピッチ上を見れば、
矢島をボランチに残しての守備時５－３－２が妥当だったように感じるし、
あるいは投入する選手のどちらかを北爪にしての、
状況次第で６－３－１もやむなしの５－４－１も選択出来たハズ。
用意していた得点への道筋へのこだわりか、
守れていた守備を変えることへの怖さだったのか、
いずれにせよ、状況に対して適切な対応が出来たとは言い難かったというのが
正直な感想である。
選手たち、特に３バックの３人はめちゃくちゃファイトしていたので、
持ち込めたであろう引き分けも叶わなかったことを、特に残念に感じる。
（神戸の４－４－２に対する守りは想定していなかったのか、
はたまた準備していたものを出せないほどに疲弊させられていたのか…。
神戸が３トップのままだったら、
左に流れた小松に対して住吉とミンテが重なることは無かったと思うんだよね…）
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