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清水 １−４ Ｃ大阪
Ｊ１／第36節
（25/11/09：IAI）
DAZN



清水スタメン

＿＿＿＿＿��橋利＿＿北川＿＿＿＿＿＿
カピシャーバ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿松崎
＿＿＿＿＿ブエノ＿＿嶋本＿＿＿＿＿＿
山原＿＿＿＿蓮川＿＿住吉＿＿＿＿高木
＿＿＿＿＿＿＿＿梅田＿＿＿＿＿＿＿＿



Ｃ大阪スタメン

＿＿＿＿＿＿＿ハットン＿＿＿＿＿＿＿
アンドラーデ＿＿ブエノ＿＿＿＿＿柴山
＿＿＿＿＿＿中島＿＿喜田＿＿＿＿＿＿
��橋＿＿＿＿畠山＿＿進藤＿＿＿＿奥田
＿＿＿＿＿＿＿＿福井＿＿＿＿＿＿＿＿



戦い方としても熱量としても淡白な前半を過ごしてしまった清水と、
そんな清水を相手に前半で試合を決めたＣ大阪。



清水。
３バックと４バックを併用してきたシーズンの中で久しぶりの４バックだったようだが、
攻守両面でまったく手応えの無い試合の入りをしてしまった。

基本的に２（４）＋２で始めたいビルドアップにおいては
前進出来なさと相手陣内に持ち込めた時のバランス取りとで
ブエノが後方を気にかけてはいたものの、
U-22に選ばれたばかりの嶋本はただただ中盤を漂うばかりだったし、
住吉は前に出たい高木の足元にばかりボールを付けていたのは特に頂けなかった。
（結果、嶋本と高木は11分に０−２となった後の27分で交代させれてしまう）
（高木は被害者だと思うなぁ…）

また、Ｃ大阪の自在なビルドアップに向き合う４−４−２も
彼らの最後尾〜中盤の部分にまったく制限をかけることが叶わず、
遅攻も疑似カウンターも簡単に許してしまう。
そして、蓮川と住吉の２CBは、
Ｊ１で４バックのCBを任せるにはやや心許ないことを露呈してしまった。
疑似カウンターを受けての守備はともかく、
遅攻に対してはもう少し抗ってくれないと…。

攻撃面では、カピシャーバと山原を並べた左サイドで使いたいレーンの被りが頻発し、
前線の２人もボールを引き出せず（ウラを狙っても蓮川と住吉からではなかなか出てこない）、
右サイドで松崎が孤軍奮闘するばかりであった。


後半はアタマから乾を左SHに投入、カピシャーバを右に回すことで攻撃が活性化。
スコア状況もあって攻勢を保ち、悪くない45分間を過ごせたことを思えば、
前半があまりにも勿体なかったよね…。


来季、強力なCBを獲得出来ないようであれば、
３バックをベースに考えた方がいいのでは…というのが、正直な感想だ。






Ｃ大阪。
２（４）＋２でのスタートを基本としながらも、
SBのいずれかがステイする、ボランチの片方が降りる（トップ下も連動する）といった感じで
自在な変化で前進を始められることと、
相手を十分に引き込めばスペースへのロングボール一発でウラを狙える快速アタッカーがいることとが、
わかり過ぎるほどによくわかる試合だった。

特に選択肢として後者を持っていることで、
先制してしまえば大いに強みを発揮できるのは戦い方をラクにしてくれる。


前半の清水の出来を考えるとこの試合は参考になるか怪しいところだけど、
恐らく継続するであろうパパス体制で来季更に上位を伺おうというのであれば、
「守備も頑張れるSH（WG）の所有枚数を増やす」、
「個の守備に強みを持ちつつ声で周りを動かせるボランチ」
は獲得したいところだと思うし、
せめてこの試合は現有戦力でもクリーンシートで終われるだけの、
チームとしての守備力は積み上げたい。

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