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鹿島 2-1 横浜FM
J1/第38節
(25/12/06:メルカリ)
DAZN



鹿島スタメン

________セアラ_______
鈴木______荒木______松村
______三竿__知念______
小川__テヒョン__植田____濃野
________早川________



横浜FMスタメン

松村______谷村___クルークス
_______ 植中________
______渡辺__喜田______
関富___角田_キニョーネス_加藤蓮
_______イルギュ_______



勝てば文句無しでの優勝という鹿島が、
残留争いから這い上がり5連勝中の横浜FMに対して快勝。
ホームの大観衆の前で9年ぶりとなるリーグ制覇を成し遂げた。



鹿島。
互いにロングボール中心の入りをした立ち上がりを経て、
徐々にボールを保持できるようになると、
左で作って右に展開、好機に繋げて仕留めるというパターンで
横浜FMゴールに迫った。

フリーマンとして振る舞うことも多い鈴木を左に固定し、
4-4-2でセットする横浜FMのブロックの中でいちばん弱いクルークスのところで
起点を作ったのは
こちらのストロングとあちらのウィークとの見事な噛み合わせ。
加えて、4-4-2ではなく4-2-3-1の採用で
トップ下にライン間で受けて起点になれる荒木を配していたことで
喜田が積極的にクルークスを助けに行けない状況を作っていたことも見逃せない。

展開されてきたボールを受けた松村は、
武器であるスピードを活かして果敢に仕掛け、クロスから好機を創出。

セアラは、こうまでお膳立てされて応えられないようなCFではもちろんなかった。


良い形で押し込めてるものだから、
相手のクリアボールの回収も三竿、知念で狙い通りに行えて
更なる厚みある攻撃へと繋げることが出来ていた。


いいとこばかりが目立つ内容での快勝で優勝に華を添え、
サポーターにはおめでとうの一言以外に無い日となったね^^






横浜FM。
残留争いから見事に抜け出しての5連勝中で迎えたこの試合は、
「眼の前で胴上げを見たくない」という思いはもちろんありつつも、
特別指定の松村と関富をスタメンに抜擢したところをみるに、
(同じく田中もベンチ入りしていた)
来季以降を見据えていたのは間違いないでしょう。

4-4-2セットでしっかり守ってから攻撃に転じるというのは
残留争いの最終盤で採用していた戦い方なのだろうけど、
クルークスのところに鈴木をぶつけられてしまったのはしんどかった。
前半のうちに手当をしておくべきだったと感じるくらいに、
勝敗を分ける大きな要素だったと思う。
(HTでの山根投入がクルークスでなくその後ろを補強してどうにかしようという意図だったのは
 クルークスを出来れば右SHから動かしたくないことは理解するものの
 それでも収支に見合わないであろう選択だったと思う)

それから、経験を積ませる意図がたぶんに含まれた松村と関富の抜擢は、
これまた松村をぶつけられたことで関富には苦い記憶になってしまったね。
柏U-18でプレーメーカーだったが大学でSBにコンバートされたという彼でどうにか出来るほど、
味方が状況を作ってくれた1対1で仕掛けてくるスピードスターの(鹿島の)松村は
甘い存在ではなかった。


残留争いから這い上がった力強さ、一体感みたいなものをこの試合で見られなかったのは残念だけど、
優勝が懸かった鹿島がいい内容で、
横浜FM側にも幾らか来季以降への思惑があって、
しかもクルークスvs鈴木、関富vs松村のところで
こうも噛み合ってしまっていては、
まったくの外野の人間としては仕方ないと諦めもつく(苦笑)




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