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尚志 1-1 神村学園
(PK 8-9)
高校サッカー選手権/SF
(26/01/10:MUFG)
日テレ
尚志は4-3-3。
神村学園は、日テレは4-3-3(中盤フラット)でテロップを出してたけど、
基本的な考え方を4-3-3としていいのかはちょっと疑問が残る感じ。
じゃあ何なんだと言われるとこうだと答えを用意するのも難しいのだけど、
4-3-3で言うところの右SBが縦に、左WGが中に、左IHが外に、CFないし右WGが中盤に、
頻繁にと言うか90分のうち半分くらいと言うかはそれぞれ移動していることで
変則的な3-5-2のようになっているとも言えて、
ハッキリとは掴めなかった。
尚志はパスサッカーというふうに紹介されていたけど、
この試合で特に良かったのはGKからのものを含めた素早いポジトラからのカウンター。
神村学園の、選手が移動したことで空くパスコースを利用しての前進には
確かにパスサッカーだなという知性と技術を感じはしたけど、
(神村学園の、左IHが外に出ることで空いていしまうパスコースをよく通して右WG9を走らせていた)
左WG7と右WG9のドリブルで神村学園ゴールに迫っていくプレーが非常に印象的だった。
身体の強さととんでもない距離のロングスローもある右WG(途中でCFもやってた)9根木は
進路どうなってるの?
また、チームとしてそれなりに押し込めている状態では
右SB5が斜めに仕掛けていくドリブルも持っていて、
右WG9とのドリブラー2段構えの攻撃は面白いものがあった。
SBであのドリブルを積極的に選んで仕掛けていく選手、なかなかいないでしょ。
守備面では、
神村学園のビルドアップの状況により立ち位置をスッと下げてダブルボランチの一角化する
左IHの選手のIQの高さを始め、
全体でよく組織されている上に神村学園の研究が出来ている感じで、
4-3-3、4-4-2、5-3-2を自在に行き来しながら
神村学園の攻撃を常に自分たちの想定の範囲内に抑え込むようなイメージで、
非常に良かったと思う…けど、
結果論で言ってしまえば、
CF11に代えて左WGに10を投入したことで
右WG9をCFに、左WG7を右WGに移動させたことが
ミスと言えばミスだったのだろうな、と。
同点弾を浴びる前に右サイド補強の交代が出来ていれば…。
神村学園は前述した選手の移動がまずもって特徴的で
狙いとしてはクロッサーを担う右SB、左IH、左SBを解放しつつ
中央最前線に人数を増やしてクロスを仕留めることがあるのだと思う。
ただ、前半は神村学園のこうした狙いに対して
尚志が先回り先回りの守備をすることが出来ていたので、
なかなか良い攻撃を繰り出せないでいた。
後半になると、
尚志の疲弊なのか、
神村学園が何かを変えたのか(だとしたら自分はそれを読み取ることが出来なかった)
前半よりも高い位置でボールを保持することが出来るようになり、
その延長線上でクロッサー役の選手がその任をこなせる状況が醸成されていく。
決定的だったのは尚志の1枚目の選手交代(11→10)に伴う彼らの配置移動で、
これにより、左SBからのクロスが質、量とも上がってきたように感じた。
同点弾も彼のクロスからだし、
仕留めたのが右WG13なのも
特徴的な選手の移動が持つ狙いが表現されたものだと言える。
PK戦、両チームとも凄かったなぁ…。
20人蹴って枠を外した選手はゼロ。
尚志の主将3がバーに当てただけだもんなぁ…。
解説の中澤佑二が感心するのもよくわかる。
また、尚志の主将3は人間性も本当に素晴らしかった。
自分がバーに当てたことで敗退が決まった、そのわずか2分後とかだよ?
試合終了の挨拶を終えて、
相手選手を迎えて握手を交わすシーン、
主将という立場ゆえに先頭で臨むことになるわけさ。
そこで、感情を爆発させるでもなく、下を向いてしまうでもなく、
「次も頑張れよな」という表情、雰囲気で神村学園の選手たちを迎えて握手、
背中を叩いて送り出していくその姿…。
ほんのわずかしか中継の中には映ってなかったけど、
観ていたただのサッカー好きおっさんである和泉彼方さんは胸を打たれたよ。
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