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柳ヶ浦 1-0 神村学園
女子高校サッカー選手権/SF
(26/01/11:神戸ユニバ)
TBS
柳ヶ浦は4-4-2、神村学園は4-3-3。
運動量と組織力が素晴らしい柳ヶ浦と、
前日に観た男子の同校に近い印象を受けた神村学園。
おそらく。
この試合を終えて、
今後、上のレベルでプレーを続けていく選手が多いのは神村学園の方なんだけど、
それが試合結果に直結しないのがチームスポーツの面白いところのひとつ。
柳ヶ浦。
非常によく組織され、最後まで運動量と集中力が落ちない4-4-2がベースとしてあって、
その上で神村学園対策がきちんと為された上に
(CF9のポストに対する縦横の圧縮や、サイドに展開された時のスライドなど)
この大会での出場は準決勝の後半ATに限られていた3を神村学園7にデートさせるという大胆な作戦が見事に機能。
個々の能力を足し算していった時に相手に劣るチームが、
組織力、戦い方で不足を補って勝つというのを見せてくれた試合だった。
クロスへの反応や1対1で前に詰めるタイミングが良かったGK12、
長身で将来への期待も高いCB4とその相方5、
ハードワークは当然の義務としてこなしながらもアイデアも持っている左SH17、
背負って良し仕掛けて良しサイドに流れるタイミング良しで一人で時間を創り出してくれていたFW11…と、
能力のある選手ももちろんいたのだけど、
やはり全体の組織力、体力、集中力が90分保たれたことが圧倒的に印象に残った。
神村学園。
前日に観た男子の同校と同じ印象で、
「相手がパーを出してきても強いグーで打ち破る」みたいなサッカー。
CF9の裏抜けと体格を活かしたポストとを軸に、
そこに相手の注意が向いたところでサイドに展開して
後方からクロスに対して雪崩込んでいくみたいな攻撃が、
この大会を圧倒的な得点力で勝ち上がってきたものなんだと想像されるんだけど、
試合を司る役割の7が柳ヶ浦の3に、
最前線で鍵となる9が柳ヶ浦の4と5に、
それぞれケアされた中で、
「じゃあそれを逆手に取って」とか
「そこに頼らないパターンもあるよ」といったものは持っておらず、
力ずくでこじ開けていくんだという意志を感じた。
実際に、90分を通じて3回(9が2回と14が1回)、
柳ヶ浦のコンパクトでラインが高い4-4-2のウラを見事に取っての決定機があり、
「強いグー」の強さは「それでも勝てる」可能性を見せていただけに、
勝敗とは紙一重だなとの思いが強くなる。
一方で、
サッカー観るだけ観て机上で色々語ってるだけの無責任な身としては、
例えば、4-4-2にして柳ヶ浦2CBの4と5に対して9ともう一人をぶつけることで、
9にかかる相手の圧力を減らしてあげることが出来ていたなら、
決定機はもっと増えてその延長線でゴールも生まれていたのでは?
…などとも考えてしまう。
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