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横浜FM 3-2 東京V
J1百年構想/第4節
(26/02/28:日産)
DAZN
横浜FMスタメン
オナイウ____谷村___クルークス
____ ___遠野________
______山根__喜田______
加藤____角田_キニョーネス_井上
________木村凌_______
東京Vスタメン
________染野________
____新井______齋藤____
深澤____森田__平川____内田
____宮原__井上__鈴木____
_______マテウス_______
互いに守備で「やらせないよ」という前半を経て、
機を逃さず3点を先行する横浜FMと食い下がる東京Vという試合展開に。
様々な顔が見えて面白い90分間だった。
横浜FM。
百年構想リーグが開幕してからの3試合を3連敗という状況で迎えた試合だったけど、
この試合のスタメンが見せていたサッカーに関して言えば、
何の心配も要らないし、
「マスカット体制最終年となる2023年までの強さをもう一度」
という想いを抱いてもいいところまでは来ていると感じた。
しっかりとしたハイプレス/強度の高い牽制、ネガトラで
相手陣内で守備を完結させてそのまま攻撃に転じる姿や、
中盤とSBの流動性、
WGの個性を活かしたサイド攻撃といったものは
「あの頃」を思い出させるには十分だった。
(前線守備に関しては東京Vの最後尾の耐性は加味すべきではあるが)
あとは、各ポジションの選手が「個」の能力でもJで上位となっていけるか。
オナイウは素晴らしいスピードを持っているけど
(今日は切り替えして右足インスイングでファーにクロスを徹底してたけど、これも良かった)
J1でシーズン通して活躍できるかはまだ未知数だし、
谷村も相手CBとの駆け引きやボックス内での働きは一定以上だけど
得点王争いに絡んで来るかとなると、現段階ではYESとは言い難い。
Hondaから引き上げられた時から「ベストポジションはどこだ」問題があった遠野も、
流動的なトップ下としてこの試合では主に左に流れながら良いものを見せてはいたけど
まだその評価を確定させるには早いし、
チームのやり方に順応するという意味では
加藤も井上も偽SB的なポジショニングと中継点になるくらいの仕事は出来ていたけど、
不意に彼らのところから違いが生まれてきて相手が困るかと問われたなら
その域にまでは全然達していない。
…等々、書き連ねてみるとネガティブに捉えてるように見えると思うけど、
これは土台がしっかりしてきたのではと感じられたからこそ書けるもの。
もし横浜FMサポがこれを読んでいたら、どうかポジティブに捉えてもらいたい。
(ベンチスタートだったデイビッドとアラウージョに関しては、評価は保留)
最後に。
角田が怪我しないことを祈るばかり。
この試合でも、
晒された状態での守備や相手CF脇からの楔など、
攻守両面で素晴らしかった。
彼の代わりはいない。
東京V。
城福体制5年目。
突出した粘り強さでJ1に残りながら、
やれることを増やしていこう、選手の能力を上げていこうというのは今季も変わらないと思われる。
開幕3連勝(PK勝ち1試合を含む)で来てはいるももの、
レギュラーの松橋と林を前節試合中の負傷により欠くという
緊急事態とも言える状況。
とはいえ、やることは変わらず。
基本フォーメーションは3-4-2-1。
5-2-3化しながらハーフウェー付近で守備を開始して自陣で粘り強く対応。
奪ってからは、行けるならば染野と新井でウラを狙い、
無理そうならば森田、平川、齋藤を軸にした保持からの前進を伺うということになる…が。
この試合では、前者はともかく、後者に関しては横浜FMに上手く守られてしまい
思うような遅攻…シャドーとWBでサイドに進出…は機会が限られてしまった。
3バックの保持、展開能力がJ1基準ではだいぶ低い→
平川、齋藤が状況を見ながら列を降りることが多くなる→
中盤で受けられる選手が減る→
後ろに重たくなる
前半はこの構図にハマッてしまい、なかなか良い前進が出来ず。
それでも、
「だったら無理して前に行かなくてもいいじゃん」とばかりに森田、平川、齋藤で保持。
変なボールの失い方にだけ気をつけることで
試合が動くのは終盤だよ…というペースに持ち込もうとする雰囲気があり
それは一定以上、上手く行っていたと思う。
問題は後半の立ち上がり。
2失点目もさることながら、
前線の守り方を変えてきた横浜FMの狙いにまんまとハマッしてまったことだろう。
「前半は東京Vの最後尾に強い牽制をかけて中盤に入れさせない」ことを意識していた横浜FMが、
「敢えて中盤に入れさせて森田、平川に高強度のプレスを発動、
バックパスをさせたところでプレスした勢いのまま東京V最後尾に襲いかかり奪う」
というやり方に変えてきていて、
これに見事にやられてしまい3失点目。
結果を見るまでもなく、大きく響いた失点となったよね。
ビハインドを追う展開の中でも、
2点差であれば1点返した勢いで追いつけるぞという雰囲気を作れるけど、
3点差というのはちょっとしんどい。
(あと、シーズン単位で考えた時に、
他チームに「攻略法」を見せてしまったという意味でも大きいと思う)
ただ、そういう状況下になっても、
そこからの城福采配とそれに応えんと奮闘した選手たちの戦いぶりは、
思わず拍手を送りたくなるものだった。
まず、1-0で迎える後半アタマの段階で
内田→山見で3-4-2-1のままやや攻撃に比重を傾けていて
(新井が左シャドーから右WBに移動)
この時点で「とりあえず1点は獲らないといけない」意識を
許容できるバランスの中でピッチ内に持ち込んでいるのが良い。
続いて、3-0にされてしまってからの
宮原、齋藤→吉田、白井で
「もう地上からのスムーズな前進を考えてる場合じゃない。
早めに前に当てるしクロスも増やす。
そのために的と砲台を入れるぜ」
と、右シャドーに白井、左WBに吉田を投入(深澤が左HVに移動)
しかし、これがそこまでハマらないとみるや、
新井→仲山で4-4-2へ変更。
…正直言って、
この交代の前に「ベンチでは仲山が準備しています」との情報が
実況から聞こえてきた時は、
「0-3でプレッシャーも無いだろうだし、
ユース上がりのルーキーをデビューさせるには
悪くないシチュエーションだよな」
などと思ってました。
すいません。
謝罪します。
仲山は、昇格が発表された時に聞こえてきていた話から
「ヨミウリの香りがする選手なのだろう」と想像していたのですが、
メンタル面までバッチリその通りの選手でした。
「ビハインドで攻撃するしかない?
いいっスね。
攻撃大好き!」
てな感じで、
4-4-2の右SHとして投入されるも
フリーダムに中央に入っていって
森田、平川からボールを引き出すなどして
(この辺はスコア状況で横浜FMの前線守備がやや緩んで
「少し後ろ目で奪ってカウンターでいいでしょ」となっていたのも
影響してるとは思う)
それまで苦しんでいた地上戦での前進に一役買ってすらいた。
いやー、まったく臆することなくプレーしてたねぇ。
仲山投入直後の69分に1点を返し、
前述の仲山の動きなんかもあって活気づく中、
それでもバランス振り切っても勢いでどうにかなるだろという時間ギリギリまで待っての、
80分の平川→山田で再び3-4-2-1に戻すんだけど、
メンバー的にはファイヤーフォーメーションもいいとこで、
本当に最後まで諦めない城福監督の姿勢が力強く伝わって来たし、
選手もこれに応えて横浜FMゴールに迫っていた。
後半立ち上がりに2失点しての0-3という展開は確かに問題あるんだけど、
それでもこういう姿勢を見せられたら、
少しでもチームに好意のある人であればスタジアムに足を運んじゃうよねぇ…。
最後、一歩だけ届かなかったけど、アツいものを見せてもらった。
選手交代と共にポジションを移りまくった深澤、お疲れ!(笑)
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