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福岡 2-2 G大阪
(PK 14-13)

J1百年構想/第8節
(26/03/21:ベスト)
DAZN



福岡スタメン

_______ザヘディ_______
____重見______名古____
前嶋___前田快__見木____山脇
____辻岡__田代___岡____
________小畑________



G大阪スタメン

_______ヒュメット______
ウェルトン__ジェバリ_____山下
______鈴木__安部______
初瀬____中谷__三浦____半田
________東口________



G大阪が二度に渡り先行するも粘りを見せる福岡。
PK戦にもつれ込んだ勝負は、
Jリーグ史上最長、両チーム15人ずつが蹴り合う展開の末に
福岡がホームで勝点2を手にする結果となった。



福岡。
ナンダカンダあって塚原新監督になったものの、
編成に大きな変化(目玉補強や主力の大量移籍)は無く、
どのようなサッカーになっているのか。

この試合ではリスク回避でCF(ザヘディ、ベンカリファ)へのロングボールが多い展開だったものの、
HVを担った辻岡、岡には縦パスを刺す意識があり、
地上からの前進を完全に放棄してはいない様子。

2DHに目を移すと、前田快も見木も自分がボールを持ったら縦に素早くの意識が強かったし、
シャドーの重見、名古も自分のところで溜めを作ったり、受けてからサイドに展開したりとかいうよりも
裏抜けしてフィニッシャーになるよという動きが多かったように見えた。

総合すると、攻撃はとにかく速く完結させたいとい考えなのだと思われる。

また、守備はハイプレス&ハイライン志向で、
このことからも自分たちの保持時間は短くて良いということなのだろう。

で、あるならば。

3-4-2-1(5-4-1)ではなく、
4バックベースの戦い方にした方が良いのではなかろうか。

WBを務めた前嶋、山脇は特長を鑑みればクロスを期待されていたのだと思うけど、
彼らがクロスを上げるために高い位置まで来るのを待たずに
「縦に速く」で攻撃を完結させようとしているのならば、
起用自体がアンマッチだし、
前方向へのパスの選択肢を増やす意味でも4バックにした方が理に適っている。

どうしても後ろは5枚揃えておきたいというのであれば、
(綺麗な5バックでハイラインを保っていた)
大外はもっと守備的な選手か繋ぎのためのポジショニングが上手い選手の方が、
少なくともこの試合における攻め方の志向にはマッチしているように感じた。

もちろん、縦に速く行くことを志向するのは悪いことではないけど、
この試合ではあまりにそれ一本槍で単調だったし、
G大阪も外は捨ててボックス幅だけ守ってれば大丈夫という感じだったので、
WBに起用してる選手の特長も含めて、
時間を作りながらのサイド活用も考えていんじゃないかな。

(なお、最後尾からの前進の基本形はフォーメーションそのままの「3+2」。
 G大阪の態勢が整っていて「2」に預けられないとなれば、早々にCF目掛けて蹴っていた)


前田快。
運動量豊富でプレッシングに行くタイミングも良く、
保持すれば縦にパスを刺すことも出来て、いい選手ですね。
そしてロングスローが凄過ぎて笑った(笑)

辻岡。
2点目は百年構想リーグ全試合を終えた段階でも
ベスト何本かに入るスペシャルなゴールだった。
DFのそれではない(笑)

小畑。
15本中11本もシュートと同じ方向に飛んだPKは驚愕(うちストップは2本)。

見木。
PK戦、2周目回ってこなくて良かったね(苦笑)






G大阪。
こちらもヴィッシング新監督を迎えたものの、
編成に大きな動きはなく、どういうサッカーになっているのか注目。

前節までの選手起用とフォーメーションをチェックしてる限りでは、
ボールが収まるジェバリをトップ下に起用、
そこに起点を作っての展開というのを意図しているように見えていたけど、
この試合でもその通りだった。

基本的にはフォーメーション通りの4+2/2+4で保持と前進を図りながら
機を見てジェバリに預け、
ジェバリあるいはボランチからのスルーパスでウラを狙っていく感じ。
CFヒュメット、両SH(山下、ウェルトン、倉田、食野)はそのスルーパスに抜け出して仕留める役割で、
あまりボールに関与しなくて良いということになっているようだった。

相手のプレッシングに仕方に応じて
ボランチの片方が降りての最後尾3枚スタートの形は持っているものの、
形に関わらずSBを予め高い位置へ押し上げておくという考えは無いみたいだったので、
ヴィッシング体制ではIH化する半田を見ることは無さそう。

偽SBとして振る舞える半田と良いフィードがある初瀬がSBにいる時はこれでいいと思うけど、
岸本はこのやり方で活きるとは思い難いので、
違った形も用意しているのであればそれも見てみたい。


守備に関しては、4-2-3-1でよくある4-4-2化してのブロックという感じではなく、
4-2-3-1のままないしは4-4-1-1で守っていて、
守備開始位置も「高いところから行かなくても別にいいよ」という雰囲気があり、
まずは中盤で穴を作らないことが最優先で、
自分たちのボールの失い方により行けるのであれば行こうか、くらいの感じ。


変化しない後方とスルーパスで攻めたい攻撃、
高い位置から奪いに行くことには特別積極的でなかったことを合わせると、
トランジションで後ろの枚数が足りなくなることが嫌いな監督なんだろうなと想像出来るけど、
G大阪はこの試合が7連戦の最後の試合だったそうだし、
ヴィッシング監督は就任して早々にACL2も戦っているという難しさもあるから、
まずはとにかく手堅くという入りをしているのかも知れない、とも思う。

次に観る時にどのような変化があるか、はたまたこの方向性のままなのか、楽しみ。




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