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【女子U-20】日本 5−2 オーストラリア
女子U-20アジア杯/GL(3)
(26/04/08:ノンタブリー(タイ))
DAZN



日本スタメン

________田子________
板村______福島______松永
______樋口__古田______
佐藤____朝生__青木____本多
________岩崎________





1位通過のためにはマスト・ウィンな日本。
ボールを握り一方的に押し込むもクーリングブレイクでリズムを崩し先制を許してしまう。
しかし、前半のうちに追いつけたことが奏功して後半はゴールラッシュ。
クロージングに緩みが出たが、ミッションは遂行出来た。





日本。
・チャイニーズ・タイペイ戦からのスタメンの入れ替えは6人。
 連続スタメンとなった5人のうち、同じポジションを担った選手はいなかった(!)。
・オーストラリアの実力ないしやり方をケアしてのことなのか、
 はたまたスタメン起用すると決めた選手を見渡しての判断なのかは不明だが、
 これまでの4−1−4−1(4−3−3)から4−2−3−1としていた。
・マスト・ウィンのシチュエーションであったし、
 保持して全体で押し込むという日本のスタイルを考慮しても
 最初から前へ前へ繋いでネガトラしっかりやって…というのが求められていたが、
 これをきっちり遂行。
・スカウティングの結果というよりは右が左利きの松永と純正SBでない本多ということが要因のように思うが、
 全般、左サイドからの攻撃が多く、
 幾度となくクロスに持ち込めていたことからも、これは悪くなかったと思う。
・クロス自体も低くて速いボールをDFラインとGKの間に(例えそのスペースが狭くとも)流し込むことを徹底していて、
 狙いは良かったと言える。
・問題は、そのクロスへの入り方ということになるが、
 これは従来の4−1−4−1(4−3−3)だったら枚数が足りていたのか?
 4−2−3−1でも意識次第でどうとでもなったのではないか?
 突き詰める必要があるだろう。
・複数ポジションをこなせる選手が多い印象があるチームだが、
 ベンチもその中で状況や組み合わせを観ていることがよくわかるシーンがあって、
 オーストラリアが左WGを19から20に代えた時に、
 これに合わせて右SBの15本多と右CBの2青木を入れ替えたのには感心した。
・要は、オーストラリアは19よりも20の方が攻撃的で単騎でも仕掛けてくるアタッカーであることを
 スカウティング済みで、
 これを封じるために15本多よりも対人守備に長けた2青木を右SBに配したということなんだと思う。
・点差が開いてオーストラリアも「ここから攻めていく」という狙いがぼやけて
 「とにかく前へ」という感じになっていったので、
 20に特別にボールが集まることはなく、日本の配置転換が奏功したのかは判断しづらいのだが、
 日本の狙いとしては上記の通りだったと推察している。
・前半のクーリングブレイクでリズムを崩してしまったこととクロージングの拙さは
 大きな課題と言えるけど、
 課題が出ながらもしっかり勝てたことは非常に大きかった。
 前半のうちに同点弾を決めてくれた21福島の殊勲。
・実況(我らが安田美香)により、20佐藤の父が佐藤尽であることを知る。
 父娘で世代別代表!


【出場メンバーの覚書】
14:中村/71分に右SHへ投入され、その後80分に右IHへ。
  試合がオープンになる中であまりプレーに関与出来なかったと思うのだが、
  彼女の不出来が理由というわけでもないので評価保留。






オーストラリア。
基本フォーメーションは4−3−3なんだけど、
1位通過のための条件と日本のスタイルとを考慮した結果、
左WG19を守備時に左SH化しての4−4−2で守る素振りを見せて、
実際のところは守備よりも前に出ていく意識を残すことで
ロングカウンターで前3人を使いたいという狙いを持っていたように思う。

しかし、この左WG19のファジーなポジショニングは結果として大失敗だった。

まず、日本は彼女の守る素振りとはまったく無関係にボールを握り倒し、
しかもオーストラリアから見て右サイドからの攻撃を厚くしていたことで、
日本の保持に対する牽制としてまったく機能していなかった。
(…どころか、中盤の3枚が右にスライドして守る際に
 日本が簡単に中央に一旦戻してのやり直しが出来るだけの余裕を与えることになっていた)

その上、オーストラリアのカウンターはパワータイプのCF9とスピード&テクニックタイプの右WG16が
二人だけで完結出来る能力を備えており、
加えて、日本の右SB15本多が左WG19のファジーなポジショニングをきっちり見張って
CF9、右WG16が2枚で仕掛ける際の加勢を許さなかった。

よって、左WG19は攻守両面で殆ど貢献出来ていなかったと言える。
(彼女に非は無いと思う)


自分たちの最後尾からの攻撃は地上で繋いでいくことを志向していたけど、
その能力に関してはそこまで高くなかった。
次、準々決勝は北朝鮮が相手になるようだけど、
北朝鮮が前から来るようであれば、この試合と同様くらいには狩られると思われる。


前半のクーリングブレイク明けの勢いをキックオフ直後から出してきていたら、
全然違った試合になっていただろうけど、
日本へのリスペクトだったのか、
2試合を終えての選手の消耗度を考慮してのことだったのか。




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