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F東京 5-2 水戸
J1百年構想/第12節
(26/04/24:味の素)
DAZN
F東京スタメン
_____佐藤龍__ヒアン_____
遠藤_____________佐藤恵
______常磐__橋本拳_____
橋本健___稲村__ショルツ__室屋
_______スンギュ_______
水戸スタメン
______渡邉__多田______
新井____________レイリア
______大崎__仙波______
飯田____板倉__ダニーロ__真瀬
________西川________
「縦へ速く」「前で奪う」の意識がぶつかりあった、ハイテンポな90分。
質と強度で上回ったF東京が勝利したが、
水戸も恥じ入るような5失点では決してなかった。
F東京。
新潟から松橋監督を引っ張ってきた昨季は「松橋さん呼んで来た意味は?」と思うようなシーズンだったが、
今季はどんな感じなのだろうか、お手並み拝見…という感じで観戦。
昨季も昨季で足元で繋げる選手を抱えていつつも、
サイドで推進力のある選手を活かそうとして繋ぐ部分とのバランスを探ろうとしていて、
(少なくとも観た試合では)さっぱり上手く行ってなかった。
佳史扶や俵積田が代表的な存在かな。
彼らに責があるわけではなく、上手くバランスを見いだせなかった松橋監督に責がある。
今季は(と言うか「この試合は」かな?)昨季よりも幾らか足元への比重を置きつつ、
そこに縦への速さの意識を植え付けることで、
前目の選手が相手ゴールへと雪崩込んでいく迫力を出すことに成功していた。
稲村、橋本健の加入に加えて常磐の台頭がこれを可能にしており、
走力があって元々そうしたサッカーへの適正があった佐藤恵允やヒアンが活きる形になった。
要は、松橋さんは
「その気になれば新潟くらいの持ち方は出来るけど、
より個人でどうにか出来る能力の高い(それは推進力だったり走力だったり)選手を抱える中で
まるまる新潟と同じことをしてもチームの総合力に上限を設けてしまうだけだ。
持てることは前提としてそこにこだわり過ぎずに高い能力を活かすサッカーをしよう」
ということなんじゃないかな、と。
何人か、昨季と比べて出番がだいぶ減るであろう選手の名前が浮かぶけど、
今日の内容を見せられたらそれも致し方なし、でしょう。
26/27シーズンの開幕前にそうした選手の移籍と、
今日のサッカーにフィットしそうな選手の加入で2~3人の入れ替わりがありそうな予感。
室屋。
前半は新井に4回対峙して4回とも半身ズラされて中へのボールを許していて、
後半も安藤に短い時間で2回縦にぶち抜かれてた。
室屋ほどの選手がこのやられぶりはちょっと頂けない。
チーム内での立場的にも、士気に関わるんじゃないかな?
凄いミドルを叩き込んだけど、対人守備でも流石という姿を見せてもらいたい。
常磐を観たのは初めてだったんだけど、
TLに聞こえてきてる通りのいい選手だった。
ワンタッチで前を向けて、躊躇無く縦に刺せる。
あとは、この試合の佐藤恵允は本当に素晴らしかった。
U-23代表では追うべきでない場面でも追いに出てしまう場面が散見されたけど、
今日はそうしたことは見られなかったし、
それでいて、
二度追い三度追いはするわ、倒されてもプレーをやめないわという部分はそのまま維持。
解説を務めた水沼貴史の、
「凄いですね。サプライズで(W杯選出)あるんじゃないか、くらいの(プレーぶりですよ)」という言葉も
頷けてしまうほどの出来でした。
水戸。
組織的な4-4-2ハイプレスと「2+2」ないし右SB真瀬を押し出す「3+2」を使い分けてのビルドアップ、
特に右サイドで見られる、人数をかけたコンビネーションによる崩し、
開始10分くらいはロングボール多めでまずは慎重に試合に入ろうという姿勢…。
いいところがたくさん見られはしたけど、
自分たちの最後尾保持~前進の部分でF東京のハイプレス強度に屈してしまった回数と、
2失点目3失点目の時間帯の悪さで試合の雰囲気を持っていかれてしまったこととが大きかった。
良いボールの引き出し方、受ける直前の体の向きの作り方をしていた多田や
個人としては鮮烈なデビューを飾った安藤など
好材料も見られたことだし、
何より、今日のF東京のハイテンポと強度はJ1でも最上位レベルなので、
今やっているサッカーを引き続き行いつつ、
質、強度を上げていけばいいんじゃないかな。
上位争いに絡むようなクラブでなければ年に1回くらいは遭遇してしまうであろう、
「自分たちの出来が悪いわけではないと思うんだけど相手がとにかく凄かった」試合が、
今日だったのだと思う。
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