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清水 1-2 長崎
J1百年構想/第13節
(26/04/29:IAI)
DAZN



清水スタメン

________セフン_______
____嶋本______小塚____
吉田___ブエノ__弓場____日髙
_ブルネッティ__住吉__スンウク__
________梅田_______



長崎スタメン

_______サンタナ_______
____松本_____長谷川____
米田____山口__山田____関口
_エドゥアルド__新井__翁長____
________後藤________



開始早々の住吉の一発レッドで盤面の変化が加速。
互いに狙いが感じられるカードの切り合いは見応え十分で、
非常に興味深い90分間となった。



清水。
怪我人が戻ってきている中で迎えるGW連戦ということで、
元より時間に応じた選手交代と状況次第の配置変更は行うつもりだったとは思うが、
開始わずか8分で住吉が一発レッドで退場してしまったことを受けて、
そのプランは修正を加速を余儀なくされた。

まずはWBをSBに、シャドーをSHに下げての4-4-1。
同点の状況で迎えることが出来た後半のアタマには小塚→蓮川の交代で
吉田、ブルネッティ、スンウク、蓮川、日髙の5バックによる5-3-1で
勝負の時間帯までは失点しないことを重視した布陣を敷き、
(結果的にはこの交代がエアポケットを生んでしまったのだが…)
(4-4-1のままであればおそらく弓場が長谷川のシュートを阻めていたのでは…という机上の配置論)
時間を見ながら弓場→宇野、嶋本→カピシャーバの交代で強度維持と共に復帰組の投入という目的を果たし、
最終盤はスンウク→本多(復帰組)、日髙→髙橋利樹の交代で
ブルネッティ、本多、蓮川、吉田の4バック、ブエノ、宇野の2DH、カピシャーバ、サンタナ、髙橋利樹の3トップと
追いつくために前の人数を増やす采配。

いやぁ、見事なカードの切り方だった。

セフン目掛けてのロングボールを基本とし、
それに伴うセカンドボール回収も整備されているので
前半は住吉退場後も数的不利にも関わらず前向きにセカンドボールを回収出来ていたし、
状況次第で繋ぐ部分もしっかり用意されていて、
ブエノのコンダクターぶりが流石の一言な上に弓場、嶋本もよく絡んでいた。

サポとしては勝てなかったこと、追いつけなかったことは残念だっただろうけど、
Jリーグウォッチメンとしてはいいものを見せてもらったという満足度が高かった。






長崎。
最近は「脱・ジェズス」ではないけれど、
2025年のJ2を勝ち抜いたスタイルからの変化に取り組んでいるらしい。
DAZNが出したスタメンと予想フォーメーションを見て「翁長がHV!?」とは思ったよね。
保持時の可変が前提のものなんだろうけど…。

とはいえ、基本はやはりロングボールでそのターゲットはサンタナ。
…と、見せかけて、この試合での真の狙いはサンタナが競った際のシャドーのウラへの飛び出しにあったように思う。
松本、長谷川の精力的なランが何度も見られた。

早々に数的優位に立ったものの先制点を献上してしまったあとは、
必然的にボールを保持する時間が長くなる展開となるわけだけど、
ここに関してはおおいに課題を感じた。

受け手の問題も無いではないだろうけど、
翁長が右に大きく開いて前に出て、関口を1列中に入れ、
山口ないし山田が右HVに降りて、降りなかった方のDHとの「3+1」でスタートするんだけど、
4-4-1で構え牽制もさほどでない清水の守備に対して「1」セフンを越えるまでに
とにかく時間と手数がかかり過ぎる。

この形になると清水陣内で守備陣系がコンパクトなため
サンタナ狙い(に見せた松本と長谷川のウラ抜け)も使えず、
「3」がサイド奥へフィードをするようなこともなかったので
(エドゥアルドは対角線フィードを蹴れるイメージがあったんだけどな…。
   翁長が開くことで関口が中に入ったことで右奥に蹴っても…ということだったのか。
 ならば翁長がもっと予め高い位置へ行っても良かった気がするが、それも無かった)
ハーフウェー付近で、「3」による無為なパス交換が繰り返される場面が何度も何度もあった。

幸いだったのは、前半のうちにリスタートで追いつくことに成功したのみならず、
後半開始早々に逆転弾まで生まれたことだった。

これにより無為な保持時間も逃げ切りへのカウントダウンに変化し、
また、「3」の保持をより確実性がありコントローラブルなものとするために、
エドゥアルド→ピトゥカという驚きの交代が行われた。
(同時に山田→山﨑の交代も行われ、山﨑はシャドーに入り松本がDHに移動)

並びどうするの?
え、ピトゥカがそのまま左HV?
マジ!?
…となったものの、ピトゥカが投入されてから5分もすると、
前述の「確実性」「コントローラブル」という理由を見出すことが出来た。

やー、ピトゥカのこの起用法はまったく予期出来てなかったし、
清水ではボランチ、その後横浜FCでは左HVとして活躍したカルフィン・ヨン・ア・ピンを思い出したわ。
で、これは状況次第で十分にアリな気がする。
保持の部分の効用もそうだけど、
基本的に守勢が長いであろうJ1での長崎の立場を考えれば
ピトゥカのスピード不足も誤魔化せるように思う。


ピトゥカの使い方から話を試合全般に戻すと、
「リードしてるし数的優位だけどベタ引きしてしまうと危ない」という考えのもと、
その後もサンタナ→岩崎(シャドーに入り山﨑をトップに移動させる)の交代で
カウンターへの意識を自分たちにも相手にも見せていた。

松本→澤田、米田→大畑の交代はもう少し早くても良かったかなとは思うけど、
90分を通じて、状況に応じて理に適った采配だったと言えるでしょう。




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