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G大阪 5-0 神戸
J1百年構想/第14節
(26/05/02:吹田)
DAZN



G大阪スタメン

________南野________
食野______宇佐美_____山下
______美藤__安部______
初瀬____中谷__三浦____岸本
________荒木________



神戸スタメン

佐々木_____小松______武藤
____井手口_____郷家____
________酒井________
永戸_カエターノ___山川____広瀬
________前川________



インテンシティーが高く五分の内容だった前半でわずかに質で上回り
リードして折り返すことに成功したG大阪が、
追いつくために動いた神戸が自ら歯車を狂わせていく中で加点を続けて快勝。
神戸も、前半は一定以上の質を見せることが出来ていたが…。



G大阪。
前回(第8節の福岡戦)観た際に明らかにキーマンだったジェバリを負傷で欠き、
CFも比較的ハイボールで戦えるヒュメットではなく南野がスタメン。
さて、どういうサッカーになるのかな?というのが注目点だった。

まずは、ジェバリ不在でどのようにして中盤高めの位置に起点を作るかという点。
これは、ジェバリのようなポストワークとは異なりキープ力により溜めを作れる宇佐美の起用と、
ジェバリ出場時にはサイドに張りっ放しで
彼がボールを収めるスペースを作る&サイドからの飛び出し狙いだったSHに
中央へ関与して宇佐美とのパス交換による保持&崩しを志向することで、
ジェバリ出場時とはまた異なる攻撃の良い可能性を見せていた。
(左SHがウェルトンでなく食野である点もこの志向にマッチしていたと言えるだろう)

そして、CF南野は、やはりハイボールで勝負することはなく、
0トップとまでは行かないももの適時中盤に関与しながらコンビネーションの中で「活かされる」意識で動くことで、
宇佐美、食野との良い関係が築けていたように思う。


ビルドアップに関しては決め打ちの形は持たずに相手を見ながらという感じで、
2DH では美藤が後方への関与を担当することになっていて
2+1で4-4-2化した神戸のプレスを掻い潜りながら、
ピッチの中央~左半分での前進を優先していた。
前述の宇佐美、食野の関わりに加え
左SBがビルドアップに寄与出来る初瀬で
右SBが槍系の岸本であることを考えれば当然の傾向だろう。
(なお、岸本は槍仕事が同サイドのSHの山下と被ってしまうことと、、
 1つパスが引っかかれば佐々木と永戸が一気に攻め立ててくるサイドであることとで、
 さほど積極的に攻め上がる姿勢は見せずに3列目辺りに留まり守備面を優先しているようだった)


神戸のビルドアップに対してはアンカーの酒井に入れさせない意識を強く持ちながら、
前から行く場面とハーフウェーラインより少し前での牽制とを使い分け。
特徴的だったのは、4-2-3-1からトップ下(宇佐美)を前に出しての4-4-2化という定石から更に変化して、
ボールサイドのSHも前に出しての4-3-3で奪いに行ったり、
宇佐美をアンカー番にして南野とボールサイドSHに神戸CBを牽制させる変形4-3-1-2のような形を見せていたこと。
恐らくは宇佐美の守備での負担を軽減させたいゆえだと思うけど、
神戸左CBカエターノのビルドアップ面での貢献度が怪しく、
ここに山下を当てれば奪える回数が増えるとの読みもあったかも知れない。


前半はここまで書いてきたような狙いでサッカーでほぼほぼ五分の内容だったにも関わらず、
非常に効率的に2点を奪うことに成功して優位に立つことが出来た。
加えて、後半立ち上がり、フォーメーションを変えて2点差を追いつかんとする神戸の出鼻を
追加点で挫くことが出来たのは非常に大きかった。

3-0として以降は、
余裕を持った選手交代を交えながらミドルプレスからのカウンターに徹し、
これまた効率的に更に2点を追加。

ホームでの快勝となった。


荒木。
ポジション奪ってて軽い驚き。
能力の高さは年代別の代表で知ってはいたけど、
東口と一森を差し置いての出場は大したもの。
幾つかの好セーブで神戸に流れを渡さなかったのも素晴らしかった。
 





神戸。
お馴染みの4-3-3で、負傷の扇原に代わりアンカーを務めるのは酒井。

吉田体制からのわかりやすい変化は無く、
選手たちの特長が上手く噛み合った縦に速い4-3-3で
この試合も前半は一定以上の内容だった。

しかし、2点のビハインドで後半に向かうこととなれば
攻撃面に比重を置いた動きを行わざるを得ないよね。
後半開始から採用した3-4-2-1はどれだけ練習しているものかわからないのだけど
(今季の公式戦でも使ってるの?)
結果として自分たちから歯車を噛み合わなくしてしまった感は否めない。

小松に代わり大迫を入れ、
且つ、大迫の側に佐々木と武藤を寄せるフォーメーションを採用して
こぼれ球回収も大迫がウラに落としたボールに抜け出すこともやりやすくしたハズなのに、
一向に大迫にロングボールを蹴る様子がない。

サイドがWB1人になってしまった上に
左の永戸も右の広瀬も独力で運んで突破してというタイプではないので
前半に見られたサイドの高い位置からクロスという形が減ってしまった。

3バックになり4-4-2化で構えるG大阪に対して
比較的簡単にその1stラインを越えて相手陣内でサッカーが出来るかと思いきや、
左HVに回ったカエターノがまったくビルドアップに寄与出来ず、
(チーム内でも不安があるのか、中央CBに入ったトゥーレルが彼に預けたがらないように見えた)
トゥーレルからは常に右の山川へボールが出て、
これを読んで寄せる、受け手へのパスコースを消す神戸の選手たちの前に
山川は苦しい展開を余儀なくされてしまった。


カエターノは、南野の2得点において
いずれも綺麗に背中から前に入られてしまって、
南野を褒めるべきだとはしても、
厳しい試合になってしまった。
再びンドカの方が序列が上になるかも知れないね。




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