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福岡 2-2 千葉
J1百年構想/PO(1st leg)
(26/05/30:ベスト電器)
DAZN



福岡スタメン

________碓井________
____名古______重見____
藤本____見木__椎橋____前嶋
____辻岡__上島__岡_____
________藤田________



千葉スタメン

______松村__石川______
津久井_____________田中
______田口__前_______
日高____河野__鳥海____髙橋
_______スアレス_______



ボールを保持して押し込んでいこうという意志が伺える福岡と、
相対的にカウンターを狙う形になっていただけの千葉。
19位20位決定戦に回ってきてしまったのが頷ける、
もどかしき2チームであった。

ボールを捌く見木、ファジーなポジショニングでボールを引き出して前を向く名古、
抜群の突破力を見せる藤本にHVでありばがら果敢に飛び出していく辻岡。
前進が右からになった時には岡の対角線フィードで左に振って藤本にアイソレーションさせる等、
崩しのパターンは用意されている。
あとは好機の質を向上させて決定機、そしてゴールへと繋げていくだけという感じで
WEST18試合で17得点という数字は、次第に改善されていくように思えるが、
その速度を早めるために手っ取り早い策は、
右シャドーによりストライカー色の強い選手を置くことかな…。

2シャドーを名古と重見で始めるのは「試合を作る」という点では良いけど、
ゴールを奪うという点においては
J1の中でも質の高い1トップを置けるわけではないチームにおいて、
そのフォローをするにはパワー不足な印象は否めない。

藤本と辻岡で深い位置まで持ち込んでのクロスまでは見込めると思うので、
ハイクロスに強い長身1トップ+名古(重見、北島)+碓井みたいな組み合わせで臨めば。
サニブラウンと、高さメインという感じではない道脇の2人が長身FWとしては在籍しているが…。

前回観た時(第8節のG大阪戦)の「縦に速く」を意識した攻撃もそうだったけど、
チームとして「この試合はこれで行く」という意識の統一は十分なので、
繰り返しになるけど、得点数に関しては次第に改善されていくのではないか。


一方の守備では、前から奪いに行く意識は見せつつも
早めに先制した千葉が従来の彼らのスタイル以上に保持へのこだわりが無かったため、
あまり語るようなところが無いかな…。

ただ、2-1リードの87分で喫した同点ゴールのシーンは、
状況を考えたらイサカ、石川があの場所であれだけスペースを享受出来ていたのは
あってはならないことだと思うし、
WESTで最下位に沈んでしまったのはああいうところなんだろうな、というのは感じた。

全体としてそんなに悪い感じじゃなくても、
局面で緩みが出てしまい勝点をこぼし、
その積み重ねが順位に反映されたと考えられる。

もったいない。






千葉。
とりあえずはロングボール中心で試合に入り、
落ち着いてきたところでどういうサッカーになるかなと思ってたんだけど、
石川の抜け目なさと決定力で先制に成功したことで
自陣で受けてカウンターを繰り出そうという姿勢になった。

リーグ内の力関係を考えると、
守勢の時間が長くなるのは最初から受け入れるにしても
おそらくはもう少し前からの牽制を交えつつの試合運びをするのが
普段の姿なのだろうと思うんだけど、
ちょっと精神的にも守りに入っちゃったのかなと感じた。

そして、守勢の時間を長くしながらも、
4-4-2のミドル~ローブロックがそれほど強固ではないというのが
根本的な問題だろう。

福岡の左サイド攻撃に対しての田中、髙橋、前は
いずれやられるであろう雰囲気が早い段階でしていたし、
HTを経ても手当が見られなかったのはしんどかった。
(基本3バックの5-4-1は仕込んでないにしても
 フリーマン化する石川の知性に頼れば4-5-1にすることで
 前をもっと積極的に田中、髙橋との守備に関わらせることは出来ただろうと思う)
(他にも、ボールを奪ったらとにかく右奥に蹴り込むことで
 辻岡、藤本に少しでも自身の背後を気にさせるとか、
 何らかの手を打たないことには、田中、髙橋も精神的に追い詰められるばかりだったと思う)

また、名古、重見を褒めるべき部分でもあるとは思うが、
ファジーなポジショニングをしてしっかりボールを引き出す両選手を、
ちょっと自由にさせ過ぎな印象があったし、
この2人を捕まえられないのであれば
そこにボールを付ける選手に対して圧力をかける必要があっただろうに、
意識してそうした守備をしている様子も見られなかった。

いくら綺麗に4-4-2のブロックを組んでも、
ボールに、人に、圧力をかけていなければやられてしまう。

前回観た時(第5節の柏戦)の、同点に追いついた後の躍動感を思うと、
この試合では早々のリードで精神的にも守りに入ってしまったのが
やはり良くなかったのだと思う。

前からガツガツ行く。
そのため、後ろは連動しなければいけない。
…という構図が、何と言うか、選手個々の自発的な守備に繋がるのだと思うのだけど、
試合の流れでローブロックを組んだ状態でも、この意識は忘れちゃいけないわけで、
この試合では、この意識が欠けていたように見えた。




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