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スペイン 3-0 オーストリア
W杯/R32
(26/07/02:ロサンゼルス(アメリカ))
DAZN



スペインスタメン

15___21___19
__10___20__
____16____
24__14_22__12
____23____

スペインの選手リスト



オーストリアスタメン

____11____
9___24___18
___4_6___
20__8_3__5
____1____

オーストリアの選手リスト



実に「らしい」チームに仕上がっているスペインと、
プレッシングからのカウンターを狙いたいオーストリア。
ちょっと差がある試合だったと言える。



スペイン
・サッカー好きが「スペイン代表」と聞いてイメージする通りの「スペイン」だった。
・アンカー16ロドリが2CBの間に降り、両SBはやや前目に、
 そしてIH20ペドリが後方を、IH10オルモが前方を意識しがちの、
 数字で表すならば3-3-4の形でショートパスを基軸に前進。
・各選手の距離感、角度、顔を出す/ボールを離すタイミングが抜群な上に
 相手が思い切り寄せてくればGKシモンによる正確なスキップパスで前進。
・両サイドでWGとSBの連携も良好で崩しにかかる流れもスムーズ。
・また、各選手の距離感が良いのでロストした瞬間のネガトラもなかなかに強烈。
 オーストリアが屈強な体を活かして囲い込みを突破してロングカウンターに転じても、
 最後はきちんと対処出来る能力を持つ2CBが控えていて、
 「これは堅いぞ」という印象。
・GLではそんなでもなかったみたいな評判が聞こえて来てたんだけど、
 で、あるならば、この試合は「ギア上げて行くよー」という宣言であり
 そのための調整試合としてうってつけであった。
・いちばん気になった選手は右SB12ボロ。
 GLは第2節しか出場していないようで絶対的なレギュラーではないのかな?
 だけど、ヤマルをサポートするレーンの選択、近づく/追い越すタイミングなんかが素晴らしく、
 逆サイドにボールがある時やビルドアップで必要になった時の中央でのポジショニングも抜群。
 チーム2点目を記録したのは良きプレーぶりへのご褒美でしょう。






オーストリア。
・監督がランゲニックで、放送席も「プレスからのショートカウンター」を強調していたので
 そういうチームなんだなというバイアスで試合を見始めた。
・基本フォーメーション4-2-3-1からの非保持時4-4-2というオーソドックスなスタイル。
・「プレスに行っても外されるしな、どうしようかな」みたいな雰囲気が試合開始時から感じられ、
 ハイプレスに振り切るでもなく(行く時は行くけど高頻度ではない)
 ミドル/ローブロックで構えるぜというでもなく、
 そしてスペインのボール回しをどう誘導したいかという意志も特に感じない、
 中途半端な守り方だったように思う。
・そんな中でも前4枚と時々+2DHの頑張りがあって、
 先制される前に何度かショートカウンターを打てる場面はあった。
 これを活かして先制出来ていれば…とは思うが。
・個々の頑張りが早期の消耗に繋がってしまったのかは不明だが、
 前半23分のハイドレーションブレイクが明けるとより決定的なピンチを招く気配が感じられるようになり、
 36分に先制点を献上。
・ハイドレーションブレイク明けの流れを考えれば
 1失点でどうにかしのいだのには精神力を感じた…が、
 90分を終えてみて振り返ると、
 スペインが試合を決めることを特に急がなかったからではとも思える。
・「このままじゃジリ貧必至なのでまずは同点を狙って勝負を賭ける」というHTでの2枚替えで、
 2DHだった4シュラガーと6ザイヴァルトをベンチに下げ、
 左SHに17チュクエメカ、左DHに10グリリッチを投入、
 トップ下だった24ヴァナーを右DHに、左SHだった9ザビツァーをFWに移動させ
 4-4-2へ変更。
 そして「ハイプレスで行くぜ!」という覚悟を持っての後半の入りだった。
・この判断は自然なものかなと思うんだけど、
 いかんせん、前半でスペインのリズムが出来上がっていたことで
 このハイプレスは虚しく空転するし、
 急いで帰陣しての4-4-2ブロックにおいては
 おそらく攻撃モードのためのコンビなのだろう2DHの守備のリンクが
 スタメンのコンビに比べてめちゃめちゃ弱くて、
 より簡単に中央も使われてボールを回される展開に。
・こりゃ2失点目も時間の問題だな…という雰囲気が早々に醸成されてしまう。
・60分には「攻撃傾倒モードの第2ブーストだ!」と
 CF11グレゴリッチ、右SH18シュミットに代えてFW7アルナウトヴィッチ、14カライジッチを投入。
 10グリリッチを右SHに回して9ザビツァーを左SHに戻す変更を施す。
・この交代により、保持時ではより積極的な放り込みが意識されるようになり、
 前半から可能性を感じさせていた9ザビツァーのクロスがより脅威を増すことになった。
・しかし、いかんせんスペインにボールを持たれ、振り回される展開を変えることが出来ず、
 66分に2失点目を喫して事実上の終戦。
 それでも最後まで喰らいついてみせたが89分に3失点目ということで、
 終わってみれば0-3で完敗。
・チーム力の差に相応の結果かなとは思ったけど、
 前半の入りから思い切りの良さが感じられたら、
 もしかしたら先制もあったかな?と思わないでもない。




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