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ブラジル 1-2 ノルウェー
W杯/R16
(26/07/06:ニューヨーク・ニュージャージー(アメリカ))
DAZN
ブラジルスタメン
7___9___26
__22___8__
____5____
16__3_4__13
____1____
ブラジルの選手リスト
ノルウェースタメン
20___9___7
__6___10__
____8____
5__17_3__26
____1____
ノルウェーの選手リスト
ボールを「持たせた」ブラジルと、ボールを「持った」ノルウェー。
互いの意図が噛み合った前半を経て、後半、質の差がその意図を越えていく。
バイキングの航海は終わらない…。
ブラジル
・日本と戦ったR32からのスタメン変更は負傷の20パケタが22マルティネッリになった1枚のみ。
現状のベストメンバーで臨む。
・ボールを持って相手陣内となれば中央での流動性、
左ではWG7ヴィニシウスの仕掛け、右ではWG26ライアンを軸にしたコンビネーションという
彼ららしい攻撃を見せてはいたものの、
この試合では立ち上がりから少し守備に意識が傾いていたように思う。
・具体的には、日本戦よりも前線守備における牽制が弱く、
4-4-2化した2列目の「4」は早々に自陣ミドルサード深くまで撤退することが多かった.
・また、ノルウェーの中盤3枚が自在に降りながら前進ルートを探る動きにも取り合わず、
「ハーフウェー越える辺りまではお好きにどうぞ」としていた。
・前半も半ば過ぎまでは度々ネガトラの段階で4-5-1のような状態になっていたので、
決められた4人で4-4-2の2列目を形成するのではなく
とにかく素早く戻ってから、陣形を整えれば良いという考えだったのだろう。
・その上、4-5-1状態の「1」が7ヴィニシウスであることも多々起きており、
これらを総合して考えると、
ミドルサード自陣深めの位置で奪ってからのロングカウンターを狙っていたのだと思われる。
・もちろん、ノルウェー陣内で全体で良い牽制が出来ている場面もあり、
そこはバランスの話ではあるんだけど、
メリハリは付けながら「奪うのは自陣でいいよ」という感じ。
・とりわけ、ノルウェー左WG20ヌサの仕掛け→カットインには
「待ってました」とばかりに中から2人目が寄せて奪取、カウンターに繋げていた
(綺麗にこの形が出たのが2度あった)
(カウンターには繋がらなくともカットイン対策は万全という感じでそこからの好機創造は阻んでいた)
・前半は狙い通りにやれていて、試合は均衡を保っていたと思う。
問題は後半。
・HTで両WGを交代させ、より保持力を強めてきたノルウェーに対し、
「自陣で奪う」がままならなくなってくると、
ハイドレーションブレイクの手前で日本戦で見せたようなクロス祭りの時間を作ることは出来たものの、
45分+ATのうちかなりの時間で、ノルウェーがやりたいようにサッカーをされてしまった。
・67分に起爆剤としてCFに投入した10ネイマールは、その役割をまっとうすることが出来ず、
守備面での弱体化のみがピッチ上で目立つ結果となってしまった。
(7ヴィニシウスが左サイドの守備をしなくてはならなくなったことも当然影響している)
・10ネイマール投入はハッキリ言って分の悪い賭けだったが、
それでもその手を打たなければいけない状況だというのが
後半が始まってからのピッチ上に対するベンチの判断だったのだろうし、
その判断は間違っていなかったと思う。
・なお、試合開始早々の13分に8ギマランイスがPKをセーブされて先制に失敗というトピックはあったが、
たとえあのPKにより先制することが出来ていたとしても、
カウンター狙いをメインとしたこの試合のゲームプランを遂行していたのであれば
ブラジル勝利の目はかなり薄かったように思う。
頑張って守っても延長にもつれ込んで、そこで力尽きていたんじゃないかな…。
ノルウェー。
・コートジボワールと戦ったR32からは右SBの変更のみというスタメン。
この試合でスタメンだった26リェルソンは放送席が「戻ってきた」と言っていたので、
本来のスタメン選手であるようだ。
つまりは、ベストメンバーが揃った、と。
・前後半とも前からボールを奪いに行って、実際に奪って保持して押し込んで…という
非常に良い入りが出来ていた。
ブラジルのゲームプランと噛み合ったということはあるにせよ、
「行けるぞ」というメンタルで試合を進めることが出来たのではないだろうか。
・変幻自在の中盤3枚を経由しての前進と、
困った時は長身右WGの7セルロートにロングボールという2つのパターンはこの試合でも健在。
本来近いポジションであるハズの右IHウーデゴールがそのポジションを離れていても、
右SB26リェルソンが予め7セルロートの近くにまで行ってサポートしており、
ロングボールでありながらも安定感を持って前進させられるのは大きな強み。
・右WG7セルロートの役割とバランスを取る目的なのか、
左WG20ヌサのスタート位置、そしてドリブル開始位置は低めだった。
ここはもう少し高い位置で構えさせていてもいいように思うが、
「ボールは握れているけれども慎重に」ということだったのかな。
・ブラジルのところでも書いたけど、20ヌサのカットインにはしっかり手を打たれていた。
次の対戦相手も同じような対応をしてくると思われるので、
それを更に上回る手を用意する必要はあるかなと感じる。
(20ヌサが縦に仕掛けるとか、左SBないし左IHのオーバーラップとタイミングを合わせるとか)
・最初からHTで行うつもりだったのか、前半のブラジルの様子を見て決めたのかは不明だが、
両WGを小回りが利いて保持のための保持が出来る21シェルデルップと22ボブへと交代させたのは、
非常に効果的だった。
・ブラジル陣内でボールを持ち、振り回し、疲弊させることに成功。
特に右サイドに固定されることなく自在に動き回ったボブは出色の出来だった。
・先制ゴールは79分まで待たねばならなかったが、
「90分のうちにこのタイミングが来るからそれまで丁寧に相手を動かせばいい」という
全体の意志統一が崩れることなくその瞬間を迎えたのは見事の一言。
・CF9ハーランドが自身の役目をまっとうする2得点というのも、
「彼がゴールすることで勝つ」チームの完成度の高さを感じさせる。
・13分のPKストップや、すわオウンゴールとなる浮き球を掻き出した85分のプレーなど
GK1ニーランの活躍も光った。
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