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京都 1-3 水戸
J1/第3節
(26/08/22:サンガ)
DAZN



京都スタメン

_______エリアス_______
新井______平戸______中野
_______尹__ペドロ_____
佐藤____鈴木_ウェベルトン__福田
________太田________



水戸スタメン

______渡邉__内野______
谷口______________鳥海
______舩橋__仙波______
大森____板倉__木本____真瀬
________西川________



「保持を基本にしつつ相手のプレスを外せたなら加速」という点で
考え方が似ていた両チーム。
互いに好機を創出出来ていた中で両ゴール前の質において水戸が上回った。



京都。
ほぼ5年半に及んだチョウキジェ体制に別れを告げ、
新たに日本での監督歴も抱負なランコ・ポポヴィッチを招聘。

大きくチームを作り変えることになる中でどのようなサッカーになるのかが注目点。

この試合で得た印象としては、
・基本的にボールは握っていたい
・しかし縦に速く行けるならその選択肢は捨てはしない
・押し込んだらサイドorポケット攻略
といった感じ。

シンプルな2+2ないし2+1(尹)での最後尾保持からボックス幅での前進を目指し、
相手のプレスに捕まるようであればエリアスが少し降りてきたり、
左右に流れてフリーになることを試みる平戸やエリアスの足元に着けてみたり、
左で3列目辺りの高さに留まる佐藤を使ってみたり。
(右の福田はビルドアップに関与しないで前に行っとけという感じだった)

SHで先発した新井と中野はHSに入って大外はSBに託すのが基本のようで、
右の中野と福田は良好な連携を築けていたが、左の新井と佐藤は呼吸があっていなかった。
前半の新井はチームの約束事としてHSからポケットへの飛び出しを敢行してはいたものの
佐藤から良いタイミングでボールが出てこず、
速い攻撃の際に大外からドリブルで仕掛けていく時の方が輝いていた(し、彼の特徴にもマッチすると思う)。

水戸と比べると相手のプレスを掻い潜る際に鮮やかさやスムーズさは感じなかったし、
鈴木、ウェベルトンの2CBで安心安定の保持、捌きが出来るかは怪しいところなので、
ここは人選や仕組みで補っていく必要があるかなと思うけど、
(左利きの大卒ルーキーである永田は期待されているようだ)
どうにか掻い潜った時の攻撃の加速の仕方はスムーズだったと思うし、
実際に前半から好機は作れていた。

2点のビハインドで後半を迎えるにあたり、


とりあえず、この好調はまだ何試合かは続きそうな気がする。
4-3-3(アンカーに尹、左IHにペドロ、右IHに中野)とも
4-4-2ダイヤモンド(エリアス引いてきてトップ下)とも解釈出来る布陣に変更したのは面白かった。

前線の両脇に入った左の新井、右のマセイオはHSに立つところからスタートして、
自分たちが保持して水戸陣内に入るとサイド奥に向けてダッシュ。
中央圧縮で守る水戸の4-4-2ブロックからSBを引き連れて外に開く動きを繰り返していた。

前半は京都が押し込んだ状態でサイドチェンジをしても水戸4バックが距離感を保ったままスライドして
更にサイドチェンジ先に間に合っていたために
京都が攻撃のテンポを上げ切れなかったことを受けての攻略法としてのやり方で、
右サイドで特に機能していた。
(マセイオが右奥に開く→大森が付いていく→
大森と板倉の間が空くのでそこをエリアス、中野、福田らが活用する点という流れ)

3点目を喫してからは長澤投入でオーソドックスな4-4-2へ変更。
早めの放り込みを意識しながら攻撃に変化をつけることが出来ていて、
相手陣内にボールを運べさえすれば、
現段階でもいろんな引き出しを持てていて、そのどれもが一定の質にあると思う。


守備面は、プレスの精度・強度の向上は当然求められるところだろうけど、
特別問題視されるほどの質ではなかったと思う。
(単純に水戸がプレスを掻い潜るボールと人の動きをとてもよく整備していただけ)
自陣に押し込まれる時間は長くなかったので、
ミドル~ローブロックの強度については保留。

唯一明確に問題だなと感じたのは、CKの守備。
ほぼ全部のCKでGK太田はブロックされ、DFはボールにまともに競りかけることが出来ず、
木本に仕留められた1本以外もゴール前を横断する危険な状態だった。
ここは早急に手を付けて改善しないと、失点が重なっていくと思われる。


ポポヴィッチは中野を重用するかも知れない。
中でも外でも苦にしないし、後方の選手とのレーンの使い分けもきちんと出来ている。
個人で大きな輝きを放つ選手ではないかも知れないけど、
この試合では右SH→右IH→左SHとポジションを移しながらのフル出場だった。






水戸。
百年構想リーグでも見せていたチーム全体でのボール保持の能力と、整備された4-4-2守備。

これをそのままに、FWに内野、DHに舩橋、CBに木本とセンターラインの強化に成功したことが
見事にこの試合に表れていた。

木本はチームが守勢に回らされてる時間帯でも最終ラインをバタバタさせない経験があるし、
舩橋は相手のプレスを外した直後の攻撃を加速させるパスを出すことが出来、
内野は高さとしなやかさ、ウラ抜けのセンスがあって引いて受けることの出来る渡邉との相性抜群という感じだった。

ミドルサードに少し入った辺りで京都の1stラインを越えて、
仙波ないし舩橋がボールを持って前を向いた瞬間の
内野、鳥海の京都DFライン裏へのスプリントと、
左でどっしり構える谷口と、
悠々と降りてきてボールを引き出す渡邉との「絵」は、
この試合で何度も描かれた「好機の予感」だったし、
相手のプレスのかけ方を見ながらの最後尾の人数調整や3列目でのポジショニング、
ターンと落としの選択など、
チームでプレスを掻い潜る能力は本当に高かった。


攻守両面で非常に水戸らしいサッカーが出来て、
スコア上も快勝であったのは間違いないけど、
この試合はGK西川が度重なるビッグセーブでチームを助けてくれた事実があるし、
26/27シーズンで上位を争うチームの完成度、強度を前にこの試合の内容を演じることは容易ではないハズ。

現在やってることの精度、強度の向上あるのみだね。




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