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町田 2-1 川崎
J1/第5節
(26/09/02:GION)
DAZN



町田スタメン

_______イェンギ_______
____相馬______西村____
明本____下田___前____望月
____昌子__菊池__岡村____
_________谷________



川崎スタメン

_______ラセルダ_______
マルシーニョ__脇坂______伊藤
______山本__橘田______
三浦____谷口_ホマーノ___山原
______ブローダーセン_____



新戦力がピタリとハマって勝負強さを見せた町田と、
百年構想リーグ(あるいは25年)からの復調を感じさせた川崎。
互いに良い攻撃を見せることが出来ていたと思う。



町田。
開幕前に林が、そしてつい数日前に中山が、それぞれ移籍してしまい、
スムーズだった左サイドがどうなるかというのがひとつの注目点だったが、
開幕からフィットしていた旨聞こえてきていた明本は流石だったし、
本来得意であろう左に回って来た昌子も、良い対角戦パスを連発していた。
この試合では左ボランチに下田が起用されており、
ピッチ左半分を地上で繋いでいく部分において
昌子が中山よりは劣るところを彼が上手く機能させた印象はあるが、
絶賛されていた中山・明本・相馬のクオリティから大きくレベルダウンすることは無いだろう。

明本は、相馬とのレーン使い分けや意思疎通を林と変わらないレベルでやっていて、
且つ、攻守両面での1対1や左足のキックなどは明確に林以上なので、
これは素晴らしい補強と言うしかない…。


4-4-2化からボールサイドのSHを上げての人数合わせ、
更にボールを動かされれば4-2-4も上等で前から奪いに行く意欲を見せることもあった川崎に対して、
プレス耐性が高いとは言い難い岡村、菊地を含む3+2スタートで向き合いながら、
HVから上手く川崎SH~FW間を斜めに入れてボランチに預けたり、
左サイドではWB明本を活用したり、
時に昌子の対角線フィードを交えたりしながら、
ボールの前進は上手く出来ていたと思う。

左サイドは相馬と明本で圧倒的に優位性を持てるのでいいとして、
右サイドではこの日の組み合わせ(西村+望月)が有機的に絡めていたとは言えなかったので、
「左で作って右で仕留める」が基本であろうとも、
もう少し右サイドの練度は必要かなという印象は否めなかった。
(普段は右WBに中村のようなので、彼はもう少し上手くやっているのだろう)

松尾と、電撃的に獲得した小川という新戦力が即座にフィットしてるのも凄まじかった。
松尾は攻守にキレのある動きで登場するや否やピッチ上を活性化させたし、
きっちり2得点してみせた小川は大暴れしそうな予感が十分。


気になったのは前線守備の修正の遅さで、
川崎のボランチに良い状態でボールを持たれる流れを止めるのを、
66分のラヴィ投入まで待たなければいけなかったこと。
フォーメーション通りの5-2-3で川崎のビルドアップに向き合っていたのを
相馬を一旦下げて5-3-2にしておいてから
必要に応じて橘田を消しながらラヴィが前に出ていく(ホマーノへ圧力)の形に変更、
これにより川崎のスムーズな前進の回数を減らすことに成功したのは見事な修正と言えるんだけど、
最低でも後半アタマから(修正方法は何でもいいので)手を打ってなければいけなかったし、
前半のうちにピッチ内だけでどうにか出来れば最高…という話で、
繰り返しになるけど66分の修正は「遅い」。


とはいえ。

3連勝から苦戦しての引き分けを挟んで、
先制されてしまったこの試合を逆転勝利で終えることが出来た。
ACL Twoを戦うので難しさはあるだろうけど、
優勝を掲げるのに相応しい滑り出しをしたと言えるんじゃないかな。






川崎。
前提として、自分たちのビルドアップに対する町田の向き合い方が良いものではなく、
よって簡単に山本と橘田が前向きの良い状態でボールを持てたことがあるのだけれど、
それでも、そこから良い時期の川崎を思わせる攻撃が繰り出せていたことは喜ばしいと思う。

内外自在の立ち位置で受けて、仕掛け、
独りで仕掛け切るか相手を動かしてのパスにするかで好機を生んでいた右サイドの伊藤。
劇的にコンビネーションが良くなっていた左サイドのマルシーニョと三浦。
前目の選手たちでペナ角付近から中央への横パスとワンタッチを交えた崩しも何度も見せられていたし、
獲得したばかりのラセルダもこれに普通に関わってシュートに持ち込んでいた。
新加入のホマーノも、全体で押し込んでいるさなかに中央の狭いところに縦パスを打ち込む能力があって、
何と言うか、川崎らしさを漂わせていた。

右に回っていた山原をもう少し活かせる形を模索しつつ、
相手がハイプレスを上手くハメて来た時であっても前進に困らないチームになれれば、
(その意味でもホマーノは良さそうな雰囲気がある)
今日のアタッキングサードでの様子を見る限りでは、
攻撃面では長谷部体制になってからいちばん期待して良いと思う。


守備面では、やはり町田の左サイドに対して何か策を講じたような感じが皆無だったことは気になった。
明本と相馬(に潤滑油としての下田)に伊藤と山原で何か制限がかけられるのか?との問いと
特に伊藤には攻撃に力を割かせたいという意識があってのことなのかも知れないけど、
ちょっと無防備に過ぎたんじゃない?とはどうしても思ってしまう。

町田の左サイドがあまりにも強烈ゆえの割り切りだったと思いたいし、
そうでなければ、攻撃面が良くなっても収支が合わなくなってしまう。


ラセルタは大当たりな気がする。
試合開始直後の菊地のやり取りを見て「お、フィジカル野郎か」との印象を抱いたのだけど、
時間を追うごとに引いて受けるもウラを狙うもやりだしたし、
細かなパスワークによる崩しにも参加して、
フィニッシュに絡んでいた。




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