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讃岐 0-3 滋賀
J3/第5節
(26/09/05:MEGLIO)
DAZN



讃岐スタメン

________村上________
____後藤______佐野____
上野___宇都木__禹相皓___國分
____宮﨑__ギサン_林田____
________青木________



滋賀スタメン

______日野__坂元______
北條______________三宅
_____ロメロ__中村______
小泉____西山__鍋田____白石
________本吉________



ホームでやってはいけない試合をやってしまった讃岐と、
前線の運動量とその質、チーム全体の前へのベクトルで讃岐を呑み込んだ滋賀。



讃岐。
受け身と弱腰。
今季「変わろうとしている」チームが、連敗の中で迎えるホームゲームで、
この姿勢、内容は頂けない。

前半立ち上がり15分くらいまでは行き交うロングボールに競りかけ、
極力上野を前に出したい意図を感じる宇都木の立ち位置や
それを活用するんだというボール回しも見えて、
そう悪くはない入りが出来ていたと思う。

しかし、徐々に滋賀にペースを握られてしまい、苦しい試合展開となっていってしまった。
その要因と思われるものを幾つか挙げていく。

1)定まらなかった、前線が抑えるべきポイント
滋賀のビルドアップは2CB+中村でスタートしていて、
3-4-2-1を基本フォーメーションしてそのまま5-4-1で自陣守備をする讃岐は
CF村上が中村を消すことを意識しながら可能であれば2CBへの牽制も行う…という意識で
試合に入っていたと思うのだけど、
2CBからあまりに効果的にボールが供給され続けてしまった。
これではマズいということで前半の飲水タイム明けには後藤を前残ししての5-3-2に変更し2CBへの警戒を強めるも、
相対的に中村を消す意識が薄れてしまい、
結果、2CB+中村に翻弄され、3人のうちいずれかからの効果的な供給を阻むことが出来なかった。

2)滋賀前線の駆け引きとそれによりさせられた間延び
滋賀が、2トップと少し内側に入った北條の3人による、
ボックス幅でのウラへの抜け出しの駆け引きを執拗に行っており、
そこへボールも度々供給されていたことから讃岐のDFラインは自身の背後を意識せざるを得なくなり、
讃岐から見て「ディフェンシブサードとミドルサードを分かつライン」辺りに
滋賀にとって十二分に活用できるスペースが生まれてしまう流れが出来ていた。
ここをIH的に振る舞っていたロメロ、三宅、
前線での駆け引きに参加しなかった2トップと北條の3人のうちいずれか…に、
いいように使われてしまった。

3)確保出来なかったセカンドボール
滋賀前線の駆け引きに伴い讃岐のDFラインが背後を意識する→
讃岐の中盤の選手は跳ね返したボールを拾うべく自分たちのゴール側を向いて備える→
ボールに対する反応は悪くなかったが、丁寧な処理をしようとする背中に滋賀の選手がすかさず寄せてきてミスを誘発する
…という流れで、セカンドボールを確保出来ず、
反撃に転じられない/分厚い攻撃を許す展開となってしまった。
2失点目に直結した禹相皓から宮﨑へのバックパスと宮﨑の対応なんかはこれの典型で、
特に禹相皓は前半から讃岐DFラインが跳ね返したボールの処理をしようとするところを厳しく監視されていて、
前半だけで少なくとも3回は危険なバックパスを強いられていた。

4)受け身と弱腰(と柔軟性の無さ)
1)~3)を要因として受け身に回る試合展開となってしまった中で、
連敗中ということも響いていたのかこれを盛り返すだけの個々の気迫やチームとしてのまとまりが無く、
そうしたチーム状態なだけに柔軟な思考を持つことが出来なかった。
構造的にやられてしまってる中でも際の際に追い込まれるまでに
誰かが無理をしてでもボールを奪いに行く/圧力をかけに行く姿勢があったか。
攻め込まれる時間が長くなる中で迷わずに大きくタッチに逃げて、
「今は耐える時間だ」と割り切って精神の疲弊を和らげるような動きはあったか。
互いを鼓舞し、1プレーごとに要求やすり合わせを行えていたのか。
自分たちの3+1(禹相皓)でビルドアップを始めて出来れば左から攻めたいという意図を持っていることが相手に見切られ、
ロメロが密着することで禹相皓が消された時に
それでも馬鹿正直に禹相皓を経由することを第一目的にしていなかったか。
チームとして後方から繋いでいくことを採り入れてるさなかであることは理解するが、
滋賀の前線守備の圧力であっぷあっぷになる中で、
受ける味方が困るパスを連発していたのは途上の中で起こるものとして受け入れているのか。
(ビハインドの試合でも継続してトライすることをチームとして是としているのか)
身体の強い上野がいるので、ゴールキックなどのGKからの長いボールの供給を左奥に蹴るのは悪くないが、
上野が淺田に代わってなお左に蹴り続けていたことに合理性はあるのか。
(右シャドーに森川がいるのに!)


諸々、手が回ってないところがあるのはやむなしとして、
ならばこそ、構造的形勢的不利の中でも、
ボールと相手に立ち向かう姿勢だけは見せて欲しかった。

滋賀が強度維持のために3枚替えした66分の前に、
「もう走れなくなりました、代えてください」となるまで能動的に走った選手もいなかった。


これでリーグ戦3連敗。
天皇杯を含めると公式戦4連敗。
連敗が続いてしまうと、ファイティングポーズを取ることすら難しくなってしまう。

大嶽監督が就任以降ずっと口にしているように、
相手がどうこうでなく、まずは自分たちがやるべきことをしっかりとやろう。
このチームのやるべきことは、
走って、走って、攻撃であれば相手ゴールに、守備であればボールと相手に、ひたむきに向かっていくことでしょう。



上野。
9日に控えるルヴァンカップ(千葉戦)を見据える意味もあったとは思うけど、69分でベンチへ。
今日は攻撃面における消極性の象徴のようなプレーぶりになってしまった。
滋賀が三宅と白石の二段構えで縦突破を警戒したように、
今後も讃岐のストロングポイントとして対策を施される試合は多くなると思う。
でも、今日のような弱気なプレーをしてたら対策で封じられる選手になってしまうよ。
その先の白石がチラついていたとしても、
(三宅と彼の個サポには申し訳ないが)三宅相手に中へ切り返す選択が7割8割になっていては
味方にも相手にも観衆にも消極的、弱気に映る。
縦に勝負して、白石が出てきたらボールぶつけてスローインなりCKにすればいいじゃない。
三宅のところで切り返して右足で蹴る状態で中央を向いても、
相手からすれば全然怖くないよ。
…という、上野個人に対しての印象にも問題が生じるし、
今季は腕章を巻いてることを忘れて欲しくない。
チーム全体に「弱気になるな!」というメッセージを、プレーでも与えてくれないと困る。
強気で、前と上を向いて行こうよ。
トライアウトから這い上がった物語、J3下位チームの主将になった程度じゃ終われないでしょ。






滋賀。
スタメンを見て、名前でプレーぶりが推察出来る選手を確認した段階では、
「ロメロと中村を軸にボール保持で試合を作ってサイド攻撃かな」と推察していたんだけど、
試合が始まってみたら全然そんなことは無かった(笑)
(推察が浅い!)

讃岐のところで書いたように、
前線での積極的な駆け引きで好機に繋がるようなら長いボールも全然躊躇なく蹴るし、
2CB+1(中村)スタートにロメロと三宅がIH化、北條がややFW化した、
言わば2-3-2-3のフォーメーションを用いてボックス幅で起点を作りながら、
左HSでの北條の仕掛け、左外からの小泉のクロス、右外からの白石のクロス、
少し引いてポストプレーを行う坂元の活用、
ボックス幅でワンタッチのアイデアと技術を見せる三宅(全然右外に張らない&カットインしてこない!(笑))、 それらに対し敢えて少し遅れたタイミングで後方から適切なサポートを見せていたロメロ…と、
相手ボックス内へ迫る多彩なパターンがあり、
また、それらが潰えた際にはすぐさま守備に転じる前線の選手のネガトラの鋭さがあった。

讃岐のビルドアップに対しては最後尾3人に対して4-4-2のまま構えるも
讃岐の保持がハーフウェーラインから距離があるようならば
ボールサイドのSHが前に出ての人数合わせを積極的に行い、圧力をかけていた。

改めて、2トップと両SHの運動量と動きの質は攻守両面で素晴らしかったと思う。




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