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【ネタバレあり】舞台「はがきの王様」観劇後の雑感
舞台「はがきの王様」公式サイト
https://event.1242.com/events/hagaki-osama/
5月15日(金)の公演(19:00開演)を観てきましたので、
ネタバレありで思いつくままにガンガン書いていこうと思います。
(文中すべて敬称略または普段こちらが脳内で呼んでる呼び方)
−−−−−
そもそも観に行こうと思った理由。
・ピエール瀧出演!(電気グルーヴ及び瀧個人が好き)
・高乃麗出演!(サクラ大戦大好きからの、麗さんも好き)
・題材がラジオ、それもはがき職人!
(79年生まれの和泉彼方ははがき職人に余裕で間に合っているし、中学生の頃からのラジオ好き)
(伊集院光のOh!デカナイト、ANN:加藤いづみ、電気グルーヴ、篠原美也子、福山雅治、ナインティナイン、橘いずみ、YUKI(JUDY AND MARY)、西川貴教)
(スタートは上記辺りの番組)
・主演が松岡くん!(「TOKIOナイトCLUB 長瀬くんと松岡くん」時代)
(Wikipediaに記載が無いけどOh!デカ内箱番組で始まった当初はこの番組名だったぞ?)
・他、かもねんたる槙尾、松田好花も気になるキャスト
瀧が舞台という一点突破だけでも十分にチケ獲りに臨んだであろう中、
これだけ興味が集まったなら観に行かないわけにいかない。
−−−−−
・これから大阪公演で初めて観るよという人は、
公式サイトに音源置いてあるのでラジオドラマ版を聴いてから行くことをお薦めします。
・客入れのBGMからして「あの頃」(80年代後半)で爆笑。
・影ナレに上柳昌彦でまた爆笑。
・舞台セットが非常にニクい造り。
ほぼ正方形の同じサイズの部屋が1階と2階で3つずつ、計6つ組み上げられていて、
2階下手側の屋根部分からは細長い棒が斜めに伸びている。
…スタンダードなラジカセのシルエットになってるじゃーん!
・更には、1階の中央の部屋は実家の浩司(松岡くん/渡部秀)の部屋、
2階中央の部屋は放送局のスタジオで使い方がほぼ固定されているので、
「今、どこで話が展開されているか」が役者の移動や照明の当たり方でするに理解出来る。
・松岡くんほぼ出ずっぱ!
約100分の公演時間中、完全に裏に捌けてる時間の合計が90秒にも満たないんじゃないかな?
序盤は物語の背景を語るナレーション的なことも担わなくてはいけなくて、とにかく大変だ…。
・背広を脱いで白の一瞬白のタンクトップになるサービスシーン(←)もアリ。
流石の細マッチョだった。
・瀧は、実際に彼がラジオやったりトークしたりする中での、その内容はナラコウという役からは遠いけど、
ナラコウという役が想像させるシルエットや親戚の楽しい兄貴感のあるパーソナリティーを演じるという部分では
本当にハマり役だった。
・かもめんたる槙尾の放送作家役もどんぴしゃ!
スタジオに入って聞き役で声も放送に乗ってる放送作家に、
ああいうファッション、性格、振る舞いの人、絶対に何人もいると思う(笑)
・麗さんの母親も流石だった…。
朗読劇「タチヨミ」で朗読ながら「キャラクターでない」芝居を何度も観てるけど、
高校生浩司の母親も、中年浩司の母親も、素晴らしかった。
(高校生浩司の母親についてはラジオドラマ版も本当に最高なので、是非)
・松田好花も可愛かったなぁ…。
・弥生、最初から浩司に好意があるんだよねぇ…。
それが先で、ナラコウANN聴き始めたのは浩司が聴いてるのを知ってからだよ、あれ。
ノートのステッカーに気付いてから。
でないと、彼女があの内容のナラコウANNを聴く理由が無いもん。
(……と、男性には思わせておいてくださいませ、淑女の皆様)
・黒谷友香も若い頃をテレビで観てたけど、いい歳の重ね方してるねぇ。
・妻になった弥生が中年浩司にブチ切れたり、会社を切られたり…と、
浩司が何でああいう大人になってしまったのかについては、
舞台だけでは理解が及びづらいと思う。
是非ともラジオドラマ版を。
・ラジオドラマ版でもそこまでしっくり来ない人もいそうなので書いてしまうと、
はがき採用のための分析癖が仕事にも乗っかって、
数字がついてきたことで効率厨だったり勝利至上主義みたいなものに変化してしまった
…というのが、和泉彼方の解釈。
・正直言って、東七音と鈴木シャークは、作らないで済ませられるならそれに越したことは無い役だと思うんだけど、
どうしても五所川原にサシ且つシラフで浩司へのあの言葉を言わせることが出来なかったのだろう。
それゆえに、東七音と鈴木シャークが作られ、
オフ会と最後の展開が生まれたのだと推察。
・五所川原にあの言葉を言わせるだけの舞台装置としての登場ではあんまりにあんまりなので、
最後の着地の仕方に関わるのは良い解決策かなとは思う。
・五所川原が紹介した仕事と、それに向かう浩司の温度感がとても良い。
・はがきで面白いネタを書ける人のすべてが、面白おかしく高めのテンションで話せるわけじゃないのよ。
もちろん自身の斡旋力を弁えつつ、そこまで見抜いての紹介に五所川原の能力と気遣いを感じる。
・番組を「終えた」ナラコウが浩司の実家に訪れるのは、
ファンタジーと言えばファンタジーなんだけど、
30年も番組をやっていて、且つ、その初期に常連だった奴が最終盤にカムバックしてきたとあらば、
ファンタジーな行動をしてしまっても仕方ないんじゃないかなと思う。
(現在和泉彼方が聴いている「伊集院光 深夜の馬鹿力」がちょうど30周年なので、
この「30年」という数字にはとても感じるところがある)
(馬鹿力の30年間、初期から耳にしてるPNが数多あるし、
彼ら彼女らの名前は朝にやっていた「伊集院光とらじおと」、
昼/夕方にやっている「伊集院光のタネ」でも聴こえて来てるわけで、
もし伊集院光がラジオを引退するようなことがあって、
その際にまだ遠出するだけの気力体力が残っていたとしたなら、
ナラコウのように永く投稿してくれたリスナーの家に訪れたい気持ちを抱いても不思議はない)
(現在は住所等の個人情報は伏せられた形でネタが彼のもとに届くので実質的に不可能なのだが)
・客出しのアナウンス、箱崎みどりじゃなかった?
・個人的にはめちゃ面白かったけど、
ラジオを聴く習慣の無い人たち、
聴いていても思い入れのあるパーソナリティーは特にいないという人たち、
そしてデジタルでイティヴな世代の人たちにとって楽しめるものであるかということは
わかんない。
・介在するものがラジオとはがきであり結局のところは人と人、乗っかってる思いの話ではあるんだけど、
ラジオとはがきというツールがあまりに特定層に対する強力な武器過ぎて、
持っている普遍性が特定層から外れたところにきちんろ刺さるのかは不安アリ…ということです。
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