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ウエストランド（茶々丸／エヴァ）

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エヴァ
「……フッ、ウエストランドだ。
　こから漫才を披露してやるぞ」

茶々丸
「いきなりなのですが、マスター。
　オリジナルのあるなしクイズがあるのですが、
　やられますか？」

エヴァ
「あるなしクイズか。
　お茶にはあるがコーヒーには無い、
　赤ちゃんにはあるが子供には無い、
　お城にはあるがお家には無い。
　正解は、ある方にはすべて色が入っている。
　茶、赤、白…というあれだな？」

茶々丸
「そうです。
　あれのオリジナルを作ったのですが」

エヴァ
「よかろう。
　やろうではないか」

茶々丸
「わかりました。
　では、まず、裕奈さんにはありますが、
　桜子さんには無い」

エヴァ
「明石裕奈にはあるが、椎名桜子には無い、か。
　ふむ、わかったぞ」

茶々丸
「いえ、マスター。
　まだひとつめのヒントですので」

エヴァ
「ひとつめであろうと構わんだろう。
　わかったと言っておるのだ」

茶々丸
「…わかりました。
　では、答えをどうぞ」

エヴァ
「答えは、存在感だ」

茶々丸
「存在感」

エヴァ
「そうだ」

茶々丸
「残念ですが、違います」

エヴァ
「何故だ、
　存在感で間違いないだろう。
　椎名桜子が原作者に名前を忘れられていた件、
　まさか知らないとは言わせないぞ」

茶々丸
「確かにそうしたこともありましたけれど」

エヴァ
「逆に、明石裕奈についても考えてみろ。
　成長期だか何だか知らんが
　作中に胸がどんどん大きくなってるアピールなぞしやがって。
　ファザコン設定も含めて
　ストーリーに大きく絡んでこない割には
　存在を主張し過ぎだろうが！
　だから答えは存在感だ」

茶々丸
「いいえ、違います」

エヴァ
「存在感！」

茶々丸
「違います」

エヴァ
「貴様、ミニステル・マギの立場で
　マスターに楯突こうというのか？」

茶々丸
「そうした立場とは無関係に、
　これはクイズですので…」

エヴァ
「…仕方あるまい。
　ここは収めてやろう。
　では、次のヒントを出せ」

茶々丸
「刹那さんにはありますが、龍宮さんには無い」

エヴァ
「刹那にはあって、龍宮には無い」

茶々丸
「はい」

エヴァ
「わかったぞ」

茶々丸
「………」

エヴァ
「何だ、その疑いの目は。
　わかったと言っておろうが」

茶々丸
「わかりました。
　では、答えをどうぞ」

エヴァ
「剥き出しの性癖」

茶々丸
「剥き…」

エヴァ
「あの異常レベルのこのか一直線ぶりを見ろ！
　最初は護衛するだけの立場を取っていたように見せているが
　私の目は誤魔化せんし、
　読者が喜んだこのせつというカプにしても
　刹那からこのかに向かう矢印に込められた情念は
　このかから刹那へのそれとは比べ物にならんだろうが！」

茶々丸
「矢印云々の話は否定出来ませんが、違います」

エヴァ
「いーや、剥き出しの性癖だ。
　ファザコンの明石裕奈にも共通しておろうが！」

茶々丸
「確かに共通してはいますが」

エヴァ
「認めたな!?」

茶々丸
「……認めざるを得ないとは思います」

エヴァ
「剥き出しの性癖！」

茶々丸
「違います」

エヴァ
「剥き出しの性癖以外に無かろう！」

茶々丸
「きちんと別に答えがありますので」

エヴァ
「…ならば、それに至るためのヒントを聞こう」

茶々丸
「行きます。
　委員長さんにはありますが、千鶴さんにｈ…」

エヴァ
「剥き出しの性癖！」

茶々丸
「…マスター」

エヴァ
「無い方が誰であろうと、
　この流れで雪広あやかにあるというのは
　決定版のヒントだろうが！
　答えは剥き出しの性癖！」

茶々丸
「…私も、先程マスターが剥き出しの性癖と答えられた時点で
　次のヒントが出しづらいなとは感じていました」

エヴァ
「真打ち登場にも程があるだろう」

茶々丸
「こうした展開になるとは想定外でした」

エヴァ
「誰もが納得の形で答えが出て、
　これでスッキリして終われるではないか」

茶々丸
「しかし、答えは違うのです」

エヴァ
「違わないだろう！
　明石裕奈、刹那、雪広あやかと並べて
　共通点に剥き出しの性癖以上のものがあるものか！」

茶々丸
「強くは言い返せないのですが」

エヴァ
「他に答えがあるというのなら何だ、
　言ってみろ」

茶々丸
「正解は、
　血縁者がUQ HOLDER!に出ている、でした」

エヴァ
「血縁者が」

茶々丸
「UQ HOLDER!に出ている」

エヴァ
「ひとつも面白くないだろ、そんなもの！
　いい加減にしろ！
　……これで終わりだ」

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