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【カマタマーレ讃岐】2021年シーズン中の動きと雑感
今年も8月中にこのまとめ記事を書くことになろうとは(挨拶)
昨年に続き、シーズン中の選手・スタッフの入退団がありましたので、
(それも、讃岐にしては高い頻度で)
記事タイトルにも「シーズン中」と入れ、
早々にまとめ記事の作成に取り掛かることとしました。
ひとまず、2021年シーズン開幕から8月18日までの分を一気にUPしますが、
リリースがあり次第追加していくスタイルですので、
最終的にはそこそこに長い記事になります。
(どのような動きがあったかを一覧で確認したい方はこちらをどうぞ)
(2021/08/18:和泉彼方)
・追記・
シーズン中の動きがかなり多かったので
本記事「2021年シーズン中及びシーズンオフの動向と雑感」は
「2021年シーズン中の動きと雑感」と改題した上で、
内容をシーズン中の動きに限定したものとし、
シーズンオフの動きについては、別に記事を上げることとしました。
(2021/11/23:和泉彼方)
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◆シーズン中◆
21/03/31【辞任】上野山信行(GM兼監督)
池内社長の強い要望を受けて今季より監督を兼務することとなった上野山信行GM兼監督が
リーグ戦2試合を消化した時点で辞任との衝撃的なリリース。
この時点で明確になっていたのは監督の職を辞するということでしたが、
後にGM職も辞していたことが判明。
育成型への転換を掲げたクラブの礎を共に築いてくれるハズだった人材を失うこととなりました。
21/03/31【暫定監督就任】西村俊寛(トップチームダイレクター)
(※リンク先は上野山信行GM兼監督辞任のリリースと同じです)
上野山信行GM兼監督辞任のリリースにおいて、
クラブ内で唯一のS級ライセンス保持者である西村俊寛トップチームダイレクターが
4日後に迫る試合において暫定的に指揮を執ることが発表されました…が、
キャリアの中でトップチームの監督を務めたのは2010年のアミティエSC(現在のおこしやす京都)のみであり
何かを期待するのは酷というものでしょう…。
21/04/12【就任】ゼムノビッチ ズドラブコ(監督)
西村暫定監督のもと2試合を消化したチームは、ゼムノビッチ氏を新監督として迎え入れることに。
クラブの財政やタイミングを考えれば選択肢は多くなかったであろう中、
時間をかけずに話をまとめることが出来たのでは…と思う一方、
強い言葉で言えば「『過去の人』なのでは」という疑念や
就任したばかりの相生学院から強奪するような形ではないのか、
との思いがあるのも正直なところ。
(後に福井悠人の特別指定の際にWebを漁った感じだと、
相生学院は「とにかくプロを優先」ということで
ゼムノビッチ監督もプロからのオファーゆえに問題がないような雰囲気ではあるのですが…)
ともあれ。
出足に躓いたチームの立て直しを、ゼムノビッチ新監督に託すこととなりました。
(なお、この後もリリースが無いのですが、
西村俊寛暫定監督はトップチームダイレクターの任に戻ったものとみて間違いないと思います)
21/05/07【選任】取締役
定時株主総会及び取締役会において第14期決算および取締役の選任が承認されたというリリース。
引き続きコロナ禍ということもありますし、2021年度も赤字ということでほぼほぼ間違いないでしょう。
リリースにあるように、その縮小に取り組んで2022年度の黒字に繋げてもらう必要がありますね…。
取締に名を連ねる方々についてはどのような影響力を持っているのか
外部からは計りかねる部分なのですが、
クラブの財政の安定に、是非とも力を貸して頂きたいです。
21/06/18【来季加入内定及び特別指定選手認定】福井悠人(FW)
讃岐としては下部組織を除くと高卒新人の加入も初めてになるのかな…?
ゼムノビッチ監督の就任時に話題となった相生学院からの特別指定ということで、
この一報を目にした時には「いわゆるバーターとしての獲得なのでは」との疑念が頭を過りました。
まずはこの疑念をプレーで払拭して欲しいというのがひとつ。
それから、これは讃岐サポの方がツイートしていたことなのですが、
時系列からみるに、
彼はどうも神村学園が開設した淡路島学習センターのゴタゴタに巻き込まれていたようで、
そういった背景を思うと
頑張って欲しいとの気持ちが湧いてきます。
21/07/02【2種登録】小山聖也(FW)
今、四国で圧倒的な強さを誇っている讃岐U-18から、
得点を量産中のストライカーが2種登録されることに。
アカデミーも観るという讃岐サポの方の話を総合すると、
ゴリゴリ系のドリブルが武器であるモヨウ。
期待したいのと同時に、FWの新加入が2人続いたことに思うところがありますね…。
※追記(21/10/06)
特別指定選手に認定された旨、10月4日付けで讃岐公式よりリリースがありました。
21/07/23【期限付き移籍】林友哉(FW)
新加入が続いたFW陣から、ベンチからも遠ざかっていた林が期限付き移籍をすることに。
行き先であるYS横浜が彼を必要とする編成だとは思えないのですけど、
リヒャルト監督は19年から指揮を執っておりSHを主戦場にしていた林の姿を観ているので、
中盤での起用があるかも知れませんね…。
何にせよ、出場機会を得て、パワーアップして帰って来てくれたら、と思います。
21/07/17【育成型期限付き移籍加入】阿部要門(FW)
中村駿太が主力として活躍しているのを良く思ってくれたのか、
山形から「追いレンタル」が。
ゼムノビッチ監督が欲しがっていたであろう長身のポストタイプであるのは喜ばしいのですが、
林が期限付き移籍でYS横浜へと出された意味が大きくなってくるリリースですね…。
まぁ、阿部にとってはそういった事情は関係のないことなので、
自分のキャリアのために、チームに貢献するプレーを見せてくれれば。
21/09/03【育成型期限付き移籍終了】松岡ジョナタン(FW)
名古屋から育成型期限付き移籍で加入していた松岡ジョナタンについて、
讃岐との契約を終了し、
広島県社会人リーグ1部を戦う福山へと育成型期限付き移籍する旨がリリースされました。
(名古屋のリリース/福山のリリース)
讃岐では試合に殆ど絡めず(リーグ戦では第4節にベンチ入りしたのみで出場なし)
福井、小山、阿部と同ポジションの選手が次々加入して来ていたので、
妥当な判断ではないかな、と思います。
彼にとっては明らかに正念場なので、
チームはどこであれ来季の所属を勝ち取るために頑張って欲しいですね。
…福山では、とりあえず濱口草太に声をかけてみれば共通の話題が幾つかあるんじゃないかな!
21/09/07【来季加入内定】鯰田太陽(MF)
柏のアカデミーで育った仙台大学のMFが来季加入内定とのリリース。
特徴として挙げられている「攻撃の起点になる縦パス」は
(既に削除されてしまったのですが)REIBOLAの個人ページに載っていた動画で
バッチリ確認が取れました。
中盤の底から、攻撃を加速させてくれそうです。
なお、柏のアカデミーでずっと一緒だった中村駿太によれば
ニックネームは「ナマ」とのこと。
Twitterのアカウントはこちら、Instagramのアカウントはこちら。
※追記(21/10/06)
特別指定選手に認定された旨、9月24日付けで讃岐公式よりリリースがありました。
21/09/09ちとせグループとの共同研究契約の締結及びユニフォーム(裾)へのちとせグループのロゴ掲出
三豊市とちとせグループの包括連携協定にカマタマーレ讃岐がアスリートの立場から協力、
……という解釈で良いのでしょうか。
取り組みの位置付けを考えれば「三豊市が繋いでくれた縁」と言っても良さそうですね。
こうして、クラブと関わってくれる行政や企業が(と)
直接的、間接的に一緒に何かに取り組むということが広がっていくのは、
公共性の高いプロスポーツチームの存在意義の一つだと思います。
ユニフォーム(裾)へのロゴ掲出はスポンサードということではないようですが、
にも関わらず掲出するということは、
そういう価値のある契約であるのだと推察。
※追記(21/09/17)
12日の八戸戦にてユニフォームスポンサーのボードに、
また、後日、クラブの公式サイトのユニフォームスポンサー欄にも、
ちとせグループさまのロゴが確認出来ました(スポンサードということで確定しました)。
21/09/12【訃報】熊野實(初代社長)
去る9月10日に、初代社長である熊野實氏が逝去されたとのこと。
私財を投じてクラブの運営組織を株式会社化するなど、
まさに礎を築いてくれた方々の御一人。
ご冥福をお祈りします。
21/09/17【2種登録】田尾佳祐(DF)
第一の黄金期を迎えていると言っていい讃岐U-18から、
松原、小山に続いて3人目の2種登録。
本職はSBということで、
現在、非常に限られた選手のみの起用が続くWBへ新風を吹かせてもらいたいですね。
試合に絡めないでいる同ポジションの杉山、池田、武下も奮起しなければなりません。
※追記(21/10/06)
特別指定選手に認定された旨、10月4日付けで讃岐公式よりリリースがありました。
21/10/06【就任】イリアン・ストヤノフ(コーチ)
千葉、広島、岡山で永く活躍し日本人とJリーグを深く知る、
ブルガリア代表キャップ保持者がトップチームのコーチに就任。
シーズン終盤に差し掛かる時期であることを考えれば、
来季に向けた人事であると言い切っても問題ないでしょう。
所有するライセンスをみれば監督に収まるとは考えづらいので、
「来季も指揮を執るゼムノビッチ監督が仕事のしやすい人間を連れてきた」と
解釈するのがいいのかな…。
(ゼムノビッチ監督とどこで接点があるのか二人の経歴からはわからないけど)
指導者としては未知数ですが、
豊富な選手経験を生かして選手を伸ばしてくれることと、
千葉、広島、岡山にコネクションが生まれることとに期待したいです。
21/11/15【今季限りで引退及びトップチーム強化担当兼地域連携リーダー就任】竹内彬(DF)
第20節YS横浜戦に臨むメンバーが発表され、
竹内が2試合連続のベンチ外であることが確認出来た瞬間に
「引退か、讃岐以外の(おそらくJFL以下のカテゴリの)クラブで現役続行かだな」と
推察出来たので、
引退することについては、驚きはありませんでした。
一方で、スタッフとしてクラブに残ってくれることに対しては
大きな感謝を抱いています。
現役生活の最終盤、
色んなものを背負わせてしまい、
しかもなかなか勝つことが出来ずに
こわばった表情ばかりを「させてしまった」クラブに、
なおも力を貸してくれる、と……。
発表された肩書を読み解けば、
西村トップチームダイレクターのもとで強化の仕事を補佐及び学びながら、
地域連携の仕事にもあたる……ということになりそうですね。
強化担当としては
現役時代に築かれた人脈とピッチ内での積み上げをクラブに還元すること、
地域連携リーダーとしては
讃岐では顔役であり人格者としても知られたことを活かしながら
あらゆる面でのハブとしての役割を期待されていると思われます。
どちらの仕事にも適正があるように感じられるので、
将来どちらの道を選ぶのか、あるいは両方を総括的に見る立場を確立するのかは
ある程度の年数を経ないとわからないことだとは思いますが、
いずれにせよ、
良いオファーを出したクラブを評価したいですし、
受諾してくれた竹内へに対しては
改めて大きな感謝と、同等以上の期待を抱いています。
現役生活お疲れ様でした。
来季からもよろしくお願いします。
21/11/22【今季限りで引退】高木和正(MF)
予想と覚悟はしていましたが、
実際にリリースが出ると、
事実の重さにくらくらしてしまいますね……。
バンディエラという言葉にこれ以上相応しい選手はいない高木和正が、
今季限りでの引退を表明しました。
19年間の現役生活、お疲れ様でした。
J2に昇格した時に香川の地に戻って来てくれたことと、
J3に降格しても現役を続けてくれたこととに、
特に大きな感謝を。
今後については未定とのことですが、
Jクラブでの指導やフロント業務に対して興味が湧いた時には、
いつでも戻って来てください。
○まとめ○
【辞任】
GM兼監督:上野山信行(※両職とも辞任)
【今季限りで退任】
監督:ゼムノビッチ ズドラブコ(※第6節より指揮)
【育成型期限付き移籍終了】
松岡ジョナタン(レンタル元:名古屋→福山)
【期限付き移籍】
林友哉(→YS横浜)
【今季限りで引退及び来季よりトップチーム強化担当兼地域連携リーダー就任】
竹内彬
【今季限りで引退】
高木和正
【就任】
監督:ゼムノビッチ ズドラブコ(相生学院監督→)※今季限りで退任
コーチ:イリアン・ストヤノフ(フリー→)
【育成型期限付き移籍加入】
阿部要門(山形→)
【特別指定及び来季加入内定】
福井悠人(相生学院)
鯰田太陽(仙台大学)
【2種登録及び来季昇格内定】
小山聖也(讃岐U-18)
田尾佳祐(讃岐U-18)
last edit(this page):21/11/23
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