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讃岐 ０－１ 岐阜
Ｊ３／第30節
（20/11/28：Pikara）
DAZN
讃岐スタメン
＿＿＿＿＿＿重松＿＿ブラウン＿＿＿＿
＿＿＿＿長谷川＿＿＿＿下川＿＿＿＿＿
森川＿＿＿＿＿＿岩本＿＿＿＿＿＿薩川
＿＿＿＿西野＿＿竹内＿＿ホヨン＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿服部＿＿＿＿＿＿＿＿
岐阜スタメン
＿＿＿＿＿＿川西＿＿高崎＿＿＿＿＿＿
富樫＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿レレウ
＿＿＿＿＿＿中島＿＿大西＿＿＿＿＿＿
橋本＿＿＿イヨハ＿＿甲斐＿＿＿＿柳澤
＿＿＿＿＿＿＿＿ソンス＿＿＿＿＿＿＿
地力に勝る岐阜が優勢に試合を進め、退場者を出しながらも危なげなく勝利。
讃岐はホームで残念な失点と拙い数的優位の時間帯を見せてしまった。
讃岐。
地力で劣るがゆえに主導権を握られながらも、前半はよく耐えていたと思う。
決定機やそれに準ずるような好機はさほど作らせていなかった。
更に、後半の入りは立て続けに左サイドで攻撃の形が見え、
盛り返せそうな雰囲気が出来かけていた。
そんな中での、相手CKからの失点は残念の一言。
また、リードした相手に退場者が出てからの試合運びの拙さも残念だった。
後ろの枚数は確保しつつも引き籠もりはせず、
前からのチェックと球際への強さを続けてきた相手に対して腰が引けていたし、
全体の運動量も上がらなかった。
引いた相手にアタッキングサードでパスコースが見つからないのならともかく、
前からチェックしてくる相手にボールホルダーが出しどころを探しながら追い詰められる場面が多々、では……。
何とか引き分けには持ち込めたかも知れないという試合を、
自分たちで敗戦にしてしまったという印象です。
個人について。
服部。
失点シーンは言わずもがなだが
（イヨハがヘッドしたあとの足の運びは（足を滑らせたことを差し引いても）どうなのか、と。
相手に先に触られてもゴールライン上で処理すればいい、ということで
一旦深さを取ってからボールに向かったように見えたのだけど、
それでも、最悪、ボールを掻き出せないまでも、
川西より先に触って然るべきなイヨハのヘッド後の軌道、川西が触った位置だったと思う）
それ以外にも飛び出しの遅さが１つ、飛び出し方で１つ、気になる場面があった。
身体能力でどうにか出来てしまう（大学まではしてこれた）分、
多少の遅れなら前に出てしまうような印象がある。
身体能力を最大限発揮するためにも、判断の部分を磨いてもらいたい。
薩川。
右WB３試合目にして中に行くドリブルを警戒されるようになっていたので、ここからですね。
最初の持ち出しが今日のように自陣方向になるか、
前々節、前節のように相手ゴール方向になるか。
ポジショニングやボールが来る前の駆け引き、ファーストタッチで相手を上回れるように。
長谷川。
スタメンに復帰して３試合になるけど、今日も良くなかった。
身体が重そうで、相手をいなす余裕が生まれず。
ホヨン。
相手が前から来るのがわかっている状況では、トラップをもっと足元で止めるようにして欲しい。
少し自分より前に置きたがるのだけど、それでは相手に詰められてたちどころにパスコースが限られてしまう。
望月監督。
ベンチにCB２枚（松本、小松）というのは、
他のポジションに怪我人ばかりということなのだろうか。
小松がベンチ入リ出来る状態になったのは喜ばしいことだけど、
これは戦い方の幅を自ら狭めているよね。
また、長谷川のIH起用に関しても意図が見えなかった。
岩本がアンカーで定着してきていたので、彼をアンカーで活かしたいということなのか。
だとしても、機動力で岩本に劣る長谷川をIHというのはデメリットの方がはるかに大きいと思うが…。
川﨑。
ここ４試合、不可解なベンチ外が続いていて怪我が心配されるのだけど、
自分としては「来季のお買い上げ」が決まっているのではという推察をしている。
岐阜。
個々の寄せと強度を押し出した前からの守備がなかなかに強烈。
攻撃ではロングボールで高崎の強さや川西のスピードを活かすことを優先に、
遅攻になれば中島、橋本から左サイド奥に侵入する富樫を使う形も見え、
全体で押し込んだあとはバイタルで川西がワンタッチで相手の逆を取るパスを出して好機にすることも。
仕組みはシンプルだけど、それゆえに個人の能力の高さが印象に残るといった感じ。
退場者を出したあとの采配は見事で、
後ろの人数を整えつつ、バランスは崩さずに前からのチェックは継続。
決して引き籠もりはしないという選手交代で、
投入された選手たちも見事にそれに応えてみせた。
特に粟飯原は、柳田との距離感で讃岐最後尾を牽制してビルドアップを阻害し、
ミドルサードを突破されそうな状態ではしっかりと最終ライン付近にまで戻って守備を助け、
ボールを奪えば最前線にまで出ていって時計を進めるという素晴らしい仕事ぶりだったと思う。
中島には細かなタッチのドリブラーという印象があったのでIH起用はどうなのかと思ってたら
パサーとしてもなかなかの能力を持っていて、
橋本と共に讃岐の右サイド守備を困らせていた。
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