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讃岐 ２－３ 長野
Ｊ３／第34節
（23/11/05：Pikara）
DAZN
讃岐スタメン
＿＿＿＿＿＿冨永＿＿川西＿＿＿＿＿＿
吉田＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿下川
＿＿＿＿＿長谷川＿＿江口＿＿＿＿＿＿
奥田＿＿＿奈良坂＿＿宗近＿＿＿＿川﨑
＿＿＿＿＿＿＿＿今村＿＿＿＿＿＿＿＿
長野スタメン
＿＿＿＿＿＿＿＿山本＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿三田＿＿＿＿＿＿近藤＿＿＿＿
森川＿＿＿＿加藤＿＿西村＿＿＿＿音泉
＿＿＿＿杉井＿＿池ヶ谷＿船橋＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿ミノ＿＿＿＿＿＿＿＿
期せずしてすぐさま訪れた前節の宿題を履行出来ず、反撃も実らなかった讃岐と、
追いかける立場と追いついた勢いを活かし切った長野。
讃岐。
攻撃時における左SB奥田の振る舞いや、
ビルドアップ時に明確に左に降りてくるようになった左DH長谷川など、
これまではあまり見せていなかった動きを交えながら
前節に続いて２点の先行に成功した。
これも前節と同様なのだが、
好機、好機になりそうな数自体は相手に上回られながらも
決め切ってしまえる展開は素晴らしい。
これをもたらしているのはここまでの積み上げに、
ラストピースとして川西と冨永のコンビがハマッたからであろう。
もし９月の終わりくらいまでにこの「完成形」に至れていたら
到達出来る最終順位も変わっていたものと思われる。
話をこの試合に戻す。
これまた前節と同様に、
２点のリードを奪ったあとは落ち着いて時計を進めることが出来なかった。
ビハインドを追いつくために前に出てくる相手に対して、
形として受けに回ること自体は何の問題も無いのだけれど…。
相手のボール保持者への圧力が弱くなる、
出足が鈍くなる、
画面越しにも伝わる「メンタル的にも押されてしまう」…。
今季、経験のある選手を補強したのは
こうした試合状況においてチームを引き締めてもらう意図もあったと思うんだけど、
残念ながらフラットな状況のチーム力向上には大きく寄与したものの、
（や、まぁ、この部分だけでも相当に大きいんだけどね…）
勝ち試合を危なげなく勝ち切るという部分においては影響力が大きくはないようだ。
後半早々に同点に追いつかれてしまってからは、
開き直りもあってかそれなりに押し返すことが出来たけど、
それなりでしかなかったし、
逆転弾を許さずに耐えきることも出来なかった。
耐えきれなかったことに関しては、
相手のフォーメーション変更への対応よりも、
シンプルに走力で負けたことが大きな要因だと思うし、
そうなったのは受け身になった時間で心身が削られたことと、
追いついた相手がその勢いを宿していたこと、
交代策で中盤の選手をフレッシュにしていたことが挙げられるかな…。
試合を重ねる中で生まれる課題のすべてが一朝一夕に解決出来るとは思わないけど、
比較的対策が立てやすいであろう内容が
しくじった記憶も新しい次節に訪れていながらも、
同じ轍を踏んでしまったというのは、切ない。
冨永。
サンキュー。
そして、すまん。
高橋拓也と森が２試合連続のベンチ外で、
松原と小山が入れ替わりでベンチ入りしていることに、
ちょっと考えるものがある。
長野。
SB、WBをこなせる選手をHVにおいての３－４－２－１で
人数をかけたサイド攻撃で相手を押し込み、
CFと得点力のあるシャドーの３枚＋逆サイドのWBでゴール前に雪崩れ込む攻撃
…を志向しているのだとは思うけど、
前半、２点のビハインドを追った時点ですら
相手よりも好機になりそうな形を作ってはいたものの、
思い描いているほど迫力を持った攻撃になっていないこと。
そして、（印象として）あっさりと２点を先行されてしまったこと。
これが今季の長野を象徴してるのかな、と感じた。
後半になっての髙木監督の采配は、
常識的なものと言えばそうだと思うんだけど、
それをきちんとやってくるのは流石だな、と感じた。
鳥取時代にも髙木監督の采配で試合を動かされていた印象がある…。
2019年の第25節や、2020年の第５節。
加えて、この試合では、
最前線で走り回り疲れているであろ鈴木に対して、
「もっと（チェックに）行け！」と鼓舞する声を響かせていたのが印象的だった。
戦術だ采配だも大事だけど、
「選手を頑張らせることが出来る」のも大事だ。
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