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讃岐 0−2 秋田
ルヴァン/1st
(24/03/06:Pikara)
Lemino



讃岐スタメン

______赤星__小山______
福井_______________森
______岩本__江口______
左合____深港__奥田____臼井
________松原________



秋田スタメン

______吉田__青木______
佐藤_______________畑
_____小野原__栗本______
蜂須賀___加賀__喜岡_____星
________山田________



J2を戦う秋田が、J3を戦う讃岐を相手に「秋田らしく」勝利した。



讃岐。
米山監督は第1節、第2節、この試合、そして週末の第3節までの4試合を
1つのブロックとして考えて、
メンバーを大枠で固定しつつプレータイムをシェアして乗り切る算段だったのかも知れない。

プライオリティはリーグ戦にあるが、格上とやれる貴重な機会。
まったくの「テスト」にするには惜しい…という考えのもと、
「最低限の強度は保ち、主導権を握るサッカーへのトライをしながら、
 しかしリーグ戦への影響(消耗)は可能な限り抑えるたい」
という意図を感じる、
この試合のメンバー構成(第1節、第2節のいずれもに絡んでいない選手はGK中島だけ)と
選手起用(スタメンの顔ぶれと交代策)だった。


試合の内容としては、
秋田の整理された攻守の前に判断や出足の部分でわずかな遅れを取ることが多く、
そのことによりロングボール&ロングスローの攻撃を跳ね返し切ることが難しくなったり、
最後尾から繋いでいく部分でもたつきが出たりしていた。


しかし、まったく手も足も出なかったわけではなく、
(0−1という状況から来る秋田の試合運びは加味する必要はあるけど)
後半のボール保持からハーフウェーを超えるところまではまずまず出来ていたし、
福井と左合がそれぞれ前に出る3−4−3への可変により仕掛ける左サイドからの攻撃は
それなりに形を作ることが出来ており、
選手の配置から示される米山監督の意図は伝わってきた。

あとは、この「それなり」が可及的速やかにブラッシュアップされて
J3のどのチームを相手にしても武器と言えるレベルに到達出来るかどうか。
アタッキングサードまでボールを運べるようになってきてるけど、
その先、ゴールをこじ開けるまでに到れるか。

シーズンは全38試合と長くはあるけれど、
周囲の勝点積み上げ状況はこちらの成長を待ってくれないからね…。






秋田。
整理されたロングボール&ロングスロー攻勢は讃岐相手には強度十分。
右SB星のターゲットとしての活用や各選手のこぼれ球への予測や
相手にこぼれ球を拾われた際の栗本、畑のネガトラは
普段からロングボール攻勢をしているからこそのものでしょう。

前半に見せていた、
讃岐の3枚スタートに対してSH片方上げで3枚当ててきたハイプレスもそうだけど、
規律がしっかりとあって、
やるべきことに迷いが無い上に
やり切るんだという意思が表れていて
吉田監督のチームらしいチームであると感じさせてくれた。

質実剛健。




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