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鳥取 1−1 讃岐
J3/第5節
(24/03/20:Axis)
DAZN



鳥取スタメン

松木______田中翔_____三木
____東出_____普光院____
________世瀬________
小泉____温井__大城___田中恵
________櫻庭________



讃岐スタメン

______冨永__大野______
吉田源______________森
______前川__川西______
深港____奥田__宗近____内田
________今村________



強風を上手く味方に出来たのはどちらかと言えばアウェイの讃岐。
早い時間の先制からボール保持で時計を進めていたが
好機の数と質で勝っていた鳥取が最終盤に追いついてホームでの敗戦を免れた。



鳥取。
ボールを握ってサイドで数的優位を作って崩していく狙いを持ちつつ、
早めにWGに入れる展開も織り交ぜていくよ、という攻撃スタイル。
WG、IH、SBにアンカーの世瀬までが絡んでのサイドでの数的優位形成から
WGの縦突破、コンビネーション、3人目の動きによるポケット取りは
特に左サイドにおいてよく整理されていた。
(左IHが前に出る東出、右IHが後ろにも気を配れる普光院という配置ならば当然か)

おそらくは、もっとボールを握って相手を振り回したいのだと思うんだけど、
風の影響を読む部分やこぼれ球への反応といったところで
この試合では讃岐に上回られることが多かった。
守備において前から奪いに行くことにさほど積極的でない中にあって
こぼれ球への反応で上回られてしまうのはしんどい。
56分の3枚替えで4−3−3から4−2−3−1へと変更したのは、
中盤でのボール回収を意識したものだと思うが、
その点においてはそこまで大きな効果は出ていなかったように感じる。
ただし、ボールを奪った後の保持で讃岐を自陣に引き込むという点では
一定以上の効果があったと思う。
ウラ取りに秀でた富樫が活きたのも、
讃岐を自陣に引き込むことで讃岐陣内に広大なスペースを生んだことが影響していたハズ。






讃岐。
強度や推進力に特徴があるわけではなく保持を志向する鳥取が相手なら…ということなのか、
保持されると面倒だからこちらが保持しようという狙いからなのか、
前節立ち上がりのビルドアップ不全を受けてなのか。
とにかく、保持ではチーム最大値を出せるが守備強度には不安…という前川と川西の2DHで試合に入り、
どこまで想定通りだったのかは不明だけど
森、吉田源に冨永の加勢もあって中盤での球際、ボール回収で上回ることが出来た。

また、ボールを回収出来たことで前川・川西ペアを軸にしてのボール保持能力も発揮することが出来て、
好機の数、質では上回られていながらも、相手をいなしながらの良い試合運びが出来ていたと思う。
理想を言えば、いい入りが出来た後半の立ち上がりに追加点が奪えていれば…という話になるけれど、
昇格を口にするチームであるならば、
それが叶わずともしっかり逃げ切れなくてはいけないでしょうし、
相手のスタイルとこちらのメンバー構成とを鑑みた時に、
勝てる試合展開に持ち込めていただけに残念な気持ちが強くなりますね。

88分の失点シーンは、風下だったのが遠因だったような気がする。
結果として鳥取陣内に引き込まれる展開になってしまったのは、
相手に持たれて後ろで跳ね返せばいいと構えていると
クリア不全から事故的な失点が生まれかねない…という考えがあったのでは、と。


願いが届いたのか、CBの配置が左に奥田、右に宗近になっていたのは良かった。
この試合ではその効用が感じられるシーンがほぼほぼ無かったけど、
絶対にこの配置の方が最後尾からのビルドアップや最後尾での保持の質が高くなるという確信がある。




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