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讃岐 0−2 YS横浜
J3/第8節
(24/04/07:Pikara)
DAZN



讃岐スタメン

________大野________
吉田源_____前川_______森
______岩本__川西______
深港____奥田__宗近____内田
________今村________



YS横浜スタメン

__オゴチュクウ__ピーダーセン__
____菊谷_____冨士田____
大竹悠_____中里______奥村
____大嶋_ショーン_小島____
________佐川________



前後半の立ち上がりにそれぞれゴールしたYS横浜が
理想的な試合運びで完勝。
讃岐はありがちな試合展開にハマッてしまった。



讃岐。
早々に起きた相手GKの負傷交代で互いに少しふわっとした中で先制を許してしまい、
試合を難しくしてしまった。
ミドルプレスとリトリートを使い分けるYS横浜に対して
今季ここまで出来ていたように仕掛けるところまでは至れていたし、
スタメンに大野がいたこともあってかクロスへの積極性はここまで以上のように感じられたが、
なかなか決定的な場面を作り出すことが出来ず。

HTを経て更なる工夫を凝らしていかねばならないタイミングで
2失点目を喫してしまったのは大きな痛手だった。

どうにか動きをもたらしたいベンチが投入した選手たち(橋、岩岸)は
動き出し、裏抜けによって好機に繋がりそうな形は作ったものの、
彼らもYS横浜守備陣をこじ開けるには至れず。

リトリートしてコンパクトネスを保つ相手に対して
どうしても起点が後方になってしまい、
勝負パスの供給源が宗近になっていたのには難しさを感じた。
単純に最前線への距離が遠いし、宗近はパスに特長のある選手ではない。

5−3−2で守る相手の「3」の脇で起点を作って、
中央への斜めの楔か縦に突破かという場面を増やすか、
サイドチェンジでボールサイドへの寄せる意識が強い相手を振り回すかしたかったな…。


失点シーンいずれも中盤中央でのロストから被カウンター。
ボールと主導権を握りたいサッカーにおいて
この形は受け入れなければいけないリスクではあるのだけど、
この試合においては時間帯があまりに頂けなかったね…。


かなり痛い敗戦となってしまった。

順位として直上にいる相手を叩けばノッて行きやすいだろうし、
ホーム開催が多い序盤において
ホームで勝ちを重ねて上位に着けておくことは
今後の集客にも影響していただろうと思うし、
中長期的視点を抜きにホームでは強く在って欲しい。

そうした要素のひとつも手に出来なかったのは
大きなダメージだと言える。

勝点3が掴めない中でもポジティブ要素として捉えられていた
連続試合得点も止まってしまったし…。

堪えるねぇ…。






YS横浜。
保持時3−3−2−2、非保持時5−3−2のフォーメーションで、
攻守両面でサイドに人数をかける。

守備時は特に前線と後方をコンパクトに保つ意識が強く、
とりわけ、前半、ボールを持った吉田源に対して
冨士田、奥村、小島が次々と襲いかかるさまは
コンパクトに保たれた守備網の中で彼への警戒心は特別と感じさせるものだった。

また、サイドに人数をかけて細かなパス回しでの保持、前進、崩しを志向しているだけあって、
自陣で讃岐からボールを奪取してからの一本目、二本目のパスが雑になることがなく、
即時奪回されての二次攻撃三次攻撃を浴びることが少なかったのも印象に残った。
これは是非とも見習いたい部分。

また、ゴールした時間帯と讃岐のサッカーとによって
自陣で構える時間がかなり長くなった中でも
焦れずに、不要なファウルなども無しに守備で試合をコントロールし切ったのは見事でした。

早々に負傷交代となってしまった佐川は気の毒だったけれど
難しいシチュエーションでの出場となった橋の出来が素晴らしかったことも
最後に書き添えておきたい。




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