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北九州 1−1 讃岐
J3/第10節(変則開催で讃岐の第9節は後日開催)
(24/04/14:ミクニ)
DAZN



北九州スタメン

________永井________
牛之濱_____矢田______岡野
______喜山__高吉______
乾_____工藤__長谷川___山脇
________田中________



讃岐スタメン

________大野________
森_______前川______下川
______竹村__江口______
深港____宗近__長谷川___内田
________今村________



多くの時間帯で讃岐に主語がありながら、
好機の数、質で北九州も見劣りはしない内容。
連戦のさなかにある北九州が同点でしのぎ切ったとみるべきか。



北九州。
守備開始位置を問わず、プレッシングの意識を強く感じることは無かった。
さりとて、割り切ってのリトリートで跳ね返すことに主眼を置いているふうでもなかったので、
5連戦の3戦目というシチュエーションと前半の讃岐の戦い方とで
守り方について特別な意図があるようには映らなかったのだろうと思う。

実況の話を聞いている限りでは
ミドルプレッシングからのショートカウンターが主体のチームのようで、
永井の存在や山脇の走力、喜山のウラへの供給能力はそれを裏付けるものに感じたし、
そこにボール保持時の左サイドからの前進がミックスされている様子で、
特に牛之濱の、寄せてくる相手の逆を取る能力は目立っていた。
また、試合の流れに乗るのに時間を要していたものの、
途中出場の平原も技巧的で面白い存在になりそうだった。

後半、一方的に攻め込まれ、
20分以上を残す中で同点に追いつかれてもバタバタとしなかったところ、
最終盤は3バックにシフトしてしのぎ切ったところに、
チームがまずまずいい状態であることを感じた。

恐らくは、主審の判定に大きな不満が残る試合になったことでしょう。






讃岐。
今季のここまでを考えると明らかに後半勝負の陣容で、
前半はサッカーの内容も早めに大野に当てることへの意識が強いものとなっていた。

ボールと主導権を握るサッカーへの挑戦を捨てない旨をコメントしつつも、
ここまでの8試合で5分3敗という事実を前に、
米山監督が現実寄りへの調整を施した格好である。

それでも前半のうちに先制点を献上してしまったのが現在のチームの苦しみを表しているし、
右SBの山脇を走らせてくる攻撃に対する備えはもう少し成されていて欲しかったと感じる。
また、大野への早めの供給が(中盤で引っ掛かることを嫌っての)ハイボールであるのならば、
大野でなく赤星という選択肢の方が妥当だったようにも思うし、
後半勝負と踏んだこの試合における、
前半のハイボールで競ったボールを拾う役割は前川で良かったのかも問われていいと思う。

後半になり、岩岸と吉田源の投入から大いに活力を感じられるようになったのは良かったし、
時間もたっぷり残っている中で同点に持ち込めて逆転への雰囲気も十分だったが、
リスタートの連続で攻め立てる中で大野を69分で交代することになってしまったのは残念だった。
好機がリスタートに依るのであれば高さの備えは多いほど良いわけで、
前半の大野の活用方法も含めて、
赤星を連れてきていなかったことが悔やまれた。

個人的に、逆転にまで至れなかった中でいちばん残念だったのは、
川西と岩本が投入されてからの時間で
彼らが絡む中から岩岸が短いスルーパスに抜け出して決定機という場面が無かったこと。
選手の特長と今季追い求めてるサッカーを考えた時に、
川西、岩本、岩岸が揃っていて、且つ。相手を押し込めているのであれば、
これが炸裂してこそでしょ!と思っているので…。




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