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讃岐 0−1 琉球
J3/第20節
(24/07/07:Pikara)
DAZN



讃岐スタメン

________冨永________
____岩岸______下川____
吉田源___竹村__江口____内田
____深港__奈良坂_長谷川___
________今村________



琉球スタメン

________白井________
富所______幸喜______岩渕
______佐藤__岡澤______
藤春____鈴木__増谷____高安
________東_________



琉球のパスワークを高い位置で遮断せんとする讃岐と、
その守備を掻い潜ろうとする琉球。
五分から讃岐よりのペースで試合は推移したが、
琉球が虎の子の一点を守り切ることに成功。

試合の構図、流れとは別に書いておくけれど、
この試合、フィジカルコンタクトの中で琉球の選手が倒れ込むことが非常に多く、
しかしその際に讃岐側のファウル判定になることが少なかったため、
琉球側からみてとても心象の悪い試合になってしまったと思う。
「お前それサポのフィルターかかってるよ」と言われるだろうけど、
讃岐サポである自分からすると、
そこまで讃岐が荒かったとは思わないんだけど…。
(ほぼほぼいつも通りだったと言える)
試合直後のインタビューにおける富所の雰囲気も、
言葉にしていた自分たちのサッカーの内容が良くなかったことと共に、
(いや、おそらくそれ以上に)
笛と讃岐の当たりへの苛立ちが大きかったように感じられた。



讃岐。
まずは前から追うという琉球に対する守り方があって、
スタメンはそれを踏まえた人選ということだったのだと思う。
(赤星でなく冨永だったのは高い位置で奪った瞬間に着ける足元を鑑みてと思われる)

そして、掻い潜られてのピンチの数は一試合における許容量に抑えながら、
自分たちのチャンスも多く作り出すことが出来ていた。

つまりは、狙い通りの試合運びが出来ていた。

いつまでこれを言ってるんだという話になるけど、
あとは本当に細かい部分を詰めて「決め切る」「防ぎ切る」ことで
勝点に繋げるだけ。

この試合で琉球とわかりやすく差があったのは、
何でもないパスとトラップの質。

個人を責める意図は無いけど象徴的なので例に出すと、
失点となる直接FKを与えることになった竹村のファウルは、
江口のパスがバウンドするものになっていたことと、
その処理を竹村が適切に出来なかったことにより生まれている。

一方で、讃岐が前からの圧力をいなされる場面では、
琉球の各選手がトラップで寄せてくる讃岐の選手をいなしているし、
そうすることが可能なパスを味方に出している。

チームとしての戦い方と同時に、こうした基礎的な技術も練習から積み上げて行こう。






琉球。
2CB+2DH(+GK)の保持力をベースに、
相手を引き込みながら、あるいは剥がしながら、
SBとSH、2列目とCFが縦のポジションチェンジで相手守備網のギャップを広げて、
生じたスペースを使って縦に加速。
最終的にはボックス幅でウラへ抜け出した選手がフィニッシュに至るか、
サイド奥が取れたパターンではクロスに幾人もの選手が雪崩込んでいくかという攻撃を披露。

前の選手が複数同時に駆け引きをして相手を動かすという根本は同じながらも、
5月に対戦した時の3−4−2−1から2−3−5へ可変するやり方よりも、
完成度は断然高いと思う。

にも関わらず、
富所をして「内容が良くなかった」と言わせたのは、
讃岐のタフな守備、笛、暑さによるストレスだったのだろう。

(2試合とも自分たちから得点出来なかった讃岐のサポに言われたくはないと思うけど)
(いや、それでもこの試合ではだいぶゴールに迫れていたからこそ言うよ)
守勢に回った時の耐久力については、
上位争いに食い込んでいくにあたっての基準に至っているかは不明。
…でも、まぁ、攻め勝つチームだよね。

受けられて、捌けて、運べて、スペースへ走り込めて…。
岡澤はいい選手ですね。
C大阪からの育成型期限付き移籍なのかー。

鈴木と増谷も短いドリブルで相手FWの脇を運ぶ選択肢を持てる選手で
このサッカーに向いてるなぁと思ったら、
鳥取で金監督とやってたのねー。
そりゃやりたいこと理解して体現するわね。




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