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大宮 1−0 讃岐
J3/第21節
(24/07/13:NACK 5)
DAZN



大宮スタメン

______杉本__藤井______
____石川______シルバ___
泉_______小島______茂木
____浦上__市原__村上____
________笠原________



讃岐スタメン

________赤星________
____森川______前川____
吉田源___吉田陣_江口____内田
____深港__宗近__長谷川___
________今村________



中盤の選手が気を利かせながらのボール保持から崩しに入る大宮と、
前からの守備、カウンターからのサイド攻撃で対抗した讃岐。
主審が途中で交代する珍しい展開の中、
地力に勝る大宮が押し切って勝点3を獲得。



大宮。
前半は讃岐の前からの守備に幾分手こずった感はありつつも、
徐々に「この日の攻略法」を見つけていった…という印象。

3+1でスタートするビルドアップにおいて
「1」を担う小島が讃岐のCF(赤星→丹羽)に消されてることを察知すると、
石川orシルバが小島の脇に降りてきたり、
3バックの幅を大きく広げて開いたHVを起点にしようと試みたり。
最終的には、石川orシルバが自分のサイドのHVの外側に降りて疑似4バック化することに
解決法が落ち着いていた。

SB化した石川orシルバから小島や降りてくる杉本を使っての前進と、
後半の讃岐のハイラインに対しては最後尾からそのウラをシンプルに狙うパターンとを使い分けて、
前者では讃岐守備陣を揺さぶりギャップを作りながら、
後者では広大なウラのスペースを突きながら、
讃岐ゴールを脅かして行った。

HVの攻撃参加も効果的で、
特に左の浦上は幾度となくペナ角付近にまで顔を出し、
好機に絡んでいた。

後半の押し込みぶりと双方のここまで積み上げた勝点とをみれば、
もう少し早い時間に先制し、複数得点まで考えただろうと思うけれど、
それが叶わない中でも焦れずに、雑にならずに、
「勝てていた試合なのにロスト2となってしまった」とならない辺りに
優勝するチームの強さを見た気がします。






讃岐。
前からの守備とカウンター、人選にマッチしたロングボール主体の前進で
前半はほぼほぼ五分の試合を演じ、
ペースを握られた後半も、
押し込まれ続けることを嫌ってのハイラインは悪い選択ではなかったと思う。

好機の数も少なくはなかったし、
可能性のあるシュートも打てていた。

それでも、引き分けに持ち込むことも出来なかった…。

机上の話だけで言うなら、
SB化する石川orシルバに対してWBが縦スライドして対応することで
どうにか大宮の前進を苦しいものに出来なかったかなぁ…と思ったりもするが、
うーん…。
後半は、後ろに5枚を揃えることを優先し過ぎていたように思うのだけど、
立ち上がりの押し込まれ方からすると、仕方ないことだとも言えるか…。

心が折れずに戦い続けることが出来ているにも関わらず、
これで3連敗となってしまった…。
難しいけど、やっぱり折れないでこの質を続けるしかないよなぁ…。
今、折れてしまったら、不甲斐ない戦いぶりでの連敗が始まってしまう。


森川。
元々心配はしてなかったけど、
移籍加入後最初の試合でありながらいきなりハマッてたね。
ハードワークと推進力。
この試合では吉田源がやや後ろに重たかったので彼との連携への評価は保留するとして、
赤星との距離感も良かった。

丹羽。
後方からのロングボールにはそこまでの強さは無いので、
最前線で使うなら足元に入れてあげることだろうね。
サイドに流れて起点になるプレーも悪くないけど、
出来るだけボックス幅に彼を留めておけるようにしたい。




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