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讃岐 ０−０ 相模原
Ｊ３／第22節
（24/07/21：Pikara）
DAZN



讃岐スタメン

＿＿＿＿＿＿＿＿丹羽＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿森川＿＿＿＿＿＿前川＿＿＿＿
吉田源＿＿＿吉田陣＿江口＿＿＿＿内田
＿＿＿＿深港＿＿宗近＿＿長谷川＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿今村＿＿＿＿＿＿＿＿



相模原スタメン

＿＿＿＿＿＿伊藤＿＿��木＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿橋本＿＿＿＿＿＿徳永＿＿＿＿
高野＿＿＿＿＿＿岩上＿＿＿＿＿＿若林
＿＿＿＿山下＿＿田代＿＿加藤＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿三浦＿＿＿＿＿＿＿＿



思いの外ボールが前後に行き交う展開となった90分間。
前半はやや相模原、後半は讃岐が攻勢の時間を長くしたが
互いにゴールを割ることが出来ずスコアレスドローに終わった。



讃岐。
この夏の新戦力２人をスタメンに並べながら、
ハイプレス、ハイラインによるショートカウンター志向と
後方での保持は手短に素早く前へボールを供給するサッカーを継続。

後方〜中盤保持からのロストを嫌ってのこうした選択であろうとは思うし、
走り負けや球際の弱さが見られていないので悪くはないのだろうけど、
（後半も半ばを過ぎてオープンになっている中で
　ドリブルでボールを運べていた吉田陣の様子には頼もしさを覚えた）
夏場の暑さの中だからこそ、繋いで相手を走らせることも必要なのでは…とも思う。

…まぁ、勝てていればそんなことは書いていないだろうけど（苦笑）

ハイラインゆえに背走しながらの守備が増える３バック及びWBはよくやってくれているし、
前線も相手中盤の鍵になる選手を消しながら前線でのプレッシング、牽制と頑張ってくれている。
全体がただ頑張るだけでなく、その質も悪くない。

やはり問題は攻撃面ということになるか…。

この日はそもそもサイド攻撃をさほど多く繰り出せなかったけど、
その中でもクロスの質はここ何試合かでいちばん低かったように思う。
ボールが行き交いそれに伴う上下動が多い展開からでは
キックの質が落ちるのもやむなし、か。

さりとて、しっかりとした保持から全体で押し込んだ状態では相手の守備陣形も整っており、
これまでの質を発揮できてもなかなかゴールは難しい。

どちらの道を行くにせよ、そこでの質の向上は必須だ。



選手起用について。

この２試合は前川をシャドーでスタメン起用していて、
それは縦に速いサッカーを志向する中でもアクセントになって欲しい狙いからだと思うのだけど、
いっそ振り切って、ここに最初から岩岸や森、
CFは赤星にして丹羽を置いてもいいのでは。
縦に速くにしろ保持からのサイド攻撃にしろ、
丹羽はシャドーの方がいいのではと感じてるのだけど、どうかなぁ…。
大野か川西が戻ってきた時にその選択肢が生まれるのか…？






相模原。
讃岐がハイラインだからなのか、
２トップが共にウラ抜けで勝負出来るタイプだからなのか、
思っていたよりもバンバンとウラに蹴ってきてくれて、
結果として助かったという印象。

特に前半は、相模原の３＋１スタートに対する讃岐の守り方を見ての、
橋本が山下の左に降りる判断がいやらしく、
讃岐としては前川が橋本を見るか山下を見るかの判断を強いられるパターンが効いており、
結果として橋本から高野の縦縦の前進or山下の質の高いフィードで苦しめられていたのだけど、
そうした形を徹底するでもなく、
讃岐の守備が比較的整った状態からでも長いボールを供給する場面が多かった。

橋本も徳永も後ろに気を遣える選手なので、
もっと岩上を助けながらの保持から全体での前進を志向してくるものだと思っていたけど、
この展開は意外でした。

監督が代わって、前任者よりもシンプルにやろうという感じなんですかね？

ボールが行き交う展開の中で、
後半は讃岐の方が走力や球際で勝っていたこともあり、
正直、引き分け以上で終われるだろうと思いながら観てました。
（GK三浦の好セーブが憎い！（笑））

右WB若林の速さが目を引いたので
山下から対角線フィードで彼を走らせる形を組み込むと、
彼がそこからクロスに持ち込んだ時に
最初から２トップが中にいる状態を作れて面白いんじゃないかな、とか。
その場合は瀬沼か栗原、あるいは両方がスタメンだとなお効果的じゃないかな、とか。

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