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【女子】スペイン ２−１ 日本
パリ五輪／GL（１）
（24/07/25：スタッド・ド・ラ・ボージョワール・ルイ・フォントノー（フランス））
NHK
日本スタメン
＿＿＿＿＿田中美＿＿藤野＿＿＿＿＿＿
清家＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿宮澤
＿＿＿＿＿＿長野＿＿長谷川＿＿＿＿＿
古賀＿＿＿＿熊谷＿＿南＿＿＿＿＿清水
＿＿＿＿＿＿＿＿山下＿＿＿＿＿＿＿＿
選手の状態と戦術的判断とで４−４−２を採用した日本に対し、
先制こそ許したもののスペインが強さを発揮。
日本は、主力中の主力である清水をおそらく軽くはない負傷で失ってしまったことの方が
敗戦よりも大きなダメージかも知れない。
日本。
・この２年ほど基本としていた４−３−３、３−４−２−１（そして２つの行き来）ではなく
４−４−２を採用したのは、対スペインという部分が大きかったのかなと思う。
・実際に、先制するまではある程度「４−２」で引っ掛けることが出来ていた印象。
・リードした直後辺りからスペインがビルドアップで可変したことに対し、
日本の４−４−２セットは最後まで対応が出来なかった。
・具体的には、両SB上げ＋アンカーが降りての３枚スタートとなったスペインの最後尾に対し
コースの限定が上手く行かず、
また、スペインの右サイドのセット（CB４、SB２、IH６、WG７）の
スムーズな連携に清家と古賀が翻弄され、
幾度となく突破を許す形となってしまった。
・後半に入り５−４−１セットに切り替えたのは妥当な判断だったと言えるが、
それでもボールを回される中で奪いどころを設定出来ず、
徐々に守備網のズレと個々の疲労が大きくなっていき、
最後は清水を失った直後に仕留められてしまった。
・先制してからは攻撃面でもほぼほぼいいものを見せられなかった。
中央を一発で通してのカウンターが幾つかあった程度で、
長野、長谷川を軸に保持してサイドからのコンビネーションに持ち込むことは叶わず。
・スペインがとにかく強かったこともあるし、
レギュレーション的にGLを勝ち抜ける可能性はまだまだあるので
そうした意味では悲観に繋がる試合ではなかったが、
とにかく清水の負傷の度合いが心配。
スペイン。
とにかく強かった。
全員がミスなくパスを繋いでくるし、
その中でテンポが単調にならないようにしているし、
WGがしっかりサイドで張って幅を取り、
CFは良きタイミングで日本のSB〜CBを突いて深さを取ってくる。
前半は右から、後半は左からのコンビネーションを中心に攻め立て、
日本のところで書いたように、特に右からの攻撃のスムーズさは素晴らしかった。
個人で印象に残ったのはCF９、右IH６、右WG７。
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