menu>football>match
C大阪 3−5 京都
J1/第27節
(24/08/17:ヨドコウ)
DAZN
C大阪スタメン
________セアラ_______
為田_____ブエノ_フェルナンデス
______奥埜__田中______
登里____舩木__鳥海____奥田
_______ジンヒョン______
京都スタメン
原______エリアス__トゥーリオ
____平戸______米本____
________福岡________
三竿___鈴木義__宮本____福田
_______ソンユン_______
強度の高い入りをしてC大阪を呑み込んだ京都。
その後のコントロールには課題も、シーズンの残りに明るい兆しを見せた。
一方のC大阪も、ある種の開き直りから能力の高さは示した。
C大阪。
京都の3トップを考慮してか、まずは「4+2」での保持&前進を選択。
更に、ビハインドを受けて奥埜の前線進出と登里の偽SBによる「3+2」へと移行。
しかし、このいずれもが京都にいいようにハマッてしまう。
(詳しくは京都のところで記述)
28分までにまさかの3失点で、正直、この時点で試合は決まってしまったと言っていい。
0−3となってからは京都がスコア状況を鑑みてのサッカーに切り替えたことで
攻撃の時間を長くするも、
思うようにはゴールに迫れず、
逆にカウンターを受けて一時は1−5と4点のビハインドを負ってしまう。
以降は京都が交代策でバランスを崩したことと
C大阪の途中出場選手(主に北野)が意地を見せたこととで
3−5にまで迫ったが、
流石に26分+ATでの4点ビハインドは遠かった。
この試合において良くなかったのは、
0−2までの舩木〜登里のライン及び以降の登里の偽SBという、
京都が狙って奪いに行こうとしていたところで、
(おそらくはこれまでの積み重ねによる自信を裏付けに)無警戒に繋ぎを行なってしまったところ。
彼らの質を考えればあそこまで鮮やかにやられてしまっては
「油断があった」との指摘は免れないでしょう。
また、右SBに登里と同様の仕事が出来るという奥田を起用したことと
京都の4−3−3の「3−3」の並びとを鑑みれば、
立ち上がりから「右での前進」をメインにする選択もあったと思う。
(トゥーリオ&米本より原&平戸の守備力が落ちるのは誰の目にも明らか)
(実際に、後半の立ち上がりからは登里は幅取りに徹して奥田が偽SBで攻めていた)
年イチの「やってしまった」試合なので、
変に反省モードに入ったりせず、
事故に遭ったものとしてスパッと切り替えることが大事。
京都。
6月末に加入の新外国籍選手のエリアスは開始数分でわかる「当たり」の選手で、
3G1Aに献身的な守備と完璧な回答を見せてくれた。
彼の加入で原を左に固定出来ることも大きいし、
右にバランサーになれるトゥーリオを起用することで
エリアス、原で点を獲るんだという形を明確に出来るのも良いと思う。
(ついでに、右SBが駆け上がってクロッサーになれる福田で
左SBが後方待機で守備にも力を発揮できるタイプの三竿なのも、
両WGの特長とマッチしていていいセットと言える)
この試合では米本を右に配し、
トゥーリオとのセットで登里周りを狙い撃ちする守備を用意。
これが見事にハマッて怒涛の3点先行に繋がったのは間違いない。
面白かったのは、
自分たちのゴールキックの際に4−2−4化するんだけど、
そこでも「2」としてアンカーの福岡の脇に残すのは平戸にしていて、
ボール奪取、こぼれ球の反応に優れる米本を前に出して
出来るだけ高い位置でボールを回収することに高い意欲を示していたこと。
普通に考えれば平戸が前で米本がステイだと思うんだけど、
これが逆であることにチームとしての狙いが伺える。
右からの前進を試みる相手には米本と平戸の左右を入れ替えての対応をするか否かは
ちょっと興味あるかな。
menu>football>match