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讃岐 1−4 松本
J3/第29節
(24/09/22:Pikara)
DAZN



讃岐スタメン

________丹羽________
____森川______前川____
吉田源__吉田陣__長谷川___内田
____深港__奥田__西野____
________松原________



松本スタメン

________浅川________
村越______菊井______中村
______米原__山本康_____
山本龍___常田__野々村___樋口
________大内________



雷の影響で試合開始が1時間遅れた影響があったのか、
讃岐の緩い入りを突いて2点を先行した松本が余裕をもった試合運びで危なげなく勝利。
讃岐としては久しぶりに不甲斐ない試合をしてしまったと言える。



讃岐。
「プレス開始位置に関わらず3バックがハイライン(を保とうとする)」というのが
このチームの戦い方の特徴の1つだが、
これは「前線〜中盤でしっかりと相手を捕まえていてこそ」であることが、
1失点目、2失点目で改めて理解出来た。

落ち着かないボールを拾われたり、
中間ポジションを取る村越や菊井を捕まえられないでいたりして、
中盤から良いボールを供給され27分までに2点を先制されては、
試合が難しくなるのは道理。

松本(に限らず相手)が普通にサッカーを出来る状況を作らせないことが、
まずもって讃岐がやるべきことであり、
それを怠った結果が2点を先制される展開だったと思う。

松本がいいチームで個々の能力も高いといっても、
何もやりようがないほど絶望的な差があるわけではないし
(この試合でどうしようもなかったのは3点目を決めた安藤の超絶トラップだけだ)
リードを持った松本がある程度讃岐の攻撃を受ける形になったことを加味しても、
こちらがボールを持てる時間帯には悪くない攻撃が出来ていたのは間違いないことからも、
やるべきことをやれば競った展開に持ち込めることに疑いは無いわけで、
そういう意味で、自滅と言ってもいい試合をしてしまった。

4失点目は、右CBに移動してた長谷川が一時的にピッチ外に出ていた流れからで、
クロスを上げた山本龍への大きな展開があった時に反応がやや遅れた印象があって、
こうした細かい部分もまた、課題のひとつだなと感じた。
追い上げるぞという出鼻を挫かれたとはいえ、
1−3であればまだ試合はわからなかったと思うのだけど、
1−4となったことは両チームに与える心理的な影響が大きかったな、と。


攻撃面では、
相手が4−4−2、しかもSHが絞り気味で守備をセットしたにも関わらず、
ボールの前進でモタついていた、
アタッキングサードに優位性を持った状態で安定して侵入することが出来なかったのは
課題とするべきだと思う。
3バックの左右が相手の「2」の脇を持ち上がることで絞り気味の相手SHを動かすとか、
早いパス回しから相手SHのスライドが間に合わないタイミングで大外でフリーのWBに付けるとか、
優位な噛み合わせを活かしていく方策を用いることが出来ていたとは言い難かった。
「悪くない攻撃」を「いい攻撃」へと高めていくために、
後方での保持から意識を高めて行こう。
「いい守備」が前線から始まるのと同様に、
「いい攻撃」も後方から始まるものだ。






松本。
前回対戦時の印象から、
もっとポケットを取りに行く意識や繋いで押し込む意識が高いと思っていたのだけど、
(実際にはそこへのコダワリはありつつも…という話なのかも知れないけど)
「中盤で圧力なく受けたらウラ空いてるじゃん、だったらそこを突こう」といった雰囲気で
リードを活かしての試合運びも含めて、
こちらの様子を見ながら賢くサッカーをされたと感じました。

ハーフウェー付近から守備を開始する、
SHが絞り気味の4−4−2セットに関しては
「3バックの讃岐を相手にそうする?」という疑問が残ったど、
(讃岐のHVが持ち上がることをしないと読み切っていてのことなのだろうか。
 はたまた、普段やっていることをそのまま持ち込んだだけなのか)
まずは中央を固めるという意志なのかな。

GK大内を中心としたボックス内の堅さは見事でした。




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