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中国 1−3 日本
W杯アジア最終予選(6)
(24/11/19:廈門白鷺(中国))
DAZN
日本スタメン
________小川________
_____南野____久保_____
中村____田中__遠藤____伊東
____町田__板倉__瀬古____
________鈴木________
研究されてきた感のある「攻撃的な3バック」と
日本側の選手の組み合わせの問題とで思うような試合運びとはならなかったが、
「困った時のセットプレー」を含めてきっちりと勝利したことで
逆説的に日本の強さを示したとも言える。
日本。
・引き続き「攻撃的な3バック」を採用。
攻撃面ではレーンと列の移動が個人の特性に頼っていたことが、
守備面ではHVが長いボールを競り勝てなかった時の脆さとが、
それぞれハッキリとした。
(攻撃面のそれはとうの昔に、守備面のそれは先のインドネシア戦で、
わかっていたことではあるが、念押しという意味で)
・最後に右WB橋岡を試したのは、対策を打たれてることに対しての動きとみていいのかな。
3・5バックは攻撃性をギリギリまで削ぎたくない意識の表れではある。
・現段階では、攻撃力を最大限に発揮するには守田と鎌田のセットは欠かせない。
優秀な個を並べても組織的な守備を破壊するのは難度が高く、
その組織をスラしていく知性が必要で、
守田と鎌田がその鍵となるのは誰の目にも明らか。
・加えて、今日の圧倒的なボール回収/奪取能力を見ればやはり遠藤も外せない。
となると、真ん中4枚のうち3枚は確定となる。
・残り1枠の争いを突き詰めて行きつつ確定3枚のバックアップを探すのか、
確定3枚を保険に別のバランスを探すのか。
テスト出来る試合はそう多くはない。
・真ん中4枚のバランスとは別に、
3バックと2ボランチでのボールの前進については、
幾つかパターンを用意しても良いのではないか。
すべてをピッチ上の選手の擦り合わせにしていては、
間に合わない部分がどうしても出てくるだろう。
・最終的に4バックも併用するのだろうし、
前進のパターンに着手しておくのは4に切り替えた時の前進の下地にもなる。
中国。
基本フォーメーションは4−4−2ダイヤモンド(4−3−1−2)で
日本の最後尾(3バック)の保持は牽制に留め中央からの前進はさせない構え。
噛み合わせで「浮く」日本のWBにはトレス・ボランチの左右が根性のスライドで
起点とはさせない決意。
(狭くしたピッチの幅がこの狙いをサポート)
日本が知性の鍵となる2人をベンチスタートとしていたこともあって、
大きなチャンスを与えることもなく守れていたが…。
もちろん彼らのセットプレー守備の質もあるのだろうが、
「困った時のセットプレー」で頑張りが破壊されたのはその心情を察するものがないではない。
攻撃面ではインドネシアが見せたものを踏襲して、
日本の3バックの左右に仕掛けていき入れ替わりを狙っていた。
(特に瀬古から崩していく意識があったように思う)
ホームであることや2位争いの状況もモチベーションに影響してたのだろうし、
日本の「攻撃的な3バック」に対する戦い方がアップデートされていやのもあるだろう。
前回対戦時よりも相当に持ち直していて、
その部分は好印象だったが、
一部選手の荒さやレーザーポインタ、国家演奏時のブーイングについては
残念の一言。
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