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日本 2−0 バーレーン
W杯アジア最終予選(7)
(25/03/20:さいたま(日本))
DAZN
日本スタメン
________上田________
_____南野____久保_____
三笘____守田__遠藤____堂安
____伊藤__板倉__瀬古____
________鈴木________
よく練られ、組織されていたバーレーンを相手に
気持ちよく試合を運ぶことこそ出来なかったが、
最終的にはこじ開けての2−0勝利。
日本が満員のホームでW杯出場を決めた。
日本。
・バーレーンの戦い方の前に「攻撃的な3バック」全体で押し込む時間帯が
これまで以上に削られて、
難しい展開となった。
・そんな中でも、焦れずに保持を続けながらアタッキングサードでの狙った崩しを模索する姿勢は
絶対的強者の余裕があったのかも知れない。
・90分を通して見れば久保は印象的な活躍を見せたけど、
前半の模索の中での堂安との絡みの少なさについてはやはり一考すべきではと思う。
・右WB堂安の活用という部分では右HVを担当した瀬古のぎこちなさも影響があったと感じる。
彼はやはり左CB、左HVの方がスムーズ。
・こうした試合展開の中で相手の綻びを作る、見つけるという点を
守田の知性に頼ることが多かった森保体制だが、
鎌田の特長とそれに呼応して飛び出した田中の組み合わせが効果的だったのは収穫だろう。
・W杯最終予選の残り3試合を、
FIFAランキングを上げて本大会でのポッド分けを優位に働かせたい思いはありつつ、
勝敗が予選突破に影響しない中で
2位突破のために全力で向かってくる相手と戦えるというのは
主力級ではないメンバーの起用するにあたってこの上無い状況ではなかろうか。
バーレーン。
4−2−3−1を基本フォーメーションとしながら、
守備時にはコンパクトなハイラインで日本のボール保持に圧力をかけ、
自陣にリトリートする流れになれば
日本のWBに合わせて両SHがDFラインに吸収されることも厭わない柔軟な対応。
ハイラインのウラを突かれた時の左CB3の背後へのカバーリング能力や
右SH7と右SB5の二段構えによる三笘への応対は見事なものだった。
また、自分たちのビルドアップの際には
両SHと左SB23が1列前に出た、
左右非対称な3−3−4へと変化。
最前線で幅を取る左SH20で堂安を、同じく右SH7で三笘を押し下げて
彼らのスライドを必要とする日本のハイプレスの構造を解体。
後ろ3枚でゆったり保持しながら左SB23に預けて遠藤をサイドに釣り出し、
そのタイミングで斜め前にパスを差し込む、
一旦DFラインに戻して遠藤が中央へ戻りきらないうちに縦パスを差し込む
……というようなボールの動かし方で
良い形での前進も出来ていた。
ハブになろうとしていたトップ下8の奮闘などもあったが
ミドルサード出口辺りでの質がそれほどではなかったために
多くの好機を生み出すには至らなかったものの、
守備面同様に良い準備をしてきたことがハッキリと伺えた。
この最終予選で圧倒的に抜けた力を持つことを示している日本に対して、
素晴らしい試合をしたと評価すべきだろう。
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